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ガンホーとグラスホッパー強力タッグ「リリィ・ベルガモ」
新作タイトルの謎の一端が明らかに? スタッフも大量募集!!
(2013/9/21 18:24)
9月9日に行われたプレイステーションの発表会「SCEJA Press Conference 2013」においてガンホー・オンライン・エンターテイメントとグラスホッパー・マニファクチュアのタッグ作品として紹介された「リリィ・ベルガモ」のステージが、東京ゲームショウ2013のガンホーブースでも行なわれた。ビジネスデーにもかかわらず多くの人が集まり、その半数近くは海外の報道やファンだったことからも、ワールドワイドな人気を感じさせるグラスホッパーらしいステージだった。
ステージには「SCEJA Press Conference 2013」同様、ガンホーの森下一喜氏とグラスホッパーの須田剛一氏が登場し「リリィで~す、ベルガモで~す。2人合わせて『リリィ・ベルガモ』で~す」と漫才コンビとして登場。司会者の女性が突っ込みの役回りをこなしながらのステージとなった。新橋の飲み屋をはしごしながらゲームのことを語り合い、森下氏が「面白い企画がある」と須田氏から聞いたことが発端となってこの企画がスタートしたのだとか。
さらにはキャラクターデザインを担当したコザキユースケ氏も登場。キャラクターの作成について気をつけたのは「眼力の強い娘を目指した」という。野心あふれる雰囲気が出ている、芯の強さを感じさせるキャラクターだ。ステージではこのキャラクターの名前が電撃的に発表。その名前とは「五百蔵多恵」。森下氏もキャラクターイラストを見て「眼光の鋭さがあり、印象的な目からバックグラウンドが浮き出ていることから、惚れ込んだ」と語った。須田氏もやはり目が印象的だった印象的だったようだが、さらにコザキユースケ氏のイラストについて「上品なセクシーさ」も魅力のひとつとして挙げた。
基本的に公開された情報は少なかったが、その断片がちりばめられたステージだった。イラストにもある包帯のようなものは何なのか? コピーとなっている「あなたのお命縛ります」というのはアクションとは関係するのか? 意味深なキーワードはグラスホッパーらしくいろいろと用意されている。
さらに世界観としては2043年が舞台なのだが、日本だかどこかの都市なのかは不明。なかなか明かされることは少ないようだ。
アクションについては、キーワードとして2つの言葉が示された。1つは「“ド”アクション」。グラスホッパーお得意のアクションが展開するようだ。そしてもうひとつは「ハクスラ」だ。須田氏は「ハクスラのアクション。成長要素があるということ。長く遊んでもらえるやりこみ要素を多数用意している」と説明した。ディレクターの市来信高氏は「これまでグラスホッパーが作ってきたアクションの系譜を大切にしながら、チャレンジとしてのハクスラに挑戦したい」と意気込みを語った。
謎の多い本作だが、ガンホーとグラスホッパーがタッグを組んでどんなシナジー効果を生み出すのか? その点について森下氏は「ガンホーの得意とするオンライン要素ははずせない。さらにPS4ならではの遊び方も大切にしたい」とコメントすると、須田氏も「スマートフォンとデータ連動しているが、単体として遊べるものも作っている」とさまざまな展開を進めていることを明かした。発売は2014年で、来年の東京ゲームショウ2013ではプレイアブルを出展したい意向を示した。
コザキ氏は「キャラクターを作り出すだけでなく世界観の構築やアクションなどゲームの中まで話している。自分にとっても挑戦となる。寿命を縮める覚悟でがんばる」と意気込みを語った。市来氏も「新生グラスホッパーの宣言にしなければならない作品。がんばって作っていきます」と力強く語り締めくくった。
「リリィ・ベルガモ」のステージが終了すると須田氏のみステージに残り、グラスホッパー単独のステージとして、スタッフ募集の説明が行われた。
ここでもグラスホッパーのユーモアセンス炸裂で、ネットショッピングの番組風のコント仕立てのムービーを上映。楽しい職場の風景を紹介した。
募集に関しては詳しくは同社のWEBサイトを見ていただきたいが、会場で配られているステッカー裏にはこっそりとQRコード描かれており、すぐにアクセスできるようになっている。プランナーからサウンドデザイナーまで多岐にわたる募集を行っているので、ゲーム製作者を目指している人はチャレンジしてみてはいかがだろうか?