スクエニ、「第3回FFXIVプロデューサーレターLIVE」を実施

PS3版は10月中旬公開。DX11対応、ハウジング、ギャザラー/クラフター、チョコボ育成など多数の新情報を披露


9月14日20時放送



 株式会社スクウェア・エニックスは9月14日20時より、YouTube Liveにて「第3回FFXIVプロデューサーレターLIVE」を実施し、「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」に関してユーザーからの質問に答える形で最新情報を公開した。

今回は引っ越ししたての新社屋でスタート。1部では吉田氏と室内氏の2人で始まったが……
2部ではなぜかスクウェア・エニックス代表取締役社長和田洋一氏の姿が。写真は満面の笑みでベヒーモスバージョンのチョコボのイメージイラストを掲げているところ
和田氏が唐突に暴露したハウジングのイメージイラスト。これはリムサ・ロミンサのハウジングエリアだという
ギアセットは、関連づけではなく、小分けにしたバックパックという扱いで、2つのクラスで同じ装備を使い分けたい場合は「2つ用意するか、手動で装備するか」(吉田氏)
ソーサラー系の詠唱シーン。魔法を詠唱すると、武器は強制的に抜刀するようだ
蛮神タイタン関連の新装備。今後は蛮神系の装備は武器だけでなく防具も用意されるようだ

 今回のレターライブでは、「FFXIV」プロデューサー/ディレクターの吉田直樹氏と「FFXIV」コミュニティチームの室内俊夫氏の2人が登場し、室内氏が読み上げた質問を吉田氏が答えるという形で進められた。2人が掛け合う間にも実機によるプレイシーンが流され、質問の内容によっては実機を使ってその場で実演するというサービスぶりで、現在募集を行なっているαテストに向けて、かなり開発が進んでいることを伺わせた。

 吉田氏らによれば、今回の実機デモはα版そのものということで、ミコッテのしっぽがなくなっていたり(理由はしっぽの長さのパラメータがゼロになるバグに遭遇したため)、デバッグコマンドを使わずわざわざリキャストの回復を待ったりなど、いかにもα版らしい状態だったが、挙動そのものは、これまで以上に安定している印象で、手応えが感じられる仕上がりだった。

 ライブ放送は2部制で進められ、1部は最新アップデートの不具合に対する謝罪から入り、その後、ユーザーからの質疑応答に吉田氏が矢継ぎ早に答えた。短い休憩を挟んだ2部では、なぜか毎回出演しているスクウェア・エニックス代表取締役社長和田洋一氏が再びゲスト出演し、ユーザーを代表して鋭い質問を連発するなどして場を盛り上げた。

また、手元に無造作に置かれたイメージイラストを吉田氏と和田氏が暴露気味に見せまくるなど、開発チームやPRチームを慌てさせっぱなしの1時間半だった。

 Q&Aの内容についてはコミュニティチームによってフォーラムにまとめられているためここでは繰り返さない。また、後日、清書したものを公式さ糸状に掲載するとしている。

 今回のライブイベントでインパクトのあった発表としては、PS3版が10月中旬に公開すると初めて公開時期を明言したことと、グラフィックスについては将来的にDirect X11世代のグラフィックスにアップグレードする計画があること。生産系を好むユーザーには待望となるギャザラー/クラフター関連のデモが行なわれたこと、ハウジングシステムについてイメージイラストと共に概要が語られたこと、そしてそれに付随してチョコボ育成の概要、そして「FF」25周年の補足説明としてデータセンターに関する詳細が語られたことなどだろうか。

 まずPS3版については、和田氏の「PS3はないの?」という突っ込みに答える形で発表が行なわれ、吉田氏によれば、今まさに最適化の追い込みの真っ最中で、まずはスクリーンショットからPS3はこういう感じになるという形を見せ、次に動画という感じで、でき次第順番に出していくことを考えているという。

 グラフィックスエンジンについては、現状のDirect X9世代のグラフィックスが終着点ではなく、今後、拡張ディスク等のタイミングでDirect X11世代のグラフィックスにアップグレードすることを検討していることが明らかにされた。

