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高級陶器メーカーが制作した“マ・クベの壺”がついに商品化

お値段4万円以上! キシリア様に届けられるはずの逸品があなたの手に!

12月発売予定



価格:41,040円(税込)

 バンダイは通販サイトプレミアムバンダイにて、アニメ「機動戦士ガンダム」に登場したアイテムをモチーフとした「機動戦士ガンダム マ・クベの壺」を12月に発売する。価格は41,040円(税込)。サイズは高さ30cm。本製品は受注生産となり、プレミアムバンダイの商品ページにて予約を受け付けている。

劇中はっきり描写されなかった細部を、骨董や北宋時代の資料から考察し、実用の水瓶として作り出した

 “マ・クベの壺”は「機動戦士ガンダム」のキャラクター“マ・クベ”を語る上で欠かせないアイテム。資源採掘地帯オデッサの基地司令マ・クベの策謀を巡らす腹黒さ、部下を切り捨てる冷徹さに、“キザで上品ぶった雰囲気”を加えるのに重要なアイテムとなった。宇宙で暮らすスペースノイドでありながら、中国の北宋時代の壺を寵愛する彼の様子はマ・クベのキャラクター性に厚みをもたせ、彼が絶命するセリフも「あの壺をキシリア様に届けてくれよ! あれは、いいものだ!」というものであり、ガンダムファンにとって“壺”は非常に印象深いアイテムだ。

 バンダイは世界最大級の高級陶磁器・砥石メーカーである「ノリタケ」とコラボレーションを行ない、この“壺”を商品化した。ノリタケは愛知県名古屋市に本社を置くメーカーで、明治37年に日本で初めて高級洋食器を生産した。現在はセラミックなど様々な産業を展開しているが、日本国内のみならず欧米でも高い評価を得ているメーカーである。

 バンダイとノリタケのコラボレーションで生まれた「機動戦士ガンダム マ・クベの壺」は北宋時代の陶器の雰囲気を再現し、劇中でははっきり描写されなかった部分まで骨董や北宋時代の資料から細かい考証を行ない、実用の水瓶としてデザインしている。アニメではぼんやりと再現されている“突起”を龍の形の注ぎ口として再現、上部のフタを取ることもでき、「高級陶器」としての使い勝手もきちんと追求しており、ファンアイテムというカテゴリにとどまらない製品となっている。マ・クベになりきって壺を愛でるも良し、プレゼントとしても喜ばれる逸品である。

 また、プレミアムバンダイでは、同じくノリタケとのコラボレーションで「機動戦士ガンダム ザビ家のティーカップ ギレンカラー・ガルマカラー」の発売も決定し、受付を行なっている。こちらの発売日も12月価格は7,776円(税込)。詳細はプレミアムバンダイの商品ページまで。

【機動戦士ガンダム マ・クベの壺】
マ・クベの様に指ではじくのがためらわれる超高級な美術品である

【機動戦士ガンダム ザビ家のティーカップ】
左がギレンカラー、右がガルマカラー。こちらはオリジナルデザインだが、キャラクターの特徴をうまく取り入れている

(勝田哲也)