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スクウェア・エニックス、2013年3月連結決算を発表

売上高は前年比15.7%増の1,479億円なるも、営業利益は約60億の減益

5月13日 発表

 スクウェア・エニックス・ホールディングスは5月13日、2013年3月連結決算を発表した。売上高は前年比15.7%増の1,479億8,100万円で、営業利益は60億8,100万円の減益、経常利益は43億7,800万円の減益となり、137億1,400万円の純損失を計上した。

 今回の決算結果について同社では、家庭用ゲーム機のコンシューマタイトルが欧米で伸び悩んだことを挙げて、営業損失が大幅に低下した点を挙げた。一方、スマートフォンなどをプラットフォームとした「拡散性ミリオンアーサー」といったタイトルについては堅調に推移しているといい、「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」の運営も堅調であるという。

 さらに、アミューズメントの運営は堅調だが、機器の販売不振も影響しているという。同社はゲームの環境変化を考え、事業構造の改革を行なう。開発方針の変更や組織体制の見直し、ビジネスモデルの一部変更などを挙げる一方で、すでに3月26日には経営体制刷新を表明。和田洋一氏が代表取締役社長から退き、松田洋祐氏を代表取締役社長とする人事案を発表。さらに今回、本多圭司氏が代表取締役副社長から取締役へと異動となっている。

(船津稔)