ニンテンドー3DSのHOMEメニューでフォルダ機能が追加される。1つのフォルダには60個のアイコンが格納できる

　任天堂株式会社は、USTREAM、ニコニコ動画などのインターネット放送を通じて岩田聡代表取締役社長が直接ユーザーに最新情報をプレゼンする「ニンテンドーダイレクト」を4月21日正午から配信した。任天堂本社内にある、無線電波の測定や実験を行なうときに使用する「シールドルーム」で収録された映像からスタートし、第4回の今回も、ニンテンドー3DS、Wiiに関する情報が扱われた。

　4月25日午後を予定しているニンテンドー3DSの本体更新により、HOMEメニューにフォルダ機能が追加されることが明らかにされた。HOMEメニューの空きスペースにフォルダを作成でき、1つのフォルダには60個のアイコンが登録可能。フォルダには任意に名前を入力でき、頭文字がフォルダに表示される。

　また、新たに3DSソフトにいわゆる「パッチ」（更新データ）が適応される。任天堂タイトルとしては、5月中旬に「マリオカート7」にパッチがあたることが発表され、ネットワーク対戦中に極端なショートカットができないように改善されるという。パッチ配信後にネットワーク対戦をプレイするには、「ニンテンドーeショップ」経由で配信されるパッチを適用することが前提となる。

　同様に、KONAMIの「NEWラブプラス」、スクウェア・エニックスの「キングダム ハーツ 3D [ドリーム ドロップ ディスタンス]」にもパッチがあたる予定だが、こちらの2タイトルは今後の発表を待って欲しいとした。

■ 新作情報＆追加コンテンツの新情報

・任天堂タイトル関連

　今回の発表の中で、任天堂タイトル関連の発表は以下の通り。

・2D横スクロールアクションの「スーパーマリオ」シリーズの新作となる「NEW スーパーマリオブラザーズ2」がニンテンドー3DS向けに8月に発売予定。

・「どうぶつの森」シリーズ新作、「とびだせ どうぶつの森」は2012年秋発売予定。このタイトルは画面が3D表示に対応するだけでなく、ゲームの中の世界と、実際の街中の両方で、いろんなところに飛び出していって、3DSの通信機能を活かした新しい遊びを楽しんでほしいということからこのタイトルとなったという。

・「星のカービィ」発売20年記念として「星のカービィ20周年キャンペーン」を実施。第1弾はニンテンドー3DSダウンロードソフト「3Dクラシックス 星のカービィ 夢の泉の物語」（600円）を4月25日から配信。

「NEW スーパーマリオブラザーズ2」は「どなたにも楽しんでいただける2D「マリオ」の新しいスタンダードを目指して開発中	「とびだせ どうぶつの森」はすれちがい通信やAR機能などが使われるのだろうか？	「3Dクラシックス 星のカービィ 夢の泉の物語」。クラブニンテンドーにてオリジナルグッズのプレゼントも計画中

・DS「ポケットモンスターブラック2・ホワイト2」の発売日同日（6月23日）、AR機能を活用した体感型シューティングゲーム「ポケモンARサーチャー」（300円）を配信。

・3DS「ポケモン全国図鑑Pro」(1,500円)を7月14日配信。「ポケモン立体図鑑BW」をパワーアップし、シリーズ全てのポケモンを見ることができる。「ポケットモンスターブラック2・ホワイト2」の攻略にも役立つという。「ポケモン立体図鑑BW」は6月17日に配信終了。「いつのまに通信」に関しては2012年末まで継続。

・3DS「マリオテニス オープン」（5月24日発売）ではMiiも選手として使用可能。ラケットやテニスウェアなど、約200種類のアイテムを組み合わせて、Miiを着せ替えるだけでなく、アイテムの組み合わせによって、Miiの能力が変化する。

