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スクエニ、「FFXI アドゥリンの魔境」最新情報を公開

開拓システム「コロナイズ」、新集団戦「レイヴ」など独自システムを紹介

3月27日発売予定

3月28日コンテンツ開放

価格:
プレイステーション 2版 3,980円
Xbox 360版 3,980円
Windows版パッケージ版 オープンプライス
Windows版ダウンロード版 3,500円

 株式会社スクウェア・エニックスは、3月27日に発売を予定しているプレイステーション 2/Xbox 360/Windows用MMORPG「ファイナルファンタジーXI アドゥリンの魔境」の最新情報を公開した。

 いよいよ3月末に発売を控えた「FFXI アドゥリンの魔境」。これまではジョブ関連の情報公開が続いていたが、ようやく今回、「アドゥリンの魔境」のゲームコンテンツに関して具体的な情報が公開された。

ワールドマップから確認できる「C.レート(コロナイズ・レート)」と「F.ビバック(フロンティア・ビバック)」

 「アドゥリンの魔境」では冒険者達は、新たな冒険の舞台となるウルブカ大陸において開拓活動を行なうことになる。これを「コロナイズ」と呼んでおり、その開拓の進み具合は「C.レート(コロナイズ・レート)」で示される。コロナイズ・レートが上がることで、エリアの進行がしやすくなったり、素材が採取しやすくなったりなど、様々な恩恵が得られる。また、“尋常ならざる存在”の勢力を減衰させることも可能だという。

 コロナイズ・レートが上がることによる具体的な恩恵としては、開拓が進むと立てられる中継地点「F.ビバック(フロンティア・ビバック)」が挙げられる。具体的な機能は明らかにしていないが、ウェイポイントが備えられ、途中から冒険が再開できるようになるのだろうか。

【コロナイズ】
コロナイズの状況を示すリージョン情報(ワールドマップ)。冒険の拠点となる「神聖アドゥリン都市同盟」以外に、ヤッセの狩り場、ケイザック古戦場、ララ水道といったエリアが確認できる
これは開拓が進むと建てられる中継地点フロンティア・ビバック。「FFXI」本編に登場するアウトポストのような雰囲気だ

パイオニア・ワークスのワークス・マイスター「レイ・ランガヴォ(Lhe Lhangavo)」

 そして「アドゥリンの魔境」における冒険者の新たな開拓活動の要となるのが「ワークス」となる。「FFXI」ではサンドリア、バストゥーク、ウィンダスの3国の存在をはじめ、拡張ディスクなどにおいても、何らかの勢力に所属し、そこで戦功を上げるなり、ミッションを達成するとランクが上がり、報酬や便利なサービスが受けられるというシステムを基本にしてきた。「ワークス」もそれと似た枠組みのシステムとなる。

 冒険者の拠点となるアドゥリンの街には、6つのワークスが存在しており、冒険者たちの現地での生活や開拓活動に対して、様々な支援を行なっている。ワークスの最高責任者はマイスターと呼ばれ、あらゆる活動の陣頭指揮を執るほか、アドゥリン十二名家に名を連ねる実力者たちでもある。

 「アドゥリンの魔境」では、まず始めに「ワークス」の1つ「パイオニア・ワークス」で開拓者登録を行なうことになるという。詳細については明らかにしていないが、冒険者の関わり方次第では、各ワークスのランクが上昇し、新しい装備品の提供や開拓活動に役立つサービスが受けられるようになるようだ。また、ワークスの施設も増築され、見た目的にも楽しめるようだ。各ワークスの概要と、その長となるマイスターは以下の通り。

【ワークスとワークス・マイスター】
パイオニア・ワークス
レイ・ランガヴォ(Lhe Lhangavo)

ミスラ女性。開拓・農水を担当。さっぱりとした気風で竹を割ったような性格。義理人情には篤く、親分肌な面を見せる
ピースキーパー・ワークス
グラッツィグ(Gratzigg)

