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「DQ」とω-Forceがタッグ「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城」

爽快感溢れるドラクエのアクションゲーム登場!

9月1日 発表

会場:品川インターシティ

PS4の「ドラゴンクエスト メタルスライム エディション」を持ち去ってしまった堀井雄二氏

 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)のプレスカンファレンス「SCEJA Press Conference」において、ラストに電撃的にプレイステーション 4用「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城」が発表された。スクウェア・エニックスのロゴと共に勇壮でおなじみの音楽が会場に響き渡り映し出された映像は、これまでの「ドラゴンクエスト」のどの作風とも違ったものだった。

 プラットフォームは、カンファレンスの映像での発表ではプレイステーション 4で、2015年初の発売を予定している。発売はスクウェア・エニックスで、開発はコーエーテクモゲームス。

 そのキャラクターの動きを眺めるうちに、誰もがωフォースの無双シリーズの動きを思い浮かべたはずだ。そしてその思いを裏付けるように「ω-force(オメガフォース)」のロゴが表示され、スクウェア・エニックスとコーエーテクモゲームスのもと、新作アクション「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城」が制作されていることが明らかになった。

今回発表されたスクリーンショット。多くの敵を一気に倒してしまう爽快感はω-forceならでは

会場で公開されたムービー。様々なキャラクターが登場する

 ムービーが終わるとステージ中央の階段から堀井雄二氏とシブサワ・コウ氏が現われた。SCEJAの盛田 厚プレジデントが堀井氏に「まずはお帰りなさい」と声を掛け、両氏と握手を交わした。堀井氏は「すごくワクワクしています」と開口一番ゲームへの期待感を述べた。

 シブサワ・コウ氏は制作に至った経緯を「『ドラゴンクエスト』シリーズがすごく好きで、ちょうど3年前、堀井さんともアクションゲームに取り組んでみたいと話をしていた」と説明。ゲームを見たという堀井氏は「気持ちいい」と絶賛。夢のタッグとなり、堀井氏も「こんなモンスターが出るのかと。でかいモンスターも出てくる」と楽しそうに語った。シブサワ・コウ氏は「“無双”シリーズの爽快感、“討鬼伝”の大きなモンスターと白熱した戦いの醍醐味を融合した」と「無双」シリーズの遺伝子だけでなく、コーエーテクモゲームスのアクション作品の集大成となるとアピールした。

 さらに、ソフトの発売に合わせ、「ドラゴンクエスト メタルスライム エディション」のPS4を発売すると発表した。

 本体カラーがシルバーのPS4に、スライムがレーザー刻印されたカバーが着いており、高級感溢れるデザインとなっている。さらに、はぐれメタルのUSBカバーと、グリップにスライムが刻印されたDUALSHOCK 4が付属。会場で本体をデモンストレーションで手渡された堀井氏が嬉しそうに持って帰ってしまい、会場の笑いを誘っていた。

 これまでの「ドラゴンクエスト」はオーソドックスなRPGタイプが多かったが、公開されたムービーを見た感じではω-forceらしいアクションに仕上がっており、スピード感溢れるゲームになることだろう。

両社と熱く握手を交わしたSCEJAの盛田 厚プレジデント

会場に展示されていた「ドラゴンクエスト メタルスライム エディション」。シャープな作りとスライムのかわいらしさが上手く融合した逸品。はぐれメタルのUSBカバーが可愛らしい。シルバーなだけに、光が反射しまくりで、(周りの景色が反映して)なかなか綺麗な色での撮影が難しかったが、実物はもっと美しい仕上がり

(船津稔)