・3DS「カルドセプト」(6月28日発売)はダウンロードプレイに対応。2人でチームを組む協力プレイができ、経験者と協力して遊ぶことで、未経験者も多様なカードを駆使して遊ぶ面白さを教えてあげようという施策。2人で2本のソフトを購入すると、ゲーム内に登場するカードをイメージしたカードセットをプレゼント予定。また、今秋には全国大会も予定。公式Twitter（@3DS_Culdcept）では毎日、カードの情報を1枚ずつ公開していくという。

・3DS「カルチョビット」の正式タイトルが「ポケットサッカーリーグ カルチョビット」に(7月12日発売予定)。出身地や居住地など、全国の市町村からホームタウンを選んで、そこから世界を目指す。発売に先駆け、「地元愛VS現役プロサッカー選手VS名監督」をテーマに、博多華丸の大吉さんと千鳥さん、京都サンガF.C.の久保裕也選手、監督経験者の西野朗さんが対戦。この模様は、5月下旬から随時公開する。

・3DS「ファイアーエムブレム 覚醒」の追加コンテンツは、第1弾「異伝 英霊の魔符1」(5月31日まで無料配信中/6月1日からは300円)に続き、第2弾として、4月26日に藤坂公彦さんが描いた「異界のロイ」が登場する「異伝 英霊の魔符2」(250円)、ワダサチコさんが描いた「異界のリーフ」が登場する「異伝 王対王 紋章編」(350円)の2つが配信。

・「JUST DANCE Wii」の続編、「JUST DANCE Wii 2」を開発中（海外では「JUST DANCE 3」としてリリースしたものをベースにカルチャライズ）。4人が別々の振り付けで踊る曲や、苦手な部分だけを繰り返し練習できるリピート再生機能も搭載。7月発売予定。

・そのほか

　「モンスターハンター3G」チャレンジクエストや「シアトリズム ファイナルファンタジー」の追加ダウンロードコンテンツについても発表された。

　「モンスターハンター3G」チャレンジクエスト2つは「ニンテンドーダイレクト」終了後に配信開始。

　「シアトリズム ファイナルファンタジー」では「FFVII」から「更に闘う者たち」、「FFX」から「ノーマルバトル」、「FFXI」から「Battle Theme」、「FFXIII」から「ドレッドノート大驀進！」が4月22日より配信される予定。

「マリオテニス オープン」ではMiiも参戦できるだけでなく、アイテムによってパワーアップも	「カルドセプト」は経験者が初心者と一緒に始められるような施策を用意	「カルチョビット」は市町村レベルから自分のクラブを立ち上げられる
「JUST DANCE Wii 2」はリピート再生や一部の曲では4人が別々の振り付けで踊れる	「ファイアーエムブレム 覚醒」追加DLC「異伝 英霊の魔符2」	「ファイアーエムブレム 覚醒」追加DLC「異伝 王対王 紋章編」
「モンスターハンター3G」チャレンジクエスト2つは「ニンテンドーダイレクト」終了後に配信開始	「シアトリズム ファイナルファンタジー」では追加楽曲が4曲配信

■ サードパーティタイトルの映像新作情報

　このほか、レベルファイブの「GUILD01」（5月31日発売）、「ダンボール戦機 爆ブースト」（7月5日発売）、スクウェア・エニックスの「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D」（5月31日発売）、アトラスの「世界樹の迷宮IV 伝承の巨神」(7月5日発売）、バンダイナムコゲームスの「太鼓の達人 ちびドラゴンと不思議なオーブ」（7月12日発売）、「Project X Zone」（2012年発売）、マーベラスAQLの「ルーンファクトリー4」（7月19日発売）などの映像を配信した。3DSで見られる立体映像も配信される。

　ほかにも、「新・光神話 パルテナの鏡」で役立つ「ちょいテク集」、「カルドセプト」の「1からはじめるカルドセプト」、「世界樹の迷宮IV 伝承の巨神 ～迷宮に挑む前に～」などの動画を公開した。