エレクトロニック・アーツ株式会社は、iPad用対戦格闘「アルティメット モータルコンバット3」と、iPhone/iPod touch用スポーツゲーム「NBA JAM」の配信を2月10日より開始した。価格は各600円。

　iPad用「アルティメット モータルコンバット3」は、海外で1995年にアーケード向けに登場した対戦格闘ゲームの移植作。言語は英語版のみとなる。「モータルコンバット」シリーズは、敵を惨殺するという日本の格闘ゲームには見られない残虐表現を取り入れていることもあり、日本ではあまり発売されていない。しかし海外では続編が作り続けられ、現在も国内外にコアなファンを持つタイトルである。

　本作には「スコーピオン」、「サブ・ゼロ」、「ソニア・ブレイド」など13人のキャラクターが登場。操作するためのバーチャルパッドはレイアウトをカスタマイズできる。得意技や、残虐表現の象徴である止め専用技「フェイタリティー（究極神拳）」の操作方法は、インフォメーションアイコンをタップすればプレイ中でも確認できる。

　対戦はWi-FiやBluetoothによる通信対戦のほか、iPad1台に2人分のバーチャルパッドを表示して、2人並んでの対戦プレイもできる。なお本作はiPhone/iPod touch版も配信されている。

【スクリーンショット】
iPadの性能を活かし、オリジナル版よりも鮮明なグラフィックスを実現している

　iPhone/iPod touch用「NBA JAM」は、2対2で行なわれるバスケットボールゲーム。デフォルメされたNBAの選手が、超人的なジャンプ力で派手なシュートアクションを決める、ゲーム的な演出を重視したタイトルとなっている。こちらも海外ではアーケード向けに登場し、現在も続編が作られている。

　今回配信されたiPhone/iPod touch版では、30のNBAチームのほか、NBAスター選手やアーケード版からのレジェンド選手、さらにはシークレット選手を独自に搭載。秘密のチートコードも用意されているという。

　ゲームモードは好きなチームを選んですぐ遊べる「プレイ・ナウ」と、レジェンド選手やチートコードをアンロックしていく「クラッシック・キャンペーン」、練習用の「JAMキャンプ・チュートリアル」を搭載している。実況音声は「NBA JAM」オリジナルアナウンサーのティム・キッズロウ氏が担当し、「BOOM SHAKALAKA」など懐かしいキャッチフレーズのほか、新たに収録したフレーズも搭載されている。

【スクリーンショット】
バスケットボール選手のみならず、オバマ大統領など米国の政治家も選手として登場するようだ

【プレイムービー】