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「東京おもちゃショー2014」の各社注目製品を紹介

タカラトミーグループ

タカラトミーブース

【陸海空RC】

 タカラトミーブースの入口近くでデモンストレーションされていたラジコンがこの「陸海空RC」だ。これまで陸上と空中や、陸上と水上といった組み合わせで走行可能なラジコンはリリースされていたが、陸海空の全てを網羅できるものはこの製品が初めてだとか。浮力のあるタイヤと4枚のプロペラが装備され、陸上・水上・空中をシームレスに移動できる。その動きを見ていると、実際に操作するのが非常に楽しそうなラジコンである。10月25日発売予定、価格は9,250円(税別)。赤と青の2色で展開。

【タカラトミーブース「陸海空RC」】

【こえだらいずシリーズ】

 タカラトミーが1970年代から発売している人気玩具「こえだちゃん」をリデザインしたコレクションフィギュア「こえだらいず」。第1弾「劇場版魔法少女まどか☆マギカ」に続くシリーズは「艦隊コレクション -艦これ-」、「ハイキュー!!」、そして「Free!」が登場する。顔のパーツには前後に2種類の表情がプリントされていて、頭部を外して顔を回転させることで別の表情が楽しめる。手のひらサイズのキュートなフィギュアで、来場者の男女両方の注目を集めていた。「艦隊コレクション -艦これ-」、「ハイキュー!!」は夏発売予定、「Free!」は冬の発売を予定。中身の見えないボックス仕様で、価格は1個680円(税別)。

【キュートランスフォーマー】

 人気変形ロボット玩具「トランスフォーマー」を、同社の「チョロQ」とほぼ同じサイズで完全変形を実現させたフィギュアが、この「キュートランスフォーマー」だ。車体前部を残した独自の変形が特徴で、プルバックゼンマイは搭載されていない。「オプティマスプライム」と「バンブルビー」(ともに製品名は仮称)が今秋発売予定で、価格は999円(税別)だ。

【プラレールアドバンス W7系北陸新幹線かがやき IRコントロールセット】

 鉄道玩具「プラレールアドバンス」を遠隔操作できる「IRコントロールシステム」が登場。車両の停車や発信、15段階のスピード調節、緊急停止などを、手元の赤外線コントローラーで操作することができるようになり、鉄道模型的な楽しみ方ができるようになる。車両とコントローラーがセットになった「プラレールアドバンス W7系北陸新幹線かがやき IRコントロールセット」(5,000円)と、今年6月以降に発売された車両をIRコントロール仕様に変更できる「プラレールアドバンス IRコントロールユニット」(3,800円)が、10月11日に発売となる。

【スター・ウォーズ トミカ】

 古くから「スター・ウォーズ」関連商品を取り扱ってきたタカラトミーからも、4年ぶりに新作のおもちゃが発売される。同社を代表するミニカーブランド「トミカ」とのコラボレーションで、「スター・ウォーズ」に登場するビークルをダイキャスト製フィギュアとして2015年1月に発売予定(価格未定)。安全性などを考慮して、トミカらしい独自のデザインがほどこされているのが面白い。またそれらを使って遊べる「デス・スター」をモチーフにしたプレイセットや、登場キャラクターのダイキャスト製フィギュアなども参考出展されていた。

【たまドラ危機一髪】

 「パズル&ドラゴンズ」が「黒ひげ危機一髪」とコラボレーション。といってもこちらはゲーム内コラボではなくおもちゃでのコラボ。樽に剣を刺して遊ぶおなじみのルールのゲームが、「パズドラ」に登場するたまドラのキャラクターで楽しめる。アイパッチをしたオリジナルデザインのたまドラや、剣がドロップになっているのも可愛い。7月発売予定、価格は1,480円(税別)。

