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Oculus Riftのホラー映画「360°ホラー」体験イベント、SHIBUYA TSUTAYAで実施中
心拍数によってクーポン券をプレゼント
(2014/11/22 13:52)
アイ・エム・ジェイは、VRシステム「Oculus Rift」用に制作したホラー映像作品「360°ホラー」を使った体験型の販促イベントを渋谷のSHIBUYA TSUTAYA店頭で開催している。15歳以上対象。
このイベントは「Oculus Rift」を着用し映像作品「360°ホラー」を体験。観ている間は心拍数を計測し、終了時の最大心拍数によってSHIBUYA TSUTAYAで使用できる「パニッククーポン」がプレゼントされる。通常は心拍数が高くなると怖がっていることになり「ビビってるなぁ」と思われそうだが、このイベントでは心拍数が高い方がより高額なクーポンがプレゼントされるため、怖がった方が有利なことになる。プレゼントされる「パニッククーポン」は、200BPM以上を記録した場合、最大の2,000円プレゼントされる。
映像作品「360°ホラー」は、このイベントのために制作された独自の映像。イベントページも用意されているが、本編を観るためにはこのイベントに足を運ぶしかない。廃病院を舞台に、恐怖の物語が展開するこの作品では、廃病院内をいまださまよい歩く看護婦や患者達に取り囲まれた主人公の悲惨な運命を体感できる。
「Oculus Rift」は「DK2」を使用。高精細映像で楽しめる。ただし、イベントでは基本的にメガネは着用しないで体験することになるため、目が悪い人は若干見えづらいかもしれない(体験者のメガネが破損する危険もあるため)。音声はもちろんも360°の立体音響となっている。
今回の映像は超小型広角カメラELMOを4台使用し実写映像を撮影。足下を見ると、どうしても撮影者自身が入り込んでしまうが、これはポストプロダクションで見えないよう編集。撮影に2日間、ポストプロダクションに約1カ月をかけて完成した。舞台が観る側のまわりすべてとなるため、物語が展開するときはなにかアクションを起こさせる、注意を引き寄せるようなきっかけを入れたり、「Oculus Rift」用の映像を演出する上での苦労があったようだ。
実際に体験してみたところ、店頭イベントとしては恐い部類に入る映像で、お手軽な気持ちで参加すると、痛い目を見るかもしれない。ちなみにホラー大好きな筆者で149。直前にやった方は190以上を記録していた。
体験会をまわりで見ていると、キャーキャー騒ぎながら体験している人もいるため、集客効果抜群! おまけに体験者はどうしてもキョロキョロしてしまうため、見た目も面白く、「なにをやってるんだろう? ふーん、ホラー映画?」と話しながら集まってきた興味津々な人たちで、人だかりができ上がっていた。
このイベントでの「Oculus Rift」は、販促イベントの新しいマーケティングツールとしての側面が強いのだが、弊誌としては単純に新しいホラー映像を体感できる場として純粋に面白いと思うので、この3連休に機会がある人は実際に体験してみると良いだろう。
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