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セガネットワークス/gumi、英語版「チェインクロニクル」の欧米展開をスタート

まずは英、加、濠で配信開始。12月8日より北米。来年は東南アジア展開も

11月20日〜23日開催



会場:韓国釜山BEXCO

 G-STAR 2014ではBtoBエリアに大規模なブースを構えていたセガとgumi。今回は自社タイトルのアピールより、世界各地での豊富な運営実績と成功ノウハウを背景に、パブリッシングタイトル探しに力を入れていた印象だった。

 gumiについては直前に上場を発表したばかりで、サイレントピリオドに入ったため、事業戦略に関する取材は受けられないということだった。セガについても今回大きくアピールできる要素はないということで、本稿では両社の海外向けの新たな動きとして「チェインクロニクル」の海外展開に関する情報をお届けしたい。

【セガ/セガネットワークス】
セガは、代表取締役社長 岡村秀樹氏を筆頭にトップが続々と韓国入り。グループを挙げて海外展開に力を入れている様子が伝わってきた。10月1日にセガネットワークスの取締役CTOに就任したばかりの松原健二氏も視察に訪れていた。松原氏は「ゲーム業界に戻って参りました。ゲーム業界の発展に貢献していけるよう努力していきます」と抱負を述べてくれた

【gumi Korea】
gumi Koreaの代表を務める大野木勝氏は、ウェブマネーやジークレストの海外事業を担当してきた海外展開のスペシャリスト。今後は北米に異動し、北米全体の指揮を執るという

英語版「チェインクロニクル」のゲーム画面。オートバトルボタンがあるのが、日本語版との大きな違いになる
セリフは英語だがボイスは日本語
日本独自のラインディフェンスゲームがどう欧米で評価されるのか注目されるところだ

 「チェインクロニクル」英語版の海外展開の発表そのものは今年7月に行なわれており、今回ようやくスタートすることになる。パブリッシャーはgumiのアジア法人gumi Asiaで、対象エリアは欧米、東南アジア。残る東アジア地域(中国、台湾、香港、澳門、韓国)は盛大遊戯がライセンスを獲得し、すでにサービスを開始している。

 セガネットワークスは「ぷよぷよクエスト」や「チェインクロニクル」の成功で急成長を遂げているメーカーだが、自社パブリッシングにこだわらない理由は、まだ海外での運営ノウハウが不足しているためだという。まずはパートナーと共に海外展開しながらノウハウを吸収し、じっくり準備をした上で自社パブリッシングに乗り出していく考えだという。

 英語版「チェインクロニクル」は、基本的には日本語版のローカライズバージョンで、バトルに東アジア版同様のオートバトルモードがあるなど、多少の仕様に違いがある。東アジア版にあった現地オリジナルカードの追加も、初期段階では予定していないという。テキストは英語、音声は日本語のままで、日本の有名イラストレーターに加えて、有名声優の起用もウリのひとつに挙げている。ビジネスモデルは基本プレイ無料のアイテム課金制で、ガチャのシステムもそのまま実装される。

 展開スケジュールは第1弾として11月20日より英国、カナダ、オーストラリアの3カ国でサービスがスタートし、本命の米国は12月8日サービス開始予定。gumi Asiaの本拠地であるシンガポールを始めとした東南アジア地域は、英語以外のローカライズ等も視野に入れながら2015年のサービス開始を予定している。展開予定地域はシンガポール、タイ、マレーシア、フィリピン、インドネシアなどを計画しているという。

 日本で400万ダウンロードを記録した大ヒットタイトルが、欧米、東南アジアのゲームファンにどう受け入れられるのか注目したいところだ。

【スクリーンショット】

【Chain Chronicle - RPG Official Trailer】

(中村聖司)