任天堂、岩田社長が自らユーザーに語りかけるインターネット放送

「マリオカート7」の通信対戦機能や、マリオデザインの3DSが当たるキャンペーンなどプレゼン


10月21日 発表



応募者全員にニンテンドー3DS用ダウンロードソフト「3Dクラシックス 光神話 パルテナの鏡」がプレゼントされる

 任天堂株式会社は10月21日、USTREAM、ニコニコ動画などのインターネット放送を通じて岩田聡代表取締役社長が直接ユーザーに最新情報をプレゼンテーションする「Nintendo Direct」を行なった。

 今回の配信では、11月末に行なわれるニンテンドー3DSのアップデートやニンテンドー3DS用ソフト「マリオカート7」、eShopで配信されるダウンロードソフトなどについて、約40分のプレゼンテーションが行なわれた。21時から配信が行なわれたが、配信終了後も同社サイトで見ることができる。

 ニンテンドー3DSのアップデートについては、まずは「ニンテンドー3DSカメラ」に触れた。今回の機能追加でムービーを撮影できるようになり、連続10分の立体視ムービーを撮影できる。コマドリにしたりインターバル撮影といった機能も有しており、コマ撮りのアニメーションなども手軽に撮影できるという。

プレゼンで公開された「ニンテンドー3DSカメラ」を使った任天堂のスタッフが制作したムービーは、「Nintendo eShop」にアップされるので、ダウンロードして確認することができる。

 また、すでに遊び尽くした人も多いと思われる、「すれちがいMii広場」についても各種拡張が行なわれる。まずは、すれ違った人の出身地が登録され、表示された地図が塗りつぶされていく。岩田氏は「全国制覇は遠い道のりとなるだろう」としながらも目指して欲しいと語っていた。また、「ピースあつめの旅」についてはあたらしいパネルが追加される。「すれちがい伝説」についても新たに「すれちがい伝説2」が登場。基本的なゲーム性は同じようだが、マップが分岐していくようになっており、何度でも遊べるよう工夫されているという。

 プレゼンテーションではこのほかにも「マリオカート7」の通信対戦機能についてもプロデューサーの紺野氏にインタビューする形式でプレゼンテーションを行なった。すれ違った他のプレーヤーとグランプリで対戦することができ、他のプレーヤーのMiiとカートの仕様の組み合わせだけでなく、プレーヤーの癖や特徴などもレースで表現されるのだという。さらにすれ違った人とインターネット対戦できる仕組みや、いつの間に通信を使い、ゴーストデータが日々配信されるなど、ネットワーク機能を使い、様々な要素が加えられている。

 また、コミュニティ機能の強化が行なわれており、これまで1度プレイした人とはなかなか再度プレイすることはできない一期一会のシステムだったが、今回は、プレーヤーが集まれる場所(部屋のようなもの)を作ることで、そこに行けば遊べるようにしているという。ちなみにこのコミュニティはプレーヤーが自由に8つまで作ることができるという。岩田氏は「インターネット対戦の進化により遊び方が変わり、自分1人でできるプレイの幅もひろがる」と語り、紺野氏は「対戦ツールとして楽しみにして欲しい」と語りプレゼンを締めくくった。

 このほかにも「Nintendo eShop」で配信されるダウンロードソフトの新作の紹介や、年末年始に初日される新作タイトルの映像も数多く紹介された。1度目を通しておくと良いだろう。

 この年末のタイトル発売ラッシュにあわせ、「『ちょっとマリオなニンテンドー3DS』キャンペーン」を実施する。ニンテンドー3DSソフトを2本購入してクラブニンテンドーで応募すると、合計3,000名に“マリオ”っぽいデザインのニンテンドー3DSが当たるというもの。応募対象ソフトは10月1日から2012年1月15日までクラブニンテンドーに登録されたすべてのニンテンドー3DS用ソフトとなっている。応募受付期間は11月1日から2012年1月15日まで。対象ソフト2つ1口で、どんどん登録していけば最大5口まで登録できる。

 また、応募者全員にニンテンドー3DS用ダウンロードソフト「3Dクラシックス 光神話 パルテナの鏡」がプレゼントされる。このソフトは、第1作目が発売された12月19日からダウンロードが可能となる。ちなみに、このソフトはキャンペーン終了後は有料配信されるが、キャンペーンに応募した人には無料でプレゼントされる。


【「ちょっとマリオなニンテンドー3DS」キャンペーン】
キャンペーン「ちょっとマリオなニンテンドー3DS」では、合計3,000名にマリオ風の「ニンテンドー3DS」が当たる

(2011年 10月 21日)

[Reported by 船津稔]