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“バーチャル・プラモデル”を作ることができるアプリ「MONZO」登場

パーツを選び組み上げ、カラーリングを決められる、組み立てる感触が楽しい

11月6日より配信



基本プレイ無料、モデル課金

組み立てたプラモデルは、各部が動かせる
様々なプラモデルを購入し、組み立てられる

 チェコに本社のあるMADFINGER Gamesは、11月6日よりアプリで“プラモデル”を作ることができるバーチャル・プラモデルビルダー「MONZO」の日本語版をiOS/Android向けに配信している。基本プレイは無料で、“バーチャルプラモデル”を現金(日本円に対応)で購入して遊ぶ。無料では、スポーツカーを1種類のみ組み立てることができる。

 実際にプレイしてみるとランナーから外すプラモデルという感じではなく、箱に入ったパーツを説明書の順番に組み立てていくゲームとなっている。パーツの分割の面白さ、実際の車の構造がわかる組み立ての工程など、プラモデルの楽しさをきちんと再現しているところもあり、ホビー好きにはニヤリとさせられるアプリとなっている。

 面白いのは、“実際に課金で購入すると作れるプラモが増える”というところだ。「ローマ軍のバリスタ」、「S&W M53(拳銃)」、「帆船」、「戦闘機」、「戦車」など、実際に販売されているプラモデルと同じようなパッケージが用意されている。カラーリングも多彩だ。プラモデルは接着剤が必要だったり、塗装をするとなると様々な道具が必要だとなるため、初心者には敷居が高いところもある。「MONZO」はそういった手間がなく、かっこいいバーチャルプラモデルを手にできる。

 正直、本当のプラモ好きにとっては、素材の処理や、モールドの細かさ、補修も含めた手触りを楽しみながらの組み立てができないため、やはり“リアル”にはかなわない。特に“手に持てない”のは、おもちゃの本質を満たしていないとも感じる。しかし、作っても場所はとらないし、普段作らない海外プラモデルを手軽に手にできるところの面白さなど、魅力的なポイントも多い。なにより、「こんなアプリがほしい」という開発者の気持ちには、強く共感させられる。無料で楽しめるので、1度プレイしてみてはいかがだろうか。

【MONZO】
箱を開け、説明書をめくり、パーツを選んで組み上げていく
カラーリングを工夫し、ステッカーを貼り付けられる
他のモデルや特別カラー、ステッカーは課金によって購入できる

(勝田哲也)