ガルカ。警備・防衛を担当。治安維持のために東奔西走する正義漢。風紀を乱す不埒者は放っておけない完璧主義者
クーリエ・ワークス
レジナルド(Reginald)

ヒューム男性。運輸・検閲を担当。無口で冷静な性格。精密機械のような伎能の持ち主だが、その略歴は謎に包まれている
スカウト・ワークス
マルグレート(Margret)

ヒューム女性。調査・研究を担当。類い稀なる分析力を誇る、実証主義の探究者。好奇心の塊のようなクールビューティー
インベンター・ワークス
アムチュチュ(Amchuchu)

タルタル女性。産業・技術を担当。新技術には目がない天才的な技術者。近年、中の国出身の技術者を弟子取りしたらしい
マッマーズ・ワークス
フラヴィリア(Flaviria)

エルヴァーン女性。娯楽を担当。芸の才能に溢れる表現者。街の名望を一手に集める。緩やかな物言いだが抜け目がない

【ワークスクエスト】
ワークスではクエストを受けることもできる。ワークス・マイスターがクエストに登場することもあるようだ

【ワークスの施設】
ランクが上がると施設が増築され、サービス内容が向上していく。パブリックエリアの見た目が変わるということは、自分だけでなく複数人が一定の条件を満たすと変化するということだろうか

 また、新バトルコンテンツとして新たにお目見えするのが「レイヴ」となる。開拓活動に伴う戦闘の総称ということで、開拓の進行を阻む要素のひとつとして実装される。システム的にはビシージやカンパニエバトルと同じような大規模バトルが、エリアの各地で発生し、その近辺にいる全員が参加でき、パーティーを組まなくても共闘可能となっている。レイヴには以下の3種類が用意されている。

【コロナイズ・レイヴ】
進行を阻む障害物を破壊することが目的となる局地戦。障害物周辺には縄張りを護るモンスターが出現し、襲いかかってくる

【レイア・レイヴ】
開拓を阻むモンスターたちの巣を直接叩く、アグレッシヴなバトル様式

【ワイルドキーパー・レイヴ】
特定の区画で発生する、七支公との決戦。勇み立つ開拓者たちを失墜せんがため、尋常ならざる存在が襲来する

 さらに、「変幻魔境“スカーム”」と呼ばれる新規コンテンツの存在も明らかにされている。スカームは、アドゥリンエリアの謎の空間で行なわれる“魔境策戦”。タイトルにも使われている“魔境”が絡むコンテンツだけに、「アドゥリンの魔境」で重要な位置を占めるキーコンテンツとなりそうだ。

 このスカームには、開拓活動の中で手に入る「スタチューセグメント」を集めて組み立てること入ることができるという。このスタチューの組み合わせによって魔境の構造や報酬が変化するという。仕様的には、拡張ディスク「アルタナの神兵」で追加された「モブリンズメイズモンガー」のように、冒険者側でダンジョンを選び、目当ての報酬を目指して繰り返しチャレンジできるインスタンス型のバトルコンテンツとなりそうだ。

【スカーム】
謎の空間で行なわれる魔境策戦。未開のエリアに入り口があると云われている。いつ誰が何のために作ったのかは定かではない

【アドゥリンの武具】
ワークスブレード
ワークスソード
ワークスシールド

ワークスダーク
ワークスランス
ワークスアクス
ワークスロッド

【七支公撃破の報酬?】

アドゥリンに伝わる装備群。その一部は、ピースキーパー・ワークスにより、功績を挙げた者に進呈される。また、七支公を討ち払った者のみ手にすることが許される武具も存在する

【カリエイ装備】
ヒューム
エルヴァーン
ガルカ
ミスラ
タルタル

【テュランド装備】
ヒューム
エルヴァーン
ガルカ
ミスラ
タルタル

【オーヴェイル装備】
ヒューム
エルヴァーン
ガルカ
ミスラ
タルタル
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(中村聖司)