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スクウェア・エニックス「FINAL FANTASY XV」最新トレーラー公開

「ジャンプフェスタ2015」

12月20日~21日 開催

会場:幕張メッセ 1~8ホール(9時~17時)

入場無料

 集英社が発行する「週刊少年ジャンプ」、「Vジャンプ」、「ジャンプSQ.」、「最強ジャンプ」の4誌合同のキャラクターイベント「ジャンプフェスタ2015」が開幕した。開催期間は12月20日~21日まで。時間は9時~17時までだが、最終入場は16時30分まで。会場は幕張メッセ1ホール~8ホール。

 ここでは、20日に行なわれたイベントステージ「田畑Dのアクティブ・タイム・レポート JF2015出張版」より、PS4/Xbox ONE「FINAL FANTASY XV(映像出展)」の最新情報をお届けする。

PS4/Xbox ONE「FINAL FANTASY XV(映像出展)」

 “ジャンプフェスタ2015出張版”とサブタイトルがつけられた「田畑Dのアクティブ・タイム・レポート」コーナー。登壇者はディレクターの田畑端氏とマーケティング部の大藤昭夫氏の2人。「(この後の進行が)トレーラーを見ていることが前提なので、まずはこちらを見ていただきます(大藤氏)」といい、まずは“ジャンプフェスタ版”最新トレーラーを上映。田畑氏によれば、東京ゲームショウ2014で公開されたものよりも多くの新要素が含まれているという。

 続いては、トレーラー情報を踏まえた大藤氏から田畑氏への質問コーナー。「召喚獣タイタンは使えるのか?」との問いには「一応あのサイズで使える予定。本作の召喚獣は戦って倒すなど諸条件を見たすことで入手可能。本来は体験版で触れていただきゆっくりと語りたかったが、ストーリーに深く関わるため、別の召喚獣を入れることにした。体験版にはプロトタイプの召喚システムを入れる。あまりストーリーに関わらないものを選んだが、それなりにおすすめの召喚獣を用意した」とコメント。

 「完全にシームレスなのか?」との問いには、「車で街の近くに降りてそこから入るといったシーンはシームレス。ただ、そうしようとは試みるが、ゲーム全編がシームレスになるかどうかはわからない。重要なところはロードが入るかもしれない。体験版で提供する範囲はシームレス」とコメント。

 「(トレーラーの)バトルが同じ場所ばかり」との問いには「みなさんにお見せしているのは、1番作りこめている場所。色々なところを同時に作っている」と説明。「魔法をあまり見せてくれない」との問いも「まだ見た目ができていない」と開発途中であることを理由として挙げた。なお、魔法が使えるのはノクトだけだが「それではゲーム的によろしくない。パーティの皆が使えるよう、ちょっと変わったシステムを用意する」と補足した。

 コル将軍については「ずっと問い合わせをいただいている案件のひとつ。ちゃんといることを伝えるためトレーラーに入れた。仲間として一緒に戦闘も可能だが、ずっとあの4人と旅をするわけではない」と説明。戦闘参加はゲスト的なものになり、他にも同様に戦うゲストキャラクターが存在するという。

 キャンプに関する質問では「キャンプは重要かつ基本的システム。ある程度の期間、寝ないまま過ごすとコンディションが上がらなくなる。それにくわえ、キャンプで睡眠や食事をとると追加効果がつく。戦闘で得た経験値も、キャンプで休息をとることでレベルに還元される。3日くらい寝なくても平気だが、5~10日寝ないとなると、もう絶好調になるといったことはない。ただ、何日かぶっ通しで戦わなければいけない場面もある」と説明。ゲーム中の1日は現時点で約1時間、日中は約45分。これは今も調整している最中とした。

 ゲーム中には、世界のある場所に列車で移動するシーンが登場。車内は自由に移動が可能。男性ファン注目の「シドニー」は、整備士として主人公たちを支援する存在。開発担当者たちの熱意により「凄い勢いでクオリティが上がっている。すべてのテクノロジーが注ぎ込まれている」という。字幕と音声については、体験版は全世界共通仕様。ただし、容量やスケジュールなどの理由から製品版はそうならない可能性もあるとした。

 体験版は「FINAL FANTASY 零式 HD」に付属。全地域同時リリースのため「どう提供すればいいのか議論が続いていたが、パッケージには初回限定と明確に決めて欲しい人が必ず手に入れられるようにすべきだろう(田畑氏)」と説明。ダウンロード版は期間限定。

 一方「1番最初から『初回限定です』といえなかったのは申し訳なかった。特に日本のユーザーの方々にはアナウンスしていたので、入手できない人たちのためにも、かわりになるものはないかと考えた。正式には何もいえないが、今年の東京ゲームショウで行なった実機デモは、天候や時間を変えたり、実はベヒーモスを呼び出せる、開発のチェック環境をプレイアブル化したもの。これに手を加えたものを無料配信しようかと検討してもらっている。続報をお待ちください(田端氏)」とコメント。これには会場から「おおっ!」とどよめきと歓声があがる。また「メンバーズ経由で体験版のフィードバックが欲しい登録無料ですのでご協力ください」と、スクエニメンバーズ向けに開発チームからホリデーカードを配信することも明らかにされた。

【【「FINAL FANTASY XV」ジャンプフェスタ2015 トレーラー】】

ジャンプフェスタ2015が初公開となる最新トレーラー

【トレーラーの続き】
気になる最新トレーラーの続きを、前半と後半にわけて公開。シドニーとの邂逅、さらには犬の視点で作りかけの街を見て回るといった貴重なシーンが続出。ただし、開発がデバックに使っていたものを元にしているため「製品版にこういうもの(犬視点)があるわけではない。また、バージョンが古いためクオリティが低い点はご了承いただきたい(田畑氏)」とのこと

東京ゲームショウで使われたテックデモを無料配信すると発表。当時のバージョンからさらに手を加えた大サービス版になりそうだ

イベントの最後にスクウェア・エニックス代表取締役社長の松田洋祐氏が登壇。自身もゲームファンである松田氏と田畑氏のやりとりは、大藤氏が見て「非常に面白い! これを公開したい」とのこと。いつか、この3人でイベントなんてことも!?

(豊臣孝和)