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「PS NOVA」と「新・世界樹の迷宮2」発売記念抽選会開催中!

「PS NOVA」都築Pと山下Dにミニインタビュー!

11月27日 実施

 セガは、11月27日、PlayStation Vita「ファンタシースター ノヴァ」、そしてアトラスのニンテンドー3DS「新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士」の発売を記念して、発売記念抽選会を秋葉原と日本橋にて実施中だ。日本橋は「PS NOVA」のみ。20時までとなっている。

 どちらかのタイトルを購入し、領収書や納品書を提示することで抽選会に参加できる(1商品につき1回抽選)。先着順で、賞品が無くなり次第終了となる。また、両タイトルを購入すると「セガオリジナルエコバック」がプレゼントされる(東京会場のみ)。

 「PS NOVA」の抽選会は東京会場がクラブセガ秋葉原1号館、大阪会場は上新電機ディスクピア日本橋店で実施。「新・世界樹の迷宮2」の抽選会はクラブセガ秋葉原新館となっているのでご注意いただきたい。

【「ファンタシースター ノヴァ」】
東京会場はクラブセガ秋葉原1号館。店舗横には大きなパネルも
店頭に抽選会場を示すポスターなども掲示されている
抽選でもらえる賞品や特典。オリジナルパーカーや出演声優サイン色紙などがもらえる
【「新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士」】
開店前から行列となっていたそうだが、取材時は列も解消されていた
「新・世界樹の迷宮2」の抽選会はクラブセガ秋葉原新館で行なわれている。同じ中央通り沿い
抽選でもらえる賞品や特典。出演声優集合サイン色紙をはじめ、オリジナルTシャツなどが当たる。参加賞のオリジナル小冊子は今のところこの抽選会でしかもらえないそうだ

都築プロデューサー、山下ディレクターにミニインタビュー!

中央左が山下ディレクター、中央右が都築プロデューサー

 会場にて、発売日を迎えた「PS NOVA」のプロデューサーの都築靖之氏、ディレクターの山下浩平氏にお話を伺った。

―― 発売日を迎えてのご感想をお願いします。

都築氏: 「ようやく発売に至ったな」という安堵感ですね。「ファンタシースター」というIPをトライエースさんと一緒に作る、ということで、いろんな意味で緊張やプレッシャーがあったわけですが、それを感じながら開発を続けてきて、トライエースさんにもご負担をかけました。それがようやく今日、実を結べたなという気持ちです。できれば、たくさんの方にプレイしていただきたいなと、すごく思っています。

山下氏: 私も、作る側の人間として、発売日を迎えられてよかったな、と思っています。「PS NOVA」は“約束”がテーマなんですけれども、発売日を守れてよかったな、と(一同笑)。「ファンタシースター」シリーズはいろんなタイトルが並んでいて、これまでのタイトルをプレイされてきた方々には、これまでのすべてのシリーズタイトルと比べられてしまうところもあるかな、というところもあって、我々としても、なるべく多くの声に応えたいなという形で、今日まで全力でやってきました。ぜひ、いい結果が出せればいいなと思っています。

―― 「序盤体験版」を遊ばれたユーザーさんの声などはいかがでしたか?

都築氏: 「序盤体験版」の前に夏に「バトル体験版」を配信させていただいたんですけれども、我々が危惧していた部分は案の定すごく突っ込まれて、その部分を改善した形で出させて頂いたのが「序盤体験版」なんですが、ユーザーさんから好評を得られたと考えています。「序盤体験版」で本作の楽しさの1つ、キャラクタークリエイトができるようになって、非常に楽しんでいただけたと感じています。武器カスタマイズの部分など、今までお披露目できなかった部分に関しても、非常にいい感触を得られたので、みなさんに喜んでいただけたのかなと。

 あとは、「そういう方もいるかな?」と思っていた部分ですけれども、みなさんあっというまにレベル上限まで進んでいただいているようで、皆さんすごい勢いでプレイされているな、というのは感じましたね。

