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【スマホアプリ今日の1本】かわいいガブリンの骨太管理ゲーム「ガブ×2 アドベンチャー」

3チーム揃ってからが本番! 放置型システムとRPGを合わせた開拓シミュレーションタイトル

10月23日 配信

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

目標地点をスライド操作で決定すると、そこが探検の通り道になる
ログは後から振り返ることができる。探検成功のためにも、チーム管理が何より重要

 放置型のゲームの良い点は、空いているちょっとした時間に指示を出しておくと、ゲームに触れていなくてもある程度ゲームが進行するところにある。私生活のバックグラウンドでキャラクターが成長したり作物が生産できたりするため、空いた時間を利用しやすいモバイルに最適なゲームジャンルと言えるだろう。

 放置型ゲームには何かしらの育成や成長を待つといったタイプのものが多いが、今回紹介するiOS/Android「ガブ×2 アドベンチャー」は、放置型のシステムとRPGを組み合わせたタイトルだ。放置型のRPGではGMOゲームポットから「Wizardry Schema」が配信されているが、こちらは硬派で厳かな「Wizardry」らしい雰囲気があるのに対し、本作はライオンのような小さいキャラクター「ガブリン」がちょこまかと動く明るいものになっている。

 本作の内容は、小さな生物「ガブリン」たちが古代生物と戦いながら原始世界を探検していくというもの。ガブリンは5体1セットでチームが編成でき、目標地点を指示しておくことで自動的に探検をしてくれる。

 探検の時間は探索エリアによって決まっており、最初は数十秒だが、エリアが進むと7分、20分以上と増えていく。目標地点までの進路はスライド操作によって決めることが可能で、移動距離が伸びれば探索時間も長くなる。ただし、移動距離の上限や移動時間は、チームに編成されたガブリンの能力値によって異なるという仕組みだ。

 ゲームスタート直後は手持ちのガブリンが少ないため1チームだけの運用となるが、ガブリンが増えていけば3チームまで編成できる。1チームだけだと探索に出して待つだけでしかないが、3チームあることで役割分担ができるため、チームごとの能力を考えながら、いかに効率良い探検をさせるかがゲームのポイントとなる。

 単純に強いガブリンを集めればいいというだけでなく、2軍、3軍のチームにどのような仕事をさせるかでゲームの進行がかなり変わってくるため、本作は3チームが構成できるようになってからが本番と言えるだろう。

 ガブリンの能力は様々で、強いガブリンを集めればそれだけ強力な敵を倒すことができるし、他にもアイテムを見つけるのが得意なガブリン、素早いガブリンと特徴が異なるほか、性格やスキルもそれぞれ違っている。チーム管理の過程では、主力を分散させたり、スキル特化のチーム編成にしてみるなど、様々な試行錯誤が考えられる。

 なお探検のログは終了してから振り返ることができるほか、途中経過も覗くことができる。敵との戦闘シーンはガブリンたちがワラワラとしてかわいらしいので、飛ばさずに注目してみるのもいいだろう。

 さらに本作では、ガブリンを合成させることによるスキル継承や、アイテム「呪具」を装備することによるスキル付与などのシステムもあり、お気に入りのガブリンの能力をさらに伸ばすことができる。

 本作はガブリンたちも含めて見た目はかわいらしいが、その実かなり考えさせる骨太なシステムで構成されている。チームやメンバーの「管理」がゲームのキモとなっているので、シミュレーションゲームファンに最もオススメできるタイトルだ。

【スクリーンショット】

(安田俊亮)