Take-Two、PS3/Xbox 360「MafiaII」
車の収集要素とDandyに決める!? 服の着替えなどを紹介


11月11日 発売予定

価格:各7,140円

CEROレーティング:Z(18歳以上対象)


イメージアート

 Take-Two Interactive Japanは、11月11日に発売を予定しているプレイステーション 3/Xbox 360用アクション「MafiaII」の新情報を公開した。

 「MafiaII」は、1950年代のアメリカを舞台にマフィアの世界で頂点を目指す「ヴィト・スカレッタ」の生き様を描いたオープンワールドアクションゲーム。本作は、現実世界では体験することができないマフィアの世界と重圧なストーリーに加え、爽快なアクションを楽しむことができる。

 今回は、街中を移動するのに欠かすことができない「車」に関する情報と、指名手配から逃れることができる「服の着替え」、相手に気づかれず背後に回り込むことができる「ステルスキル」の情報を紹介する。また、犯罪に手を染め始めたヴィト・スカレッタの生き様を描く「第三章」と「第四章」のストーリーも紹介していく。

■ 車の入手&車庫

 車は路上や駐車場などに停車しているものなら大半が盗める。一般車だけでなくタクシーなども盗むことができる。鍵を開錠ピックで開けるか、窓をぶち割ることで盗むことができるが、盗む際に周りに警官がいると厄介なことになるので、警官の確認は怠らないほうがいいだろう。万が一、警官に見つかってしまい車が指名手配となってしまった場合には、警官の目の届かないところまで逃げ、修理工場でナンバープレートを交換するか塗装を変えることで指名手配を解除することができる。

 車庫はヴィトが暮らすジョーのアパートにある。車庫では車の状態や性能などをチェックすることができ、車は10台まで駐車することができる。

【車】
車を盗むには開錠ピックのテクニックが必要となる。慣れるまではスムーズにいかないかもしれないが、練習用の錠前があるのでコツを掴んでおくといいだろう。車を盗む際、ワザと警官に見つかりカーチェイスを楽しむのもアリだ。なんでも自由にできる、それこそが本作の醍醐味でもある

■ 服の着替え

 街中にあるショップでは、お金を払うことで服を着替えることができる。服の着替えは、見た目の変化を楽しむ要素の1つでもあるが、本作においては服を着替えることで指名手配の解除を行なうことができるという意味もある。

【服の着替え】
衣装はカジュアルなものからスーツまで、豊富に用意されているようだ。着替えにはお金が必要となる。急に着替えが必要となる場合もあるので、お金は常に所持しておくべきか?

■ ステルスキル

 ステルスキルは、警備員などの背後に忍び寄り、相手に気づかれる前に絞め殺すという技。L3ボタンで物音を立てないかがんだ状態の歩き方ができ、この状態で相手に近寄り○ボタンを押すと発動する。

【ステルスキル】
警備員や住人がいる建物などに侵入するときには、欠かすことのできないテクニックの1つ。移動速度は遅くなると思うが、後々に発生する恐れがある面倒を避けるには必須となるだろう




第三章 エネミー・オブ・アメリカ(ジョーのアパート、1945年2月10日)

 とりあえずジョーのアパートに住まわせてもらうことになったヴィト・スカレッタは、アメリカ3日目の朝を電話の音で起こされた。既にジョーは外出した後のようで、仕方なく電話に出るとヴィトの母からの電話。父も働いていたサウスポートの組合長フェデリコ・パパラルドに会ってまっとうな仕事を世話してもらうことの念押しだった。仕方なくヴィトはサウスポートに向かうこととなる。


 最初に与えられた仕事は、着いたばかりの荷物をトラックに積み込む作業。かなりの木箱をトラックに運び込む単調な作業だ。しかも報酬はこれだけの作業でたったの10ドル。

 「楽しいったらありゃしねえな……1日中、箱を動かして何が面白いってんだよ」
 「こいつらよくこんなことやれるよな。始めて5分で、もううんざりだ……」
 「考えてみりゃ、こんなはした金いらねえよな!」

 とうとう仕事を投げ出すヴィト。

 出口で待ち構えていたスティーブに呼び止められる。


 「おい、終わったか?」
 「終わりだ、10ドルでこれじゃ願い下げだ! 仕事が欲しいとは言ったが、奴隷としてこき使われたいとは言ってない」
 「そうかい。だったらさっさと消えな。2度と顔をみせんじゃねえぞ」
 「その心配はねえよ。バルバロの手伝いのほうが100倍儲かるぜ」
 「ちょっと待て! バルバロって、ジョー・バルバロのことか?」
 「ジョーと仕事してる奴が、10ドルで荷物運びだと。何やってんだ!」


