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カーラインカフェを再現した「新生FFXIV」コラボカフェ

「新生FFXIV」のハイファンタジーの世界を秋葉原に再現! 開店目前に入店してみた

7月31日 オープン

場所:秋葉原・パセラリゾーツ AKIBA マルチエンターテインメント

JR秋葉原駅から5分程度の万世橋近くに位置するパセラリゾーツ AKIBA マルチエンターテインメント2階にオープンする
発表会では吉田直樹「新生FFXIV」プロデューサーがカフェのコンセプトなどを説明
コラボメニューを持ってフォトセッションに応じた吉田氏

 スクウェア・エニックスとパセラリゾーツは、MMORPG「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」とコラボレーションしたコンセプトカフェ「ファイナルファンタジー エオルゼアカフェ」を7月31日にオープンする。開店直前となる7月29日にはマスコミ陣にコラボメニューや内装が公開された。

 場所は秋葉原・パセラリゾーツ AKIBA マルチエンターテインメントの2階で、営業時間は11時半から22時までで、2時間入れ替え制。予約は受け付けず、当日受付のみとなる。

 発表会には、「新生FFXIV」プロデューサーの吉田直樹氏が登壇。吉田氏は「『新生FFXIV』は、中国でもサービスを行なう予定で、スクウェア・エニックスにおいてさらに発展させていく作品。ハイファンタジーな世界を構築するため、アイテム1つ取っても膨大な設定を用意し、すでにゲーム内のテキストも360万文字を突破。それだけ作り込まれた世界観となっている」と紹介。

 「ファイナルファンタジー エオルゼアカフェ」について「オンラインゲームはプレーヤーが集まってプレイするゲームで、コミュニケーションを大切にする。コミュニケーションする場をリアルに用意し提供することで、(秋葉原という地に)世界中のプレーヤーが集まりコミュニケーションを取って欲しい」とその想いを語った。

 コラボメニューは、現状では全部で61種類が用意され、吉田氏曰く「『FF』シリーズファンにとってキャッチーなメニューを用意した」と説明。パセラと言えば「ハニトー」が有名だが、今回はモーグリとコラボし「ミニハニトーモーグリ」というメニューが登場。ハニトーの上にモーグリが顔を出した可愛らしい仕上がりだが「少しずつ食べると切り刻んでいるようでかわいそうなので、思い切って食べて欲しい」とは吉田氏の弁。

 また、「極イフリートピザ」は、イフリートの攻撃が円を描いてそこが爆発するというもので、プレーヤーから攻撃方法が「サラミ! サラミ!」と呼ばれていることから、サラミがたくさん散りばめられたレシピとなっている。吉田氏は「プレーヤーの意見を料理のレシピに取り込んでいきたい」と抱負を語っていた。

 「ファイナルファンタジー エオルゼアカフェ」は来店者数によって、お店自体がレベルアップしていく仕組みとなっている。「LEVEL1」は、5,000名を突破した時点でグランドカンパニーを開放(スタンプラリー)。「LEVEL2」は、10,000名突破でリテイナー解放(従業員の制服変更)。「LEVEL3」は、20,000名突破で新メニューが解放される。それ以降もレベルアップが追加予定で、発展していくカフェとしてリピーターが楽しめるようになっている。

 「LEVEL1」のスタンプラリーは、リムサ・ロミンサ「黒渦団」、グリダニア「双蛇党」、ウルダハ「不滅隊」の中からグランドカンパニーを選択し、1回来店すると1スタンプ(階級)を押印。来店毎に階級が上がっていき、最上位階級(19スタンプ)で豪華賞品がプレゼントされる。

 吉田氏は「僕自身、これまでオンラインゲーマーで、オフ会に出席する機会が多くあった。そういったときに集まれる場所を決めてもらえればいい。その場で出会った人はゲームという共通の話題でコミュニケーションがとれるし、仲間の輪を広げて、リアルでも盛り上がって欲しい」とコメント。また「僕もいきなり来店したいと思います」とユーザーとのコミュニケーションの場としたい意向を語った。

ゲーム内でも1番緑多き静かな場所にあるというカーラインカフェを再現するというコンセプトをスライドで説明
カフェ自体にLEVELが設定されており、来店者数によってレベルアップしていくシステムになっている
LEVEL1の「グランドカンパニーを開放(スタンプラリー)」は、来店毎にスタンプを押してもらうことで階級が上がっていく

店内に入ると吉田プロデューサーが店員の姿で出迎えてくれビックリ! カフェへの想いを伺ってみた

 今回、内装も初めて取材陣に公開された。会議室ほどの大きさの店内は照明が落とされ、シックで落ち着いた雰囲気。吉田氏によれば店内が大きくないのは「あまり大きくなりすぎるとサービスが行き届かない」ということでクオリティを重視してのことのようだ。また、現状では当日受付のみだが、ゆくゆくは予約で「貸切」といったメニューを用意し、仲間内でリーダーの誕生日を祝うといったイベントに利用して欲しいという想いがあるのだという。

 開発陣の完全監修となっている店内のこだわりはすさまじく、ランプのような照明まで、細かく作り込まれている。その場にいた吉田氏にこだわりを伺うと「カーラインカフェがゲーム内で夕日が差し込んでくるので、オレンジ色の装飾で統一してみた」とゲームの中に入ったかのように感じる要素を大切にしているようだ。

 また、壁にはゲームに登場する多数の武器が飾られており、1つ1つが細かく作り込まれている。また店内中央にはモーグリがたくさんおり、華やかな雰囲気も演出。ただ、全体的にはシックな雰囲気で「秋葉原でハイファンタジーを再現しているところはなかなか無いと思うんです。また、プレーヤーには年齢層が高い人も多いので、そういった人たちが入りやすいように落ち着いた雰囲気にしています」とコンセプトを説明した。

 店内中央には4台のPCを設置。これはユニットコム製のPC「GS7100-i7-RXB-FFXIV [Windows 8.1]」などで、デバイスはロジクールの推奨デバイスを用意。モニターは、iiyamaの140Hz対応ゲーミングモニターでプレイしやすい環境を整えている。ここで会社帰りにちょっとプレイしていっても良いし、4人で来場し、パーティを組んでプレイすることもできる。なお、このプレイ映像は店内に設置された大型モニターに出力することもでき、店内でライブビューイングのように楽しんで盛り上がることができるシステムが組まれている。

 「新生エオルゼア」のゲーム世界に浸ることもできるし、同じゲームの共通の話題で語り合うのもよし、ファンがみんなで盛り上がることができる場所になりそうだ。

カフェの外観。シンプルながら雰囲気満点。この中が「新生エオルゼア」の世界で、隔絶された雰囲気を醸し出している
若干照明を落とし、夕日が差し込んでいるというゲームのままにオレンジ色を中心とした装飾となっている

店内のあちこちに、開発が完全監修しているという武器が飾られている
店内の中央には、ユニットコム製のPCが4台設置されており、プレイすることが可能。ゲーミングディスプレイ、ロジクール製ゲーミングマウスなどプレイしやすい環境は整えられている。大型ディスプレイにゲーム内容を映し出すことも可能で、ライブビューイングのように楽しむことも可能
飲み物を頼むとコースターをくれるという。16種類が用意されている
石焼きタイルが飾られていた。吉田氏によればカフェでイベントなどを企画し、このプレートなどをプレゼントできればと語っていた

可愛いモーグリが、カフェの中央で出迎えてくれる

【コラボメニューの一部】

(船津稔)