 ギャザラー/クラフターについては、実際に実機でデモが行なわれ、まずクラフターについては、「製作手帳」というものを新設し、手帳からレシピを眺めながら製作したいものを選ぶ形に修正される。単に作るだけでなく、加工して品質を上げたり、耐久度のバランスを考えながら製作を行なっていくことになるという。また、製作に関しては「CP」と呼ばれる概念が導入され、このポイントを消費する形で製作を実行することになる。方向性としては「シンプルに駆け引きを伸ばす方向に」(吉田氏)。

 ギャザラーについては、採集ポイントの表示の有無をアビリティで選択できるようになっているほか、採集ポイントでは採れる確率が明示されるようになり、アクションを使って採取率を高めたり、逆に確率を下げる代わりに一度に大量に採れるようにするなどの仕様変更が計られている。

 なお、ギャザラー/クラフターについては初期の段階からは選択できず、まずは戦闘クラスを育て、レベル10でアーマリーシステムが開放されてから改めてギャザラーやクラフターへの変更が可能になるという。


【ギャザラー/クラフター】
「製作手帳」から作りたいアイテムを選んで製作を開始(左、中央)、ギャザラーは採集できる確率が事前にわかるようになっている(右)
クラフター/ギャザラーの装備品。右の槍のようなものは釣り道具(?)

 次にハウジングシステムについては、和田氏がハウジングエリアのイメージイラストを暴露する形で唐突に始まった。新生「FFXIV」では、荒野、森、海の3つにそれぞれハウジングエリアを設け、最初に土地を購入し、ショップで家の権利書を買ってきて建てることで家の基礎が出来、あとはハウジング専用メニューを使って、パーツを購入したり、クラフターに作って貰って少しずつ家を拡充させていくことになるという。

 今回はイメージイラストのみで、実機でのデモは行なわれなかったが、PC版ではマウスドラッグ&ドロップで家具を置いたり、持ち上げて移動することができるなどかなり直感的なインターフェイスを採用しているようだ。

 ハウジングはかなり凝ることができる仕様になっており、庭もあり、そこにチョコボ厩舎を設置することで複数のチョコボを育てられるという。このハウジングシステムは実装して終わりではなく随時アップデートしていくという。インスタンスを採用しており、一等地の奪い合いというのは起こらない仕様になっているということだが、個人では手に終えないような超高額の巨大な土地なども用意しているようだ。

【ハウジングシステム】
森のハウジングエリア荒野のハウジングエリア
海のハウジングエリアのイメージ

 そして庭で育てられるチョコボについては、こちらもまたイメージイラストと共に概要が語られた。イメージイラストは白赤のフードに身を包んだチョコボ、魔法使いらしいとんがり帽子を被り黒い服を着たチョコボ、そしてトゲトゲしい装いに身を包んだチョコボの3点のイラストが公開された。

 吉田氏によれば、チョコボは育て方によって特性が代わり、装備できるアイテムも替わるようだ。はっきりと明言しなかったが、白いのは、白魔導士タイプのチョコボ、黒いのは黒魔導士タイプのチョコボ、とげとげしいのベヒーモス装備のようだ。

【チョコボ】
白魔導士装備のチョコボ黒魔導士装備のチョコボベヒーモス装備のチョコボ

 「FFXIV」のデータセンターについては「FF」25周年イベントで、「FFXI」や現行「FFXIV」と同じように日本のみに置くのではなく、北米や欧州にも設置されることが発表されたが、一部誤解があるとして、吉田氏から説明が行なわれた。

 それによれば、分けるのは言語ではなく、あくまで設置する物理的な位置のみで、サーバーリストには、そのワールドがどこにあるものなのかが明示され、プレーヤーはその中から自由に選んでプレイできるという。このため、全世界のユーザーがアクセスできる仕様はそのままで、日本のサーバーに接続すれば日本のユーザーは、日本人が多く、ラグの少ない環境でプレイできるが、そうした環境を好む海外のユーザーも自由にログインできるようだ。逆に日本のユーザーが北米のユーザーとプレイするためにわざわざ北米サーバーでプレイすることも可能なようだ。


【NPC】
名のあるNPC達については、衣服のデザイン見直して再登場させるという

 【9月18日】誤解を招く表現がありましたので、表現を一部修正させていただきました(編集部)


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(2012年 9月 15日)

[Reported by 中村聖司]