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TGS2013 「グランド・セフト・オートV」シアターで、多彩な要素を学ぼう!

空、海、そしておかしなセレブを乗せてのカーチェイス!

9月19日~22日 開催(一般開催日:21日~22日)

会場:幕張メッセ1ホール~9ホール

入場料:1,000円(中学生以上・前売)

1,200円(中学生以上・当日)
入場無料(小学生以下)

 ロックスター・ゲームスはカプコンブースの一角にプレイステーション 3/Xbox 360用クライムアクション「グランド・セフト・オートV」のコーナーを設置し、シアターと共に10台以上の試遊台でゲームの魅力をアピールしていた。

 Z指定のタイトルのためブースは中の見えないクローズドになっており、シアターや試遊コーナーに入るためには18歳以上である身分証明書が必要だが、外壁には「GTAV」のイラストが描かれた世界観を表現したものになっており、記念写真を撮っている人も多かった。

 今回の出展内容は、「GTAV」の魅力を凝縮したものになっている。本作は3人の主人公が登場するというのが最大のウリなのだが、いきなり3人での現金輸送車襲撃ミッションが体験できるのだ。シアターではミッションの“予習”ができるようになっており、3人のキャラクターが織りなす「GTAV」とはどのようなゲームになるかを実感できるコーナーとなっている。「GTA」シリーズファンならば、ぜひとも「GTAV」コーナーに行くべきである。本稿ではシアターの内容を紹介したい。

3人のキャラクター、そして多彩なゲーム要素がしっかりわかるシアター

3人のキャラクターイラスト。左から、トレバー、フランクリン、マイケル
パラシュートで降下。豊かな自然の中を進む
アメリカ西海岸の自然を再現

 シアターではまずフランクリン、トレバー、マイケルの3人のキャラクターそれぞれの視点を使って本作の魅力を紹介した。内容そのものは「GTAV」ノンプレイデモレポートと同じだが、日本語版でのデモであり、新しい情報も明らかになった。

 最初は黒人の青年フランクリンで、いきなりスカイダイビングのシーンから始まる。しばらく降下した後、パラシュートを広げたフランクリンの眼下にはアメリカ西海岸の広大な土地が広がっている。

 「GTAV」はシリーズ最大のフィールドとなっており、都市であるロス サントスに加え郊外には広大な土地が広がっている。切り立った崖や、ゆっくりと流れる河、山の高さの表現もこれまでのシリーズだけでなく、「レッド・デッド・リデンプション」といった作品のスケールも凌駕する。通り過ぎていく山の峰にはクーガの姿も確認できた。野生動物も登場するという。

 本作の凄いところはこの広大な土地に様々なアクティビティが散りばめられているところだ。ハンティングや山道に作られたレースに参加することができる。どのようなアクティビティがあるかも楽しみだ。山道を歩くとリュックサックを背負ったNPCもいた。

 もう1つ興味深かったのは、パラシュートで移動しているときに“BGM”がかかっていたことだ。「GTA」シリーズはこれまで音楽は乗り物に乗ってラジオで流れていたが、今作ではBGMが導入される。銃撃戦などでも流れるという。

 ここからトレバーにキャラクターが変わる。「GTAV」では3人の主人公にいつでもスイッチでき、離れている場所にいても瞬時に変わることができる。3人はそれぞれの時間を過ごしているため、いきなり視点を変えるととんでもない状況に置かれてることもある。トレバーがまさにそれで、ブリーフ一丁で砂浜で倒れていて、周りには死体の山だ。彼らは暴走族「The Lost」の西海岸の所属員だという。「GTAIV」のキャラクターも登場するかもしれないという。

 トレバーは3人の中で1番アブナイキャラクターで、何をするかわからない。今回彼に何が起きたか全く語られなかったが、トレバーというキャラクターを象徴するシーンだと言える。シアターではこの後トレバーがボートで沖に出て海に潜るシーンが紹介された。「GTAV」では飛行機から飛び降りればパラシュートが使え、船から海に落ちると潜水用具を自動で装着しているとのこと。

 ここからマイケルにうつるのだが、マイケルはロス サントスのキャセイシアター(チャイニーズシアター)の近くで1人のセレブに出会う。彼女はパパラッチに追いかけ回されているという。このセレブとの出会いはミッションではなく、街で突然で会うことではじまる「ランダムイベント」だという。

 セレブを車に乗せると、パパラッチはものすごい勢いで車を追いかけ、ぶつけてくる。彼らをまくためには危険な街中でのフルスロットルでのカーチェイスを繰り広げなくてはならない。「一体あんた何やったんだ、そもそもあんたは何なんだ?」、「私を知らないなんて、あなたどうかしてるわ!」など、爆走しながら会話を繰り広げるのが楽しかった。

 「GTAV」ではこのように3人のストーリーが描かれ、時には離れ、時には混じり合う。各キャラクターのミッションをこなしていくことで大きなストーリーが描かれるとのことだ。各キャラクターには「ステータス」があるところも注目ポイント。3人には得意、不得意があり、戦い方なども変わってくるという。

 ゲームでは3人だけでなく、エンジニアなどの専門家を雇い入れさらに大人数で挑むミッションもあるとのこと。専門家にはランクがあり、多額の報酬を支払えば良い腕のプロが雇えるが、儲けは少なくなる。お金の使い方も本作の重要な要素になっているとのことだ。

 シアターではさらに試遊コーナーの流れを見ることができるのだが、こちらは「試遊編」で紹介したい。3人の力を合わせることで、よりハチャメチャな戦いができる。一刻も早くゲームをプレイしたくなる内容だ。

【GTAV シアター編】
トレバーによる海の冒険。サメに追いかけられるシーンも
マイケルはセレブを乗せてパパラッチとカーチェイス

(勝田哲也)