コトブキヤ、特別カラーの「飛鉄塊 斑鳩[塗仏]」を発売
漆黒に金の模様が描かれた、ゲームとは雰囲気の異なる姿を再現
鈴木康士氏によるボックスアート |
株式会社壽屋(コトブキヤ)は、プラスチックキット「飛鉄塊 斑鳩[塗仏](ひてっかい いかるが ぬりぼとけ)」を4月に発売する。価格は5,040円。本作は上級者向け高精密キットで、組み立てには接着剤が必要となる。
「飛鉄塊 斑鳩」は、株式会社トレジャーが開発したシューティングゲーム「斑鳩」のプレーヤー機体。「斑鳩」はアーケードゲームとして制作され、ドリームキャスト版、ニンテンドーゲームキューブ版が発売された。2008年8月からはXbox Liveアーケードタイトルとして配信されており、800MSPで購入できる。
「斑鳩」は多くのシューティングゲームが採用していたパワーアップシステムをあえて取り入れず、白と黒という“属性”の変化する2種類の攻撃で、敵を撃破していくというシステムが注目された縦スクロールシューティングゲーム。属性を変化させると違う属性の敵に対して攻撃力が増し、さらに同じ属性の攻撃を吸収することができる。敵に合わせてどう属性を切り換え、どう戦っていくか、攻略要素の強いゲームとして、多くのファンを獲得した作品である。
そして、コトブキヤではこれまで、変化する属性に合わせた「飛鉄塊 斑鳩 [白]」と「飛鉄塊 斑鳩 [黒]」という2種類のプラスチックキットを発売している。今回の「飛鉄塊 斑鳩[塗仏]」は、ゲーム制作やイラストなどを手掛けるフリーのクリエイターの鈴木康士氏による、特別カラーの「飛鉄塊 斑鳩」を再現したものだ。まるで漆を塗っているかのような光沢のある機体表面に金の模様が描かれており、ゲーム内の機体とはひと味違う雰囲気を持っている。
プラスチックキットではイラストの機体を再現するために、光沢度の高い素材を採用し、表面の模様はデカール(転写シール)が付属している。これまでの「飛鉄塊 斑鳩」とは異なる、漆黒の機体に金の模様が描かれたイラストの「飛鉄塊 斑鳩[塗仏]」を作り上げることができる。さらにパーツ差し替えにより、着陸状態の「降着アーム」も展開した状態や、ゲーム内でゲージを消費して強力なホーミングレーザーを放つ、「力の解放」状態も再現可能だ。また、ラスボスの「産土神黄輝ノ塊」(うぶすながみおうきのかい)の1部をモチーフに制作された台座も付属している。
パッケージのボックスアートも鈴木康士氏が担当しており、こちらも注目だ。“上級者向けプラスチックキット”ということで、美しく仕上げるためにはある程度の技術が必要になるようだが、ファンには挑戦してもらいたいところだ。
【飛鉄塊 斑鳩[塗仏]】 | |
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特徴的なシルエットを持つ機体を、ゲームとは異なるアレンジで表現 |
(C)TREASURE2001,2008
(2012年 4月 9日)