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米Apple、新型iPhone「5S」と「5C」を発表

64ビット対応の最新モデル「5S」と低価格版iPhone「5C」。NTTドコモでも展開

9月10日(現地時間) 発表

 Appleは現地時間の9月10日、新型iPhone「iPhone 5S」と「iPhone 5C」を正式発表した。日本を含む世界での発売日は9月20日。iPhone 5Sの価格は16GBが199ドル、32Bが299ドル、64GBが399ドル(いずれも2年契約の場合)。専用ケースが39ドル。iPhone 5Cの価格は16GBが99ドル、32GBが199ドル(2年契約)。専用ケースは29ドル。

 発売地域はアメリカ、オーストラリア、カナダ、中国、フランス、ドイツ、日本、イギリス、シンガポール。日本では、ソフトバンクとauに加えて、NTTドコモでも発売されることがアナウンスされた。

  iPhone 5Sは、64ビットに対応したチップ「A7」プロセッサーを搭載したiPhoneの最新モデル。デスクトップクラスのアーキテクチャーとなり、CPUとしての速度はこれまでの2倍、初代iPhoneと比較してCPUは40倍、グラフィックスの描画は56倍のパフォーマンスを誇る。

 また、OpenGL ES 3.0を採用し、加速度センサー用のチップ「M7」も搭載されている。発表会場では、Epic Gamesによる「Infinity Blade III」のデモも実施され、64ビットへの変換は2時間で完了したこと、レンズフレア効果の導入、ドラゴンはこれまでの4倍細かく描写できることなどが紹介された。

 なお、ホームボタン部分には指紋認証によるセキュリティ機能も搭載されている。カラーはブラック、シルバー、そしてゴールド。

 スペックアップを追求したiPhone 5Sに対し、iPhone 5CはiPhone 5の廉価版となる。4インチのRetinaディスプレイを搭載し、電池の持ちもiPhone 5よりも少し伸びているという。ハードコートポリカーボネートのカバーとカラフルなデザインが特徴となる。カラーはホワイト、レッド、イエロー、ブルー、そしてグリーン。

(安田俊亮)