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NCSOFT、Unreal Engine 4採用の大ロボット戦争TPS「Project HON」発表!

グラップルガン、変形ロボ、そして超巨大ロボ! 迫力のゲーム映像を公開

11月18日 開催

NCSOFT代表のキム テクチン氏

 韓国NCSOFTは、韓国釜山で11月20日から23日まで開催されるゲームショウ「G-STAR 2014」に先立って、新作タイトルを発表するプレミアショウを開催した。

 NCSOFTがG-STARに一般ブースを設置するのは3年ぶり。それに合わせて開催されたプレミアショウでは2つの目玉作「Lineage Eternal」(リネージュエターナル)と「Project HON」(プロジェクトホン)を筆頭に、PCタイトルが合計3つ、モバイルタイトルが合計6つ発表された。

 会場ではNCSOFT代表のキム テクチン氏が案内役となり、NCSOFTが目指すPCオンラインゲームの未来を示していった。本稿では、プレミアショウのレポート第1弾として、注目作「Project HON」をご紹介する。

【「Project HON」ハイライト映像】
プレミアショウでは、本作は体感型シアター「4DX」用に作られた映像が上映された。上記に掲載した映像はそのハイライト版で、映像はすべてゲーム内のシーンをキャプチャーしたものとなっている。NCSOFTでは「Project HON」のコンセプトに「Next Cinema」を掲げており、巨大スクリーンにも耐えうる次世代のゲームのビジョンを示す狙いがあるという

“掴める”兵器から変形ロボットまで揃ったロボット戦争TPS!

「Project HON」の「HON」は、漢字で書くと「魂」。素材作りやコンセプト、操作方法までNCSOFTの「魂」が込められているという

 「Project HON」は、ゲームエンジンにUnreal Engine 4を採用した、戦闘用ロボットが量産されている近未来を描いたPC向けTPSタイトル。大型ロボットにおける戦闘をテーマとしたタイトルには「タイタンフォール」や「HAWKEN」といったものがあり、本作も同じ括りの1つに数えられる。

 「Project HON」に登場するロボットは、造形の美しさよりも搭載する銃火器の装備が最優先といった感じの非常に無骨なデザインとなっている。プレーヤーはこのゴツゴツとしたロボットに乗り込み、他のロボットやさらなる巨大ロボットとの戦闘を行なっていく。

 戦闘シーンで印象的だったのは、ゲーム映像の中でロボットはグラップルガンのようなものを操っており、この使い方が戦略を左右するようだ。このグラップルガンは敵を掴むことで足を止めたり、戦場に放置されているバスを引き寄せ、盾代わりにすることもできる。映像では、空中のヘリコプターを掴まえて、そのまま地面に叩きつけて大爆発! というシーンも登場した。

 グラップルガンを操るのは重量級のロボットだったが、ほかにも軽量型の変形ロボットも登場するようで、このロボットは空中を自在に飛行するドローンになったり、地面を素早く駆け抜けるバイクになったり、また集中的に射撃できる人型になったりと、様々な場面に適合する便利屋もいる。ただし見るからに装甲が弱そうであり、どのロボットを選択するかも重要なようだ。

 またゲーム最大の見せ場は、重量級ロボットがさらに超巨大なロボットに搭乗して戦うという戦隊シリーズもびっくりな戦闘シーンで、ここでは超巨大ロボット同士の格闘戦が楽しめる。どういう操作になるのかは映像からは確認できなかったが、超巨大ロボット同士が戦っている周りも他のロボットが動けるようになっており、超巨大ロボットに向かって攻撃したり、違う敵と戦ってもいいようになっていた。どのようなゲームになるのか、いまから楽しみなタイトルである。

 なお本作は単なるTPSではなく、ロボットのアップグレード要素も加わってRPGの要素も持ちあわせているという。またロボット同士の戦闘という設定にすることで、ヘッドショットを狙うだけでない、プレーヤー同士の連携がさらにモノを言うゲームに仕上げたかったそうだ。PvEモード、PvPモードなどを搭載予定で、最大30人までのオンライン対戦を想定している。サービス開始予定は来年を予定。PC版と連動するモバイル用アプリも開発中となっている。

【ロボット】

(安田俊亮)