―― 「PS NOVA」でお2人が注目して欲しい、というポイントがあれば教えてください。
都築氏: やっぱり自由度の高さですかね。自分なりのキャラクターを作る、育成を含めた自分なりのカスタマイズ……自分だけのキャラクターを育成していただいて、ストーリーを追っていただければなと。そういう意味で、遊び甲斐、プレイのしごたえがあるという部分が強いので、そこを楽しんで頂ければと思います。

山下氏: 都築さんとかぶるんですけれども、「サバイバルライフ」というとおかしいですが、あの星でどのように過ごすか、というところを皆さんに楽しんで頂けるように、拠点、武器といったカスタマイズ要素など、いろんなところに「俺なりにこういう風にこの惑星で過ごすんだ」というところを楽しんでもらえるように作ったところが大きいので、ぜひ、皆さんそれぞれの楽しみ方を見つけていただければな、と思っています。

都築氏: ギガンテスは推さなくていいの?(笑)

山下氏: ギガンテスも1つの生活、ですよね(一同笑)。ギガンテスも僕らの生活の中にいますから、という。

都築氏: ギガンテスという巨大な敵にみんなで立ち向かう、というところもウリの1つなので、戦い方も楽しんで頂ければなと思います。

―― 今後登場するDLCに関してはなにか発表できることはありますか?

都築氏: 具体的な情報はまだお伝えできる段階ではありません。着手してはいますが、近いタイミングで発表させていただければと思っています。クリア後も、クリアしないと発生しないクエストとか、クリア後も長く遊んで頂けるような要素はすでに製品版に入っていますので、それに加えてバージョンアップという形で、機能追加も含めやっていきたいと思っています。

―― 序盤体験版に入っていないギガンテスで見所はありますか?

山下氏: いくつかはニコ生などで公開させていただいていますが、ギガンテスって兵器がテーマなんですね。「アグリオス」は大砲だし、「エウリュード」はリボルバー。「ガラティオン」はチェーンソー。それぞれ1対1の兵器が装備されています。そのギミックを楽しんでいただきたいですね。1番のオススメは「エウリュード」です。

都築氏: 「リボルバー」というカテゴリーですけれども、弾倉にはいろんな武器が入っていて……。

山下氏: 特に、ミサイルとか、ゆっくり飛んでくるんですが、めちゃくちゃデカい、中ボスぐらいのサイズのものがゆっくり自分に近づいてくるので、「うわー」ってなると思います。

都築氏: 腕のアタッチメントが変わって、両手がミサイルになって飛んでくるという。「エウリュード」はエビ好きの山下Dがこだわりぬいて作った細かい脚の動きとかもぜひ見ていただきたいですね。でも、ガトリングガンのほうが厄介ですけれどね。

山下氏: リボルバーに収納されている武器が変わっていくので、ガトリングも強いですが、レーザーはうまくステップで避けないとやられちゃうかなと。腕についている武器を見ながら、今は近接だから離れようとか、今は遠距離だから近づこうみたいな、戦略がコロコロ変わるので、「エウリュード」は豪華ですね。

 ギガンテスには亜種もいます。攻撃が違ったり、動きも隙がなくなっていますので、ベースのギガンテスだけではなく、亜種も注目していただければ。

―― 都築さんのお気に入りのギガンテスとキャラクターは何ですか? 山下さんにはお気に入りのキャラクターを教えていただければ。

都築氏: ギガンテスはやっぱり「アグリオス」ですかね。「PS NOVA」の象徴的なギガンテスとなっているので。何かあったらとりあえず「アグリオス」を出しておけ、みたいな。パッケージにも使われていますし。「PS NOVA」のデザインのベースになったギガンテスなので。

