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ゲームミュージックの祭典「JAPAN Game Music Festival」開幕!

初日は、Falcom jdk BANDやZUNTATAら各バンドが名演を披露

6月29日〜30日 開催

会場:Zepp Tokyo

会場となったのはお台場にあるZepp Tokyo

 キャラアニは、6月29日と30日の2日間にわたり、ゲームミュージックを手がけるバンドが集結したライブイベント「JAPAN Game Music Festival」をZepp Tokyoで開催。初日となった29日には多くの観客が集まり熱い声援をおくった。当日券の販売はOPEN1時間前から6,300円で開始となる。ちなみに30日のオープンは14時(物販は12時開始)。

 「JAPAN Game Music Festival」は、ジャンルを問わず「ゲームミュージック」を演奏するバンドを所有するゲームメーカーや音楽制作会社が集まり、音楽を通じて交流を図るイベントとして企画された。

 29日の出演はZUNTATA、Falcom jdk BAND、川村ゆみ×Lotus Julce、TEKARU、Mitsuto Suzuki(SQUARE ENIX)×Sugimoto Tomoyuki(VJ)、Crush40、The Musicolors(演奏順)。MCはアメリカザリガニの平井善之さんと椿姫彩菜さんが務めた。明日30日も2日目のイベントが開催されるため、細かくお伝えすることは避けるが、順次雰囲気だけでもお伝えしていこう。

 オープニングはステージ横に置かれたゲーム機にコインを投入しスタートを選択するところから始まった。29日のトップバッターはZUNTATA。1曲目の「グルーヴコースター」から「Protocol Signal Generation」が始まると、会場は早くも総立ち。「サイキックフォース2012」から「Tears & flow」や「ニンジャウォリアーズ」から「Daddy Mulk」などをはさみラストはやはり「電車で電車でGO! GO! GO!」で盛り上がりのうちに演奏を終えた。Zepp Tokyoのロビーにはこの冬稼働開始予定の「グルーヴコースター」が2台置かれ、開場前はズラリと行列ができあがり人気の高さを証明して見せた。ちなみに出展されたバージョンは「Daddy Mulk」が入った特別バージョンだという。

 続いて登場したのがFalcom jdk BAND。バックのスクリーンにゲームの懐かしいシーンを収めたVJの映像を流しながら、「イース I & II クロニクルズ」から「TO MAKE THE END OF BATTLE」で来場者の心をガッチリ掴み、会場を一気にトップギアに持って行った。相変わらずライブ巧者であり、ハードなロックから小寺可南子さんのボーカル曲まで変幻自在に演奏し、大いに会場を盛り上げた。演奏後のトークで平井さんは「イースの曲を聴いて『M1』とか舞台に上がるんですよ」と自身が大ファンであることを明かした。さらには出囃子にFalcom jdk BANDの曲を使っているお笑い関係者も多いらしく、お笑い業界にも浸透しているようだ。

 3組目は「PERSONA3」の演奏を行なう、川村ゆみ×Lotus Julceが登場。こちらはガラッと雰囲気が変わり川村さんの迫力のボーカルとダンサブルでリズミカルなLotus Julceさんのラップが絡み、唯一参加したダンサーさんの踊りが会場を沸かせた。危ないトークをはさみながらも、8月13日に開催される武道館公演も完売したということで、会場からは「買えなかった!」の声が上がったが、これを聞いた川村さんは、「カメラをどけて50席くらい席を作るので、待っていてください」とコメントし、会場から大きな拍手が贈られた。ちなみに武道館では「定番曲が多いけど、新曲もちらほらあります」ということで楽しみなところ。

