任天堂、Wii「THE LAST STORY」
戦闘システムなどゲームの概要を紹介
早期購入者特典やWii本体同梱パックの情報も公開


2011年1月27日 発売予定

価格:6,800円(通常版)
   25,800円(スペシャルパック)

CEROレーティング:B(12歳以上対象)


パッケージ

 任天堂株式会社は、Wii用RPG「THE LAST STORY(ラストストーリー)」を2011年1月27日に発売する。価格は6,800円。CEROレーティングはB(12歳以上対象)。

 「THE LAST STORY」は、多くの大作RPGを手がけてきたミストウォーカーの坂口博信氏が、18年ぶりにディレクターとして参加する完全新作RPG。リアルタイム性の高い戦闘にコマンド式の戦略性も織り交ぜた戦闘システムが大きな特徴の1つとなっている。

 音楽は、坂口氏と長年タッグを組んできた植松伸夫氏、キャラクターデザインは、藤坂公彦氏がそれぞれ担当している。

【ストーリー】

 傭兵である青年エルザは、傭兵団の仲間と共に、新たな仕事を求め、美しい島、ルリ島へとやってきた。

 新しい雇い主は、島の領主である、アルガナン伯爵。伯爵の期待に応えられれば、不安定な傭兵稼業を脱し、出世することも夢ではない。騎士としての安定した生活に憧れるエルザたちにとって、今度の仕事はまたとないチャンスだった。

 そんな中、島での最初の任務で訪れた洞窟で、エルザは謎めいた力を手に入れる……。




■ 戦闘:リアルタイムに戦況を動かし仲間を活かしつつ戦う

 本作における戦闘は、基本的にリアルタイムで進行する。プレーヤーは、主人公のエルザを操り、自由に戦場を移動しながらエルザに宿る特殊な力を使い、仲間たちをサポートして、戦闘を有利に進めていく。

物陰から斬りかかる、物を壊すなど、戦場の地形を活用した戦略、戦術を構築することも重要となる

● 「ギャザリング」で敵を引きつける

 「ギャザリング」は、エルザの能力の1つ。敵の注意を強制的に引きつける効果を持つ。有効に利用することで、敵の攻撃から仲間を守り魔法を唱える隙を作ったり、敵を陣地から引きずり出せるなど、戦いを効率よく展開できる。

「ポインター」と呼ばれる線で、敵が誰を狙っているかが示される。「ギャザリング」を発動すると、ポインターが一気にエルザに収束するため、敵はエルザだけを狙ってくる

● 魔法と「魔法サークル」を起点とした戦術

 仲間が放つ魔法の着弾点には、「魔法サークル」が残る。このサークルを起点にして、魔法の種類に応じた属性攻撃を行なったり、エルザの「風魔法」でサークルを拡散して追加効果を発動するなどして敵を圧倒する。

魔法は、絶大なる威力を誇る氷の魔法を拡散すると、敵は足を滑らせる


■ 街:ルリの街を拠点に冒険を展開

 主人公たちの冒険の拠点となるのは、広大なルリの街。大小の広場や大通り、細い路地も数多く存在するこの街で、さまざまなドラマが待ち受けている。

多くの人々が行き交う、賑やかなルリの街で、さまざまなドラマが展開する
ルリの街には、ルリ城が存在する。ルリ城は、主人公たちが憧れる騎士の世界


■ オンライン:対戦/協力プレイを楽しむ

 本作には、オンライン専用のモードとして、プレーヤー同士で戦う「乱闘」と、プレーヤーが協力してボスに挑む「討伐」の2つのモードが搭載されている。各モードは、最大6人で楽しむことができる。

【乱闘】【討伐】
プレーヤー同士のバトルロイヤル参加するプレーヤーが力を合わせて強大なボスに挑む


 また、早期購入者特典として、「ビジュアルブック」と「ミニサウンドトラックCD」をセットにした「ELEMENTS OF THE LAST STORY」が付属する。「ビジュアルブック」には、本作の設定画などが収録されている。

【ELEMENTS OF THE LAST STORY】

 さらに、「THE LAST STORY」のソフトに加え、Wii本体(シロ)1台とクラシックコントローラPRO(シロ)1個をセットにした「THE LAST STORY スペシャルパック」が、2011年1月27日に発売される。価格は25,800円。

【THE LAST STORY スペシャルパック】

(C) 2010 Nintendo / MISTWALKER

(2010年11月19日)

[Reported by 中野信二 ]