「リネージュ2」と「アイオン」上級レベルまでの利用料金を無料化
新ビジネスモデルを11月20日に導入
初級~中級レベルの利用料金が無料になるという新ビジネスモデルが発表された |
エヌシージャパンGame Unitシニアマネージャーのパク・ジェフン氏 |
エヌシージャパンは、Windows用MMORPG「リネージュ2」と「タワー オブ アイオン」において、ビジネスモデルを11月20日より月額課金制から大幅な無料化へと変更すると発表した。
これまで上記2タイトルは月額課金制として運営されていたが、今回のビジネスモデル変更によって初級・中級レベルまでの利用料金が無料化される(アイテム販売はそのまま)。具体的には、「リネージュ2」はレベル1からレベル84まで、「タワー オブ アイオン」はレベル1からレベル50までが無料化の対象レベルとなる。これら無料の区間を設けることで、より多くのユーザーにコンテンツをまずは体験してもらい、新たなユーザーの獲得やゲームを止めていた“休眠”ユーザーの再獲得をしていきたい狙いだ。
それ以上のレベルについては、新課金モデル「ゲージ」の導入が予定されている。「ゲージ」の詳細は11月9日に改めて発表される予定だが、利用料金は30日プレイ相当が2,000円、90日プレイ相当が6,000円と割引になる上、1日券「1Day Free」が100円で新たに提供される。現在ある他のコースについては、全て廃止となる。
事前に行なわれたメディアカンファレンスにて、エヌシージャパンGame Unitシニアマネージャーのパク・ジェフン氏は、今回のビジネスモデル変更について「月額課金モデルと基本無料モデルの2つのビジネスモデルをどうしたら融合できるかを常に考えてきた」と述べた。
エヌシージャパンでは、月額課金モデル、基本無料のアイテム課金モデル、そして月額課金とアイテム課金を併用する「ハイブリッド課金」と様々な課金モデルを実践している。パク氏は基本無料モデルは「気軽さ」、定額課金は「安心感」にメリットがあるとする一方で、それぞれ「どこからか重課金者待遇な仕様になる」、「毎日ログインしないともったいないという圧迫感がある」などのデメリットもあったと述べた。
そこで今回のビジネスモデルは、両方のメリットを活かし、デメリットをなるべく減らすものとして考えられたという。その第1の取り組みが、「初級・中級レベルの利用料金無料化」。ここに新課金モデル「ゲージ」を組み合わせて導入することで、「気軽」かつ「安心」なゲームプレイを実現できるとパク氏は語った。
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(2012年 10月 30日)