スクエニ、PS3/Xbox 360/WIN「フロントミッション エボルヴ」
O.C.U.軍のキャラクターやヴァンツァーなどを公開


9月16日 発売予定

価格:8,190円(PS3/Xbox 360版)
   オープン(WIN版)

CEROレーティング:C(15歳以上対象)


 株式会社スクウェア・エニックスは、9月16日発売予定のプレイステーション 3/Xbox 360/Windows用ドラマティックアクションシューター「フロントミッション エボルヴ」の新情報を公開した。

 今回は、O.C.U.軍に所属する2人のキャラクターやO.C.U.軍のヴァンツァーのほか、世界中のプレーヤーと対戦する「マルチプレイ」でのルールの1つ「スプレマシー」やヴァンツァーのカスタマイズに関する情報が明らかにされた。

【登場キャラクター】

● ジェド・テイラー・ゴードン(Jed Taylor Gordon)

 O.C.U.陸防軍、第1空挺機動軍「サザンクロス」の大尉。O.C.U.軍において勇猛な隊として知られるサザンクロスの斬り込み隊長的な存在である。

 軍人の家に生まれ、英才教育を施され、士官学校を首席で卒業した。若きエースパイロットとして将来を有望視され、25歳という異例の若さで大尉に昇進した。

 真面目な性格で、これだけのエリートでありながら高慢さはなく義を重んじる人格者である。

● ユン・テ・ファン(Yung-Tae-Hwang)

 大漢中共和国軍、快速反応部隊の少尉。「孫子」の教えをはじめとする古今東西の兵法に通じ、現代戦へ応用する頭脳明晰さを持つ。

 ニューヨーク襲撃を含む一連の事件からなるU.S.N.対O.C.U.の流れの中で、O.C.U.側の支援役として加勢するが、実際は本国の極秘任務を帯びている。

【ヴァンツァー】

● 炎陽(Enyo)

 炎陽シリーズの久々の新作。霧島重工は、新たなWAPをいくつか発売したあと、炎陽の新作を出すというスタイルに徹しており、この機体も約10年ぶりに登場した。

 スマートなフォルムはそのままに、重武装にも耐えるエンジンを積んでおり、遠距離支援にも適した機体となっている。既に、O.C.U.日本国防軍が納品を決めており、未だに癒着を疑う声は少なくない。

● 克黒(Kehei)

 克黒(カヘイ)シリーズは、上海鋼鉄公司のいくつかあるラインの中で、もっとも知名度の高い機体である。その理由は、大漢中の軍隊で1番多く採用されていることに他ならない。特に、ユンが搭乗している克黒35型は前衛に適した機体で、O.C.U.のゼニス、U.S.N.のフロストと並ぶ、大漢中の代表的なWAPとなっている。

 克黒の開発当初は、量産性を無視し高性能、もしくは量産性を重視し低性能と極端な機体を生産していたが、その後シリーズを重ねるごとに性能とコストのバランスが向上した。


■ 「マルチプレイ」のルール「スプレマシー」

 スプレマシーは、マルチプレイのルールの1つ。マップ内の1カ所に出現する「Capture Point」を、敵チームと奪い合う。マルチプレイのもう1つのルール「ドミネーション」との違いは、確保する対象が一定時間ごとに移動する。

 また、ドミネーションの銃座のように確保中に攻撃はしない。しかし、目標が常に1つしか出現しないため、目標付近では敵と味方が入り乱れる乱戦になりやすい。

敵軍確保状態。表示されているゲージが制圧率を示す。範囲内に留まっていると赤ゲージが減りやがて緑に変化して自軍のものとなる中立状態。写真では、プレーヤーが制圧中のため、ゲージが徐々に緑になりつつある自軍確保状態。ゲージが完全に緑になりCapture Pointを制圧


■ ヴァンツァーのカスタマイズ

 カスタマイズに使用可能なパーツの入手方法は、シングルキャンペーンとマルチプレイの各モードによって異なる。シングルキャンペーンでは、ストーリーの進行に応じて随時追加されるパーツを購入していく。一方マルチプレイでは、経験値を溜めて階級を上げることで使用可能なパーツが増加する。

 武器もさまざまな種類が用意されており、腕武器は「MG(マシンガン)」、「SG(ショットガン)」、「RF(ライフル)」、「BZ(バズーカ)」、「KN(ナックル)」、「RD(ロッド)」、「PB(パイルバンカー)」、「SD(シールド)」。肩武器は「MS(ミサイル)」、「RK(ロケット)」、「GL(グレネード)」、「GG(ガトリングガン)」となっている。

【腕武器】
ショットガンライフルバズーカ
ナックルロッドパイルバンカー
【肩武器】
ロケットグレネードガトリングガン

● バックパック

 ヴァンツァーの特徴を大きく変えるバックパックは、前回紹介した「ホバー」や「アンチミサイル」のほかに、「アイテム」や「ターボ」、さらに「リペア」や「EMP(Electro Magnetic Pulse)」などが存在する。

 また、それぞれの効果は低いがアイテムとターボの効果を併せ持つ「コンボ」というバックパックも用意されている。

【アイテム】【ターボ】
装備している武器の初期球数が増える装備すると出力が増加。出力が増えると装備可能なものも増える
【リペア】
エネルギーの残量が100%のときのみ使用可能。自分を含む範囲内の味方ユニットの耐久力を回復させる。破壊されたパーツも修復できる
【EMP】
電磁パルスによって相手の動きを一時的に止めることができる。リペアと同様、エネルギーゲージの残量が100%のときに使える


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(2010年7月23日)

[Reported by 中野信二 ]