【大車輪てつぼうくん】

 鉄棒にぶら下がった人形が、ボタン1つで本格的な大車輪をするおもちゃ「大車輪てつぼうくん」。モーターなどの動力源を使うのではなく、ボタンを押すと人形が体と直角になるように足を出し、それを連続して行なうことで遠心力をつけて回るという、本物の鉄棒と同じ原理で大車輪を体感できる。赤いボタンを押すと人形が鉄棒から手を離すので、回転後の着地姿勢や距離などをゲーム的に楽しめるようにもなっている、昭和的な懐かしさを感じられるおもちゃだ。9月12日発売、3,980円(税別)。

【ポケモン図鑑XY】

 最新作「ポケットモンスター X・Y」に登場するデザインに合わせて、ポケモン図鑑を玩具化。中央のディスプレイにはタッチパネルの2.4インチカラー液晶が採用され、図鑑やゲームなどを楽しめる。さらに本体にはカメラを内蔵し、撮影した写真はマイクロSDカードに保存できるという、スマートフォン的な機能も持っている。カロス地方の全455匹のポケモンを収録。外枠を閉じると演出とともに画面が消えてスリープ状態になるなど、ゲーム中と同様のギミックも嬉しいところだ。単品は9月発売で7,980円(税別)、メガリングとのセットは10月末発売で8,980円(税別)となっている。

タカラトミーアーツブース

【アナと雪の女王 歌って♪おしゃべり!ぬいぐるみ】

 大ヒット映画「アナと雪の女王」の商品も今回の東京おもちゃショーには多く出展されていた。この「アナと雪の女王 歌って♪おしゃべり!ぬいぐるみ」は、ぬいぐるみに音声モジュールが内蔵され、本体を押すことで劇中と同じボイスや歌が再生される。アナとエルザの2種類がラインナップされ、ともに11月発売予定、価格は各5,500円(税別)を予定。

【お寿司戦隊シャリダー】

 握り寿司と巻き寿司の戦いを描き、テーマソングなども製作され、昨年から一部で話題となっている玩具オリジナルのシリーズ「お寿司戦隊シャリダー」が、ついにこの2014年に製品化。寿司がロボットに完全変形するというシュールな世界ながら、変形玩具としての完成度は高く、湯飲みやお椀などをモチーフにした乗り物なども用意され、付属の「バトルディッシュ」(寿司皿)を使ったバトルゲームも楽しめるなど、子供たちが楽しく遊ぶためのギミックなどもよく考えられている。850円(税別)の商品を中心に、7月から順次発売予定となっている。

【パーティーシリーズ】

 タカラトミーアーツが力を入れている、調理玩具シリーズの新作が今年も発売に。9月発売の「おかしなたまご まわしてまわしてまるごとプリン」は、生卵の中身を撹拌してゆでることで、殻付きのプリンが作れるおもちゃだ。カラメルソースやめんつゆなどをかけて、プリンや茶碗蒸し風の味を楽しめる。

 「3Dラテメーカー アワタチーノ」は11月発売。ミルクをモーターによる撹拌できめ細かく泡立てて、3Dラテアートを作れるというもの。ともに比較的低価格で楽しみながら料理ができるアイテムだ。価格は前者が2,400円(税別)、後者は3,400円(税別)となっている。

【トランスフォーマー メガドライブメガトロン】

 弊誌でも何度か紹介している、メガドライブがロボットに変形する「トランスフォーマー メガドライブメガトロン」の彩色原形が、タカラトミーアーツNEXTAブランドのコーナーに展示されていた。メガドライブの黒とメガトロンのシルバーに「16-BIT」のゴールドロゴが映えている。発売は9月下旬、価格は10,000円(税別)に決定。また「シューティングゲーム ヒストリカEX」で発売される「テラクレスタ」の自機「ウイングギャリバー」のパネルも展示。

【FREEDOM WARSシリーズ】

 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアより6月26日に発売されるPlayStation Vitaタイトル「FREEDOM WARS」の商品展開も発表となった。クリアファイルやICステッカーのほか、フィギュアなども展開される予定のようだ。

(稲元徹也)