 ジョーの名前を出したとたん、態度が変わり、またパパラルドの元へ。ジョーに確認の電話をとり、仲間だとわかったあと、新たな仕事を頼まれる。パパラルドは港で働く連中から、毎月散髪代と称して、各人に10ドルづつ払わせていた。

 その徴収を行なえとの指示。理髪が必要ない奴らからも集めなければならないため、時には体でわからせることも必要なようだ。150ドル集めて50ドルの報酬。荷物運びと比べると悪くない。


 早速散髪代をドックの労働者たちから集め始めたが、ビルという黒人がどうしても払わない。ビルをぶっ倒すと、他の労働者も全て支払った。以前、スティーブはビルに返り討ちにあったらしい。報酬を受け取りドックを後にする。出る間際に「ジョーがフレディーズで待っている」との伝言があり、向かうことに。


 フレディーズで待ち構えるジョーは、着いた早々「俺らが子供の頃、よく顔合わしてた大物連中をおぼえているか?」、「ここでその1人と待ち合わせてる。ヘンリー・トマシーノって奴だ。何やらデカい話があるらしいぞ」。


 ヘンリー・トマシーノとの対面後、早速仕事の話が。昨今のガソリン不足で価格が高騰しており、価格管理局に忍び込みガソリン券を盗んで来る仕事らしい。連邦政府の機関だし、ヤバくないのか疑ったところ、ガソリン券は夜は金庫で保管されており、鍵も近くに保管されている。詳細はリトルイタリーに住む仲間の姉マリア・アニェッロから聞くように指示された。報酬はガソリン券1万ガロン分で600ドル。しかし殺しや見つかって騒ぎになったら取り分は3分の1。


 マリア家に向かい事情を説明すると、姉が入院している病院まで車で送れば全部話すとのこと。病院へ送りながら話を聞くと、

・夜は戸締りがしっかりしているから、裏から入るしかない。
・トイレの窓が大抵開いているから、そこから入れる。
・金庫の鍵は局長の部屋にある。
・金庫は2階。局長の部屋も同じ階にある。
・夜は警備員がいる。

 マリアを送り届けると、道を挟んで向かい側にある価格管理局へ。

 裏のトイレの窓から侵入し、2階の局長室に。警備員に見つからないように進入し、鍵を入手すると金庫のある部屋に。金庫からガソリン券を入手したとたん警報が鳴り響く。警備員と警官の追っ手を振り払い何とか脱出。フレディーズに到着し、ヘンリー・トマシーノに会ったところ、手に入れたガソリン券には期限が付けられていて、しかも日付は今日。

 市内にあるガソリンスタンドを回り深夜までに交換して来なければ取り分は無しだと言われ、急ぎガソリンスタンドを回るハメに。6箇所を回りクタクタになってジョーのアパートへ帰宅。



第四章 マーフィーの法則(リトルイタリー、1945年2月11日)

 アメリカに戻ってきて4日目。起きるとジョーの手紙があった。

 「また仕事の話が入った! 今度のはデカいぞ」
 「今夜フレディーズに寄ってくれ。銃と開錠ピックを忘れるなよ」

 ジョーの奴、いつの間にか字が書けるようになっていたらしい。フレディーズに着くと、ジョーとヘンリー、そして電話で怒鳴る謎の男。謎の男が電話を切るや「やれ! すぐにだ」とヘンリーに告げて去っていく。

 「誰なんだ?」
 「今は知らなくてもいい」

 早速今日の仕事の説明を聞く。

 「よく聞け。うちのボスに借金をしてる奴がいる。デカい宝石店の開店資金だったが、返済が遅すぎる。今夜そのツケを回収しろ」
 「宝石でだ。ついでに手間賃を少々いただく」


 宝石店は街の中心部にあるショッピングモールにあるらしい。夜は警備がおらず、鍵をこじ開ければ悠々と中に入れる。電話会社の作業服も用意して準備も万全。6時間後の夜中、宝石店に忍び込む。あらかた宝石を取ったとたん、1台の車が店に突っ込んできた。


 車から出てきたのは。いつも鉄砲玉に使われているアイルランド人のブライアン・オニール一味だ。奴らも宝石を盗みに来たらしい。警察が駆けつけ、慌てて逃げるハメに。銃撃戦をかいくぐり、屋上から隣のビルに移り、ブライアン一味は全て捕まったようだ。命からがら脱出。ジョーとは家で落ち合うことにして別れた。警察の追っ手を逃れて何とか家にたどり着き、1日が終わった。



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(2010年 10月 29日)

[Reported by 志賀康紀]