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「GTAV」、「グランド・セフト・オート オンライン」の日本展開を発表

タイトルアップデートで最大16人で楽しめる「GTAV」オンラインモード

11月7日提供開始予定

 ロックスター・ゲームスは、10月10日に発売した「グランド・セフト・オートV」において、新規追加コンテンツ「グランド・セフト・オート オンライン」を11月7日より日本でも提供を開始することを明らかにした。ダウンロードコンテンツとして提供され、価格は無料。

「GTAO」では、オンライン世界で他のユーザーと様々なアクティビティを楽しむことができる
Social Clubに加入すると各種特典が受けられる。これは「RDR」の主人公ジョン・マーストンを父親に選べるという特典
こちらもSocial Club入会特典。ソードオフ・ショットガンという銃

 「グランド・セフト・オート オンライン(GTAO)」は、「GTAV」のオンライン要素を丸ごと詰め込んだオンライン専用コンテンツ。北米では10月1日より一足先に提供が開始されていたが、キャラクターや進行度を管理するデータを消失する不具合などクリティカルなバグが見つかり、その修正で日本語版への実装が遅れていた。

 「GTAO」では、オンライン専用のキャラクターを作成し、ストーリーモードのキャラクターとは別の人生を送ることになる。作成の仕方は、キャラクターそのものを作るのでは無く、両親を選択し、その遺伝データを元に、性別、ライフスタイルを選択すると、キャラクターの見た目とステータスが決まるというもの。

 ライフスタイルは、睡眠時間、パーティーで騒いでいる頻度、誠実な仕事と違法行為の割合などを選ばせるという「GTA」ならではのものになっており、選び方によってはトレバー級の問題児から、ダウンタウンで働くエリートサラリーマンまで様々なタイプが作成できるようだ。

 「GTAO」へは、「GTAV」のゲームメニューもしくは、「GTAV」のスイッチメニューのいずれかから行くことができる。ゲームの舞台はストーリーモードと同じロスサントス、時代設定はストーリーモードの“3カ月前”となる。このため3人の主人公はまだ巡り会っておらず、ロスサントスを揺るがすど派手な事件も起こしていないが、同じ時代をプレイするためラマーやシミオンなど「GTAV」本編に登場するキャラクターも登場するようだ。

 「GTAO」は、「GTAIV」や「RED DEAD REDEMPTION」のオンラインモードと根本的に異なる点は、継続性、成長要素があり、家やクルマなどの資産を持つことができ、そしてコミュニティ要素があるなど、それそのものがオンラインゲームになっているところだ。MMORPGのギルドに相当する「クルー」と呼ばれるシステムもあり、仲間を集めてギャングを作ることもできる。

 「GTAO」でやることは、刹那的な銃撃戦やレースでは無く、ストーリーモードと同じように、車を盗んだり、コンビニや銀行に強盗に入ったり、麻薬を運んだりなどの悪事をなしてお金を稼ぎ、それと同時にランクを上げて、行動範囲やアクセスできるアイテムを拡張していく。「GTAO」の世界では警察に追われるだけで無く、他のプレーヤーに襲われることもあり、殺されるとお金を失ってしまう。稼いだ「GTAマネー」は銀行に預けておくなど、ストーリーモードとは異なる感覚で、新しいバイオレンス人生を歩む必要があるようだ。

【スクリーンショット】
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(中村聖司)