 そして、ノイジークロークの作曲家陣による異色のバンド「TEKARU」。1曲目の「勇者のくせになまいきだ:3D」から「ファイナル・ギャザリング」を演奏しながら体操し、観客をも巻き込み、一気に自分たちの世界に引きずり込んだ。テクニカルで確かな演奏力を背景に、エンターテイメントを盛り込んだステージは魅力的で楽しめる。「いつもは難解なプログレのような曲をやっていますが、今日は比較的キャッチーな曲をやります」と宣言し、ゲストを招き入れて「怪獣が出る金曜日」から「ボクは子供」、そしてラストには発売後間もない「討鬼伝」から「鬼討ツモノ」を演奏し、好評の内幕を閉じた。

 ここでちょうど折り返し地点となり、次ぎに登場したのがMitsuto Suzuki(SQUARE ENIX)×Sugimoto Tomoyuki(VJ)のお2人。ここでは「FINAL FANTASY XIII-2」と「LIGHTNING RETURNS : FINAL FANTASY XIII」から演奏を披露。各ゲームのグラフィックスをVJがリアルタイムにリミックスし流しながらの演奏という、ここでしか楽しめない貴重なライブとなった。Mitsuto Suzukiさんは「ゆるい感じで行こうか」と言いながら始めたが、「シンセサイザーの調子が良いからちょっとインプロやって、そこからやろう」とリバーブの利いたスペイシーな音の洪水の中、インプロビゼーションを展開。そこから一気に6曲を演奏しきった。

 Mitsuto Suzukiさんによれば「LIGHTNING RETURNS」の楽曲3曲は、先々週にリミックスが終わったばかりというできたてほやほやの楽曲。制作チームに聞くと、「プロモーションになるから演奏してきて」と言われ、今回特別に先出し映像も用意して送り出してくれたのだという。砂漠の中で赤いサボテンダーがいるシーンや、都会の中をライトニングが移動するシーン、モノレールのような乗り物から駅に降り立つシーンなど多彩なシーンが公開された。

 そして「ソニック」シリーズの楽曲を数多く手がけたセガの「Crush40」の登場で、これまた会場は180度雰囲気が変わった。ハードなロックで一気に攻め立てる「Crush40」。事前のコメントとして「会場を撮影するので、好きな人は前に出てきて!」と平井さんが読み上げると来場者の多くが舞台前に集まり、拳を振り上げこの日1番の盛り上がりとなった。

 ラストを飾ったのは伊藤賢治さん率いるThe Musicolors。テクニシャンによるインストバンドで、開始早々、伊藤賢治さんへの黄色い声援も飛んだ。演奏曲は「パズル&ドラゴンズ」や「ロマンシング サ・ガ」シリーズからの曲が続き、会場からも大きな声援がおくられた。シンセサイザーの音色を曲の雰囲気に合わせたものを用意し、各楽器の聴き所を配するアレンジで、会場は大盛り上がり。盛況のうちにイベントは幕を閉じた。

 30日の出演はSEGA Sound Unit [H.]、LivestRow Basiscape Band、川村ゆみ×Lotus Julce、Nanaa Mihgo's(SQUARE ENIX)、Crush40、The Death March(SQUARE ENIX)、The Musicolorsとなっている(演奏順)。また、MCはアメリカザリガニの平井善之さんとエレキコミックの今立進さんが務める。

 こういったフェスは様々なバンドが登場する。今回もハードなロックからクラブっぽいテクノ系まで千差万別。こうなるとお目当てのバンドが出演するか? というのが来場するかどうかの大きな判断材料となると思うが、実際全て聴いてみると、数多くの発見と楽しさが各バンドに隠されており、全てにおいて楽しめるというのが正直なところ。当日券もあるので、ぜひ多くの人に来場していただきたいし、来る予定のある人は、お目当てのバンドが終わってもぜひ最後まで楽しんでいっていただきたい。

ZUNTATA
Falcom jdk BAND
川村ゆみ×Lotus Julce
TEKARU
Mitsuto Suzuki(SQUARE ENIX)×Sugimoto Tomoyuki(VJ)
Crush40
The Musicolors

ロビーには「グルーヴコースター」が出展されていた。ズラリと行列が出来上っていた
バンドによっては演奏後に物販コーナーでサイン会を行なうバンドもあった

(船津稔)