スクエニ、「FF XIV」次回アップデートを数週間延期
「グランドカンパニー」システムの特設ページの開設を予告
株式会社スクウェア・エニックスは、現在震災の影響でサービス休止中のMMORPG「ファイナルファンタジー XIV」において、3月下旬を目処に実装を予定していたアップデートを「1~2週間程度」遅らせると発表した。サービス再開時期についてはまだ明らかにしていない。
6回目となる「FF XIVプロデューサーレター」 |
今回の発表は、「FF XIV」プロデューサー兼ディレクター吉田直樹氏が公式サイト公式フォーラムの中で明らかにしたもの。実装延期の理由は、震災による直接的、間接的な被害のため強固な開発体制を持続できない状況にあるためとし、吉田氏は「スタッフとその家族の安全責任を預かる立場上、ある程度の開発スケジュールの調整が必要だと判断した」と述べている。
3月下旬に予定されていたアップデートの内容は、3月4日に導入されたアップデート「パッチ1.16」を補完する「パッチ1.16a」および、その次の大型アップデートとなる「パッチ1.17」。新しい実装時期は4月中旬頃になる見込み。
アップデートの具体的な内容については明らかにしていないが、正式サービス前からその存在が明らかにされていた「カンパニー」システムの正式名称を「グランドカンパニー」とし、「パッチ1.17」の公開直前に特設ページを開設し、情報公開を行なっていくとしている。
「カンパニー」システムは、同社が「FF XIV」リリース直前に行なったオフラインイベント「エオルゼア プレライブ」の中で、田中弘道前プロデューサーが明らかにしたもの。当時イベントで公開された映像では、大砲やボート、ウェディングケーキなどが共同作業によって製作するシーンが披露されたほか、大型船舶を接舷するような謎のシーンも公開された。新体制移行後は「パブリックカンパニー(仮)」という仮称でロードマップに掲載されていた。まとまった情報はまだ出ていないため、多少仕様が変わっている可能性はあるが、ギャザラー、クラフターによる採集、生産活動をゲームのひとつの柱とする同作のコアとなる新システムとなりそうだ。
【カンパニーシステム】 | |
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「エオルゼアプレライブ」で公開された映像。2人1組で様々な大型のアイテムを作成している。右下の大型船の接舷シーンは、内容そのものが謎に包まれている |
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(2011年 3月 17日)