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ガンホー、Supercellをソフトバンクに売却

新たにシンガポールに子会社を設立し、欧米市場から新興国市場へシフト

8月21日発表

 ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、2013年10月にソフトバンクと共同で買収したフィンランドのゲームメーカーSupercellについて、その持ち分すべてをソフトバンクに譲渡することを発表した。売却額は約357億円で、売却益は約75億円。これに合わせて、シンガポールにGungHo Online Entertainment Asia Pacificを設立することを発表し、中国、東南アジア、南米などの新興市場向けに注力していく方針を明らかにした。

 譲渡の理由は、投資の選択と集中を図るため。当初の計画では、親会社であるソフトバンクとのパートナーシップおよび、欧米市場におけるSupercellのマーケティング力を活かした形で欧米進出を図る予定だったものの、目標としている規模への拡大には到達していないことや、ゲーム業界などを取り巻く環境変化などを踏まえ、今後成長著しいと予測される新興国市場(中国、東南アジア、南米など)に向けて投資の選択と集中を図る目的で実施するとしている。

 今後、ソフトバンクとは、中国及び東南アジア市場において、同社投資先企業と協力体制を構築していくほか、譲渡後もソフトバンクグループ傘下に留まり続けるSupercellとは、今後も引き続き相互のゲームのクロスプロモーションや、マーケットに対する知見の共有等で協力体制を継続していくとしている。

 一方、シンガポールに設立されるGungHo Online Entertainment Asia Pacificは、新興国市場におけるゲーム事業の統括拠点として9月に設立予定で、活動資金は300億円、代表には、ガンホー取締役CFOの坂井一也氏が就任する。

(中村聖司)