東京ゲームショウ2010レポート
カプコンブース ステージイベントレポート
「メガマン ユニバース」のステージにガチャピンが登場
ゲーム内でガチャピンとメガマンの奇跡のコラボが実現!
本邦初登場となった「メガマン」。元祖「ロックマン」との表情の違いにとくとご注目あれ |
株式会社カプコンは、TGS2010ビジネスデイの2日目となる17日にプレイステーション 3およびXbox 360用アクションゲーム最新作「メガマン ユニバース」のステージイベントを同社ブース内にて実施した。
「メガマン(MEGAMAN)」は、元々はカプコンの人気アクションゲームシリーズ「ロックマン」の海外版につけられた名称のこと。ゲームの基本的な内容は日本国内版と同じだが、メガマンの表情は元祖ロックマンとはまったく異なる強面にデザインされているのが大きな特徴だ。とりわけアメリカ版のメガマンのイラストが国内版のロックマンに比べてあまりにシリアスなデザインになっていることから、コアなゲームにファンたちの間では知る人ぞ知る有名人(?)になっている。
ステージでは本作のトレーラー映像の上映に続き、プロデューサーを務めるカプコンの伊藤亜紀子氏と、本邦初お目見えとなる主人公のメガマンが続けざまにさっそうと登場。伊藤氏は、「本作のキモとなるのはコラボレーション。メガマン以外とのいろいろなコラボを実施して、より世界を広げていきたいなと思っております」と挨拶し、作品中にはメガマン以外にも元祖ロックマンや対戦格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズでおなじみのリュウなどのキャラクターが続々と登場する予定であることを発表。
また、会場内でプレイアブル出展されているTGSバージョンでは、メガマン、ロックマン、U.S.版メガマンに加え、特殊武器などをカスタマイズしたメットマン、ガストマン、チョップマンの合計6人のキャラクターが使用可能になっていることを説明した。さらには「ロックマン」および「メガマン」シリーズの生みの親としておなじみのカプコン常務執行役員である稲船敬二氏がスクリーン上に現れると、「『メガマン ユニバース』は私自身が立ち上げからコンセプトの立案まで考えて作りました。日本だけでなく、世界中の『メガマン』ファンのみなさんに楽しんでもらえるような作品にしたいと思っております」と来場者へメッセージを贈っていた。
そして伊藤氏、メガマンに続きサプライズゲストとしてステージに現れたのは、子ども向けテレビ番組「Beポンキッキ」でもおなじみのなんとガチャピン! 壇上でメガマンとガッチリ握手を交わすと、本作の追加ダウンロードコンテンツとしてガチャピンをモチーフにしたその名も、「メガピン」が配信される夢のコラボレーションが実現するという衝撃のニュースを発表。今回のところは、残念ながら「メガピン」の具体的な性能や配信時期は明らかにされなかったが、誰もが予想し得なかった「メガピン」の登場にはガチャピンのファンもゲームのファンも配信が実に待ち遠しいことだろう。
さらに来場者を驚かせたのは、ガチャピン自らがステージ上でTGSバージョンの「メガマン」をプレイして見せたこと。開始直後に1度ミスがあったものの、ノーマルランクのステージを軽々とクリアする腕を披露してギャラリーの度肝を抜いていた。そして今回のコラボが実現した感想を聞かれたガチャピンは、「まさか『メガマン』とコラボができるなんて夢にも思わなかったよ、も~最高っ! でも、どうしてボクが『メガマン』の世界に出てくることになったのかは、教えな~い(笑)」とコメント。コラボが実現したことを喜びつつもゲームの核心に触れる内容については名言を避けてしまったのが少々残念だったが、続きはゲームが発売されてからのお楽しみということなのだろう。
筆者も早速本作を遊んでみたところ、出展バージョンではイージー、ノーマル、ハードの全3ステージを自由に選んでプレイできるようになっていて、制限時間の15分以内であれば途中でゲームオーバーになっても再チャレンジできるという形で運営されていた。筆者はイージー、ノーマルの両ステージを遊んでみたが、たとえイージーのステージであってもロックバスター(通常弾)を敵のいる地点へ正確に当てるテクニックが要求されたり、ジャンプ中に一度下に落ちると即ミスとなってしまうトラップも随所に仕掛けられるなど、いかにも「ロックマン」シリーズらしい構成になっていた。
各キャラクターごとの移動速度やジャンプの飛距離などの性能差はほとんど見られなかったが、装備している特殊武器がそれぞれ異なる仕様になっていた。欲を言えば、ゴール地点に到着後にボスキャラとの対決シーンが入っていなかったのは少々残念だったが、従来の「ロックマン」シリーズ作品には見られなかったきめ細かいアニメーションと、日本のゲームやアニメではまずお目にかかれないであろう、メガマンならではの独特のシュールな表情とアクションシーンはファンならずとも必見である。
なお、本作の展示コーナーはビジネスデイ2日目の会場直後でも比較的混雑しており、Xbox 360版の列は午前10時半の段階で30分待ち、正午には約60分待ちとなっていた。明日以降の来場を予定している人は、なるべく早めに並ばれることをおすすめしたい。
伊藤プロデューサー(写真左)は、「メガマン ユニバース」には「ストリートファイター」シリーズでおなじみのリュウなどが登場することをはじめ、プレーヤーがオリジナルステージを自由に作れるステージエディット機能を搭載していることなどを発表。さらに本作の生みの親である稲船氏は、企画段階から開発を手掛けていたことをビデオ出演にて明らかにした |
本作ではメガマン以外にもU.S.版メガマン(※顔に注目!)および元祖ロックマンも使用可能。ショー出展バージョンでは、さらにカスタマイズキャラクター3人を加えた合計6名が登場するようになっていた。なお実際の作品では、プレーヤーが自由にキャラクターをカスタマイズできる機能が搭載されるとのことだ |
【スクリーンショット&設置コーナー写真】 | ||
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(2010年 9月 17日)