虚淵玄氏の原点とも言える「Phantom PHANTOM OF INFERNO」ついに発売!

高解像度で美麗なグラフィックスで蘇る


10月25日 発売予定

価格:7,140円(通常版)
   9,240円(完全生産限定版)

CEROレーティング:D(17歳以上対象)



キービジュアル
限定版パッケージ

 デジターボは、Xbox 360版ハードボイルドADV「Phantom PHANTOM OF INFERNO」を10月25日に発売する。価格は通常版が7,140円、完全生産限定版が9,240円。CEROレーティングはD(17歳以上対象)。

 「Phantom PHANTOM OF INFERNO」は、TVアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の脚本や「Fate/Zero」の原作を手がけるシナリオライターの虚淵玄氏の処女作であり、同氏にとってまさに原点ともいうべき作品となっている。

 “ファントム”とはトップ・スナイパーの称号。日本人旅行者である少年が、アメリカンマフィアの“秘密結社インフェルノ”に拉致され洗脳を受け、暗殺者として抗争に巻き込まれてゆくという、映画感覚で描かれるテキストタイプのアドベンチャーゲーム。

 2000年に発売されたPCゲームをベースに、2009年4月からテレビ東京などで放映されたTVアニメ「Phantom ~Requiem for the Phantom~」の要素を追加。キャラクターデザインやグラフィックスはすべてアニメ版に統一されている。声優もTVアニメ版に一新され入野自由、高垣彩陽、久川綾、沢城みゆき、小清水亜美ほか豪華声優が参加している。

 暗殺者の半生を描いているだけに、作中には30挺以上の「銃器」が重要な小道具として登場。それらはもちろん、リアルな3Dグラフィックスで描かれている。ガンマニアならニヤリとするような描写が盛り込まれているほか、知らなくても銃器の奥深さを感じ取れるようなシーンが登場する。


【ストーリー】
「……逃げきれないなら、殺さなきゃ」。自分を追いかける黒い無感情な瞳。これは悪夢か、それとも……?

──今を生き抜くために、僕は人を殺し続ける。

 暗黒街で相次いで発生したマフィア幹部暗殺事件。その影で囁かれる謎の組織「インフェルノ」と、組織最強の暗殺者である「ファントム」の噂……。

 1人旅でアメリカを訪れた少年は、ある事件で偶然にもファントムに遭遇する。なんとその正体は、自分と歳が変わらない少女だった。

 それまでの記憶を消され、ファントムのもとで数々の暗殺術を学ぶうちに、いつしか少年は、組織最高の暗殺者と肩を並べるまでに成長し、次第に組織内に渦巻く陰謀に巻き込まれていく。

 凶暴で無法な世界で、暗殺者として生きる少年と少女の運命は……。


【導入部】
「死にたくなかったら、本気できなさい」。少年が目を覚ますと、そこはどことも知れぬ廃屋だった。脳裏にはノイズの様な靄がかかり自分が誰なのかさえ思い出せない。脱出を試みようとする彼に、ナイフを構えた少女が襲い掛かる「あなたはツヴァイ。2人目のわたし」。ただ生き延びたいという本能だけでナイフを振るう主人公。戦いの最中に気を失い、再び廃屋で目を覚ました彼の傍らには、あの少女が佇んでいた。少女は自らをアインと名乗る。そして主人公をツヴァイと呼び、暗殺者になれと無感情に告げるのだった
アインの指導の下、暗殺者として訓練をさせられることになった主人公。夜の廃工場で自らの置かれた状況を省みる「もう異論はない。彼女こそ“ファントム”」。組織からトップ・スナイパーとしての信頼を得るアイン。そして、アインを生み出したサイス=マスターもその力を評価されていく
「きみが望み、そして努力する限り……どこまでも加速していけるのよ」。日々の訓練で、ただ組織の奴隷の様に生きていくしかないと考えるはじめるツヴァイ。しかしクロウディアは、そうではないと語りかける「まだ寝てなかったの?」。訓練のため、廃工場でアインと寝食を共にするツヴァイ。彼女から発せられる言葉は労いではなく、合理的な提案に過ぎない
「つねに刃の位置を、敵の身体と自分の身体を結ぶ直線の上に保つよう心がけて」。訓練を重ねるツヴァイ。ツヴァイはアインによって着々と暗殺者として仕上げられていった。サイス=マスターの思惑通りに……「今夜は……試験よ」。心まで暗殺者に成り切れない主人公。そんな彼の心にかまわず訓練は最終段階となっていた
「お前みたいなヤツを、俺は大勢見てきた。肝心な時に引き金を引けない臆病者をな」。試験とは実戦。実際に彼に人が撃てるのか……。相手はアメリカ海軍のウォレス大尉。助命をエサに戦わされる組織にとって用済みの協力者だった「あなたの目も、あなたの耳も、あなたの心も捨てなさい」。ウォレスを殺した事に動揺し喚き立てる主人公。しかしにアインは、冷たく銃口を向ける。生き残るためには殺し続けるしかないのだろうか……



【スクリーンショット】

(c)2009 Nitroplus/Project Phantom (c)2000-2012 Nitroplus
Amazonで購入

(2012年 10月 24日)

[Reported by 船津稔]