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昭和の特撮現場を再現した「特撮ジオラマ」、プレミアムバンダイで登場
書き割りの空やビルの模型、当時のキャメラ……。スマホなどで実際の撮影も可能!
(2014/7/22 15:01)
バンダイは、“特撮現場”の情景をミニチュア化したジオラマ「特撮ジオラマ」を通販サイト「プレミアムバンダイ」にて2015年2月に発売する。価格は25,920円(税込)。現在こちらで予約受付中。
「特撮ジオラマ」は「ウルトラマン」や「ゴジラ」などの特撮を手がけた1960年代半ばの円谷プロの撮影現場をイメージしている。ジオラマのビルの設計や背景画は、円谷プロダクションの造形部門「LSS(ライトスカルプチャースタジオ)」が担当している。小道具や撮影機材のチョイスは、撮影現場のスタッフへのインタビューや資料をもとに行なっている。今では使用されていない当時ならではの小道具も多いという。
ジオラマは、書き割り(板に絵を描いたもの)の空を建てかけ、平台を組み合わせて大きな床を作り、奥の方が狭い遠近法を効かせた道路が描かれたシートや、ミニチュアの建物を配置することで、映画のメイキングでおなじみの撮影風景をそのまま再現できる。ビルの高さはソフビ人形の腰くらいで、手持ちのフィギュアやアクションフィギュアを並べることで簡単に“撮影現場風”のジオラマを作ることが可能だ。
さらに撮影現場に欠かせない“キャメラ”、撮影用の様々なライト、煙に使う窒素ガスボンベ、撮影所で組み合わせてさまざまな用途に使用する「箱馬」、仕掛けた火薬を連続で発火させる「三味線」と呼ばれる機械など、特撮ファンをうならせる様々な撮影機材もミニチュア化している。キャメラはレールの上に“移動車”を乗せスライドさせることも可能。同スケールの撮影用クレーンも付属しており、飛行機を飛ばせるシーンを撮影している情景も再現できる。「特撮ジオラマ」では、「ウルトラマン」に登場した、“ジェットビートル”が同梱されている。
ライトの1部は実際にコントロールボックスに接続し点灯させることができる。またスマホスタンドも付属しており、移動車の上に乗せてレールを滑らせて実際に“撮影”することもできる。もちろん、スマホではなく様々なカメラで同じように撮影できる。特撮技法の解説記事や、小道具に関する“マメ知識”などを収録した豪華付録も同梱予定。さらに数々の「ウルトラ」シリーズ作品でキャメラマンを努めた、円谷プロダクション社長の大岡新一氏のインタビュー記事も公開予定だという。
昭和時代の特撮風景を学び、自分の手で再現できる「特撮ジオラマ」。特撮ファンの琴線を大きく振るわせる商品だ。なお、本商品は受注生産となり、準備数を大幅に上回った場合、予定期間内であっても注文の受付が一時休止してしまうので注意が必要である。
また、この「特撮ジオラマ」は7月25日から8月31日まで池袋・サンシャインシティ 文化会館4Fで開催される「ウルトラマンフェスティバル2014」、そして8月2日から17日まで開催される「大ゴジラ特撮展」でも発売に先がけて出展される予定だ。各イベントの詳細は下記リンクを参照して欲しい。
(C)円谷プロ