 キャラクターは「ルティナ」ですかね。自分のパートナーとして終始一緒にいてくれるし。自分の言葉の代弁者でもありつつ、気丈に振舞っていますが、弱い部分も持っている。非常に人間的というか、か弱い部分もありつつ、それでいて明るく元気に引っ張ってくれるというところに好感が持てると感じています。

山下氏: ストーリーもライターさんと一緒に作ってきたので、どのキャラクターも好きなんですけれども……「PS NOVA」に登場するキャラクターは、みんなどこかしらに弱さがあって、完璧な人はいなくて。何かに悩んでいたりとか、自分に足りないところをどうしていこうか、というところをサバイブの中で探して、どうやってがんばっていこうか、どうやって乗り越えていこうか、というところがあるので……それぞれかわいいところがあるなあと思うんですけれども。

 1番好きなのは「フィルディア」ですかね。彼女も自分が艦長の器ではない、というところがありつつも、でもやらなきゃいけない、というところで必死にがんばって、みんなのまでは強く振舞って、みたいなところが応援したくなる。主人公からしてみたら、先輩で、隊長で、上司で。すごくかっこよく見えるかもしれないけれども、結構悩んでいたりとか、人間ぽいところがあって……そういうところを見ながらフィルディアを身近に感じていただければなと思います。

―― 発売日に至るまで、記憶に残っている開発エピソードなどありましたら教えてください。

山下氏: 先ほど都築が言っていましたが、バトル体験版で移動速度や動きの鈍さを突っ込まれて、修正することになりましたが、そのタイミングでの修正が厳しかったんですよ。「マジか……」って思いながら。ただ、ユーザーさんから言われて、我々もそう感じていた部分でしたので、「直すしかない」と舵を切りなおしたところが大変でしたけれども、私だけでなくトライエースさんも「ユーザーさんにいいものを届けよう」ということで一致してくれてがんばれたところですね。

都築氏: 山下が張り付いてみてくれていたので、私の方は開発の苦労というのは感じてはいたもののそこまで、というか、つらいところはなかったんですけれども、私の方は何が大変だったかというと、今年の6月ぐらいから行なわれた「ファンタシースター感謝祭」ですね。あの全国行脚がしんどかったですね。逆に言えば、酒井(智史プロデューサー)たちは本当にすごいな、と改めて実感しましたね。我々はピンポイント出演だったので短い時間だったんですが、あれを隔週ぐらいのペースでやっていくという。準備から含めてすごいなと。

 ああいったイベントに参加するのは初めてだったので、非常にいい経験になったし勉強になったんですけれども、それはさておき、本当に大変だなと。毎回新ネタを用意して、それを皆さんにお伝えして……新ネタが開発が間に合ってなくてない、というときはネタを用意して。開発状況がプロモーションとかみ合ってない部分がありつつやっていくというのはすごいなと。

山下氏: あのイベントでユーザーの熱量をすごく感じましたね。「ファンタシースター」ファンってすごいな、と思ったんで。ある意味プレッシャーにもなりましたね。

―― 最後にユーザーの皆さんにメッセージをお願いします。

都築氏: 昨年のTGSで発表してから1年半ぐらいですね、大変お待たせしましたが、ようやくみなさんのお手元に届けることができました。「PS NOVA」はトライエースさんと組んで作った初めてのプロジェクトになるんですが、今後もいろいろと展開させていきたいな、と思っているので、応援していただければな、と思います。よろしくお願いします。

山下氏: 今、序盤体験版のアンケートも見させていただいて、バトル体験版で見えなかった、序盤体験版で初めて見えたところ……「ここをこうしてほしい」というところも、なんとか対応していきたいと動いています。今日発売となって、ボリュームがあるところ、やりごたえがあるところを感じていただけると思うんですけれども、さらに良くしていこうと我々も動いておりますので、ぜひ今後も含めて「PS NOVA」を皆さんに温かく見守っていただきたいなと思っています。

―― ありがとうございました。

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(佐伯憲司)