ニュース

【E3 2013】全米遊び場レースゲーム「THE CREW」を体験!

やんちゃ心を最大にして全米を走破。逆走、クラッシュなんでもありのアクションドライビング

6月11日~13日開催(現地時間)

会場:Los Angeles Convention Center

体重負荷に合わせて全体が動く試遊台も登場

 Ubisoft Entertainmentは、E3 2013においてアクションドライビングゲーム「THE CREW」を出展している。次世代機対応のドライビングゲームとしてUbisoftのプライベートカンファレンスで発表され、ブースにおいてもプレイアブル出展されていた。

 走行範囲は全米全土という思い切ったコースの設定がなされており、とにかくそのインパクトで他ライバルタイトルとは一線を画すだろう。今回はこの「THE CREW」を体験してきた。

 本作の対応プラットフォームはプレイステーション 4/Xbox One/Windows、またiOS/Android用のアプリにも対応する。発売は2014年の早い時期を予定しているが、日本における情報は未定。価格は未定。

【The Crew - E3 2013 - Commented Walkthrough】

クラッシュ上等のハチャメチャドライブがポイント

荒っぽい走行シーンがメインとなるドライビングゲームだ

 「THE CREW」は、全米におけるアンダーグラウンドのレースシーンで名声を上げ、ギャングが牛耳っている違法レース活動を阻止するというもの。コンセプトからも分かるとおり、お行儀のいいレースゲームではなく、街中全てをコースとして扱うような荒っぽいゲームシーンが主体となる。

 今回は、まず街中をフリーランニングし、続いて4人の協力ミッションに挑む、という流れを体験できた。フリーランニングでは、オープンワールドの一般道を好きに走り回って、逆走、体当たり、ドリフトなど、やりたい放題できる。

 一般道には一般の車も多く走っており、あまり激しくぶつかるとクラッシュする。クラッシュするとその様子がスローで再生される演出が入って行動不能になるが、すぐその場で復活できる。近くにいる他のプレーヤーの車にはアイコンが表示されているので、追い掛け回したりちょっかいを出すのもいい。

 2分ほど走行して感触がつかめてくると、今度は体験者4人が集合し、ターゲットの車をテイクダウン(クラッシュ)させるというミッションが始まった。

 フリーランニング中はアメリカ国土の中央あたりにいたのだが、ミッションはマイアミで行なわれるということで、場所は一瞬で移動された。マップはアメリカ全土を見渡せるようになっているので、現在地や各地の位置関係もわかりやすくなっている。

 またミッションが始まる前には、チューンナップシーンが挿入されてエンジンなどのパーツが交換されていく様子が3Dアニメーションで表示される。ややカートゥーンチックではあるが、エンジンが動く内部の様子も見られて演出としては楽しいものになっている。

 ミッションでは、草むら、障害物、中央分離帯、対向車などお構いなしにどんどん突っ込んで目標を追い込んでいく。目標車の上部にはゲージが表示されており、車をぶつけるたびにゲージが減っていく。これをゼロにすればミッションクリアとなる。

 目標は途中でビーチに逃げ込んで、タイヤが取られまくる砂浜の中を走行していった。ちなみにビーチには観光客も大勢いて逃げ惑っていたが、当たっても走行に影響はない(というか当たらない)ので特に気にする必要はない。

 ミッションはお互いの協力によって無事達成。報酬がもらえ、ポイントに応じてランクもアップしていく。

 全体の感触としてはかなり無茶苦茶できる分、操作周りはカジュアル寄りな印象だ。レースゲームとしての面白さを追求しているというより、むしろ主体は、プレーヤーに解き放たれたプレイグランドとしての全米国土をどう車で遊べるかにあると感じた。

 Ubisoftによれば、繁華街から郊外、丘、畑、渓谷、砂漠の砂丘といった全米のロケーションすべてをコースとして楽しめるようになるという。またiOS/Androidのアプリと連携すれば、フレンドの状況やチューンナップ情報をその場で知ることができる。

 以上のような点から、本作の醍醐味は誰かとワイワイ盛り上がりながら、全米をさすらっていく部分になるだろう。次世代機におけるスペックとソーシャル機能の可能性をフルに活かした、かつてない規模のレースゲームになるのではないだろうか。

チューンナップの様子はアニメーションで表現
全米がコースになる。公道も草地も関係なしで突き進める
【スクリーンショット】

(安田俊亮)