スクエニ、「ロード オブ アルカナ」
新感覚マルチアクションゲームがPSPに登場!


2010年 発売予定

価格:未定


 株式会社スクウェア・エニックスは、PSP用タイトル「ロード オブ アルカナ」(LORD of ARCANA)を2010年に発売する。価格は未定。本作の発売に先駆け、8月19日より体験版の配信を行なうことが決定している。ダウンロード方法などに関する詳細は、後日発表される予定。

 「ロード オブ アルカナ」は、独自の世界観を持ったファンタジー世界を舞台にしたマルチアクションゲーム。最大4人同時プレイを実現し、仲間達と共にモンスターを退治する楽しみを味わうことができる。本作の魅力はマルチプレイだけにとどまらず、スクウェア・エニックスのスタッフを始め、国内海外を問わず活躍する著名なイラストレーターがキャラクターデザイナーとして多数参加していることにもある。

 プレーヤーは「スレイヤー」と呼ばれる戦士となり、強靭なモンスターを相手に戦い“核石(アルカナ)”を集めていくいくこととなる。主人公は男性、女性それぞれの性別から自分の分身となるアバターを作成することができる。また、バトルシーンでは、アクションが苦手という人でも楽しめるようにと工夫が施され、シンプルな操作で派手なアクションを展開することができるようだ。


【ストーリー】
Image Illustration : ヒロアキ


 

この世界の名……ホロディンは初代の王に由来する。
膨大な森林にかこまれたその村の外れにそれはあった。

核石《アルカナ》こそが、この世界の秩序の根幹。
――それは力あるものに与えられるという。

次々とモンスターを打倒し、
核石《アルカナ》を手にするスレイヤー達。
その力とは一体何なのか、
そして核石《アルカナ》を得た者の定めとは……。



【スレイヤーの作成】
キャラクター作成は、「名前」、「性別」、「顔」、「肌の色」、「髪型」、「髪色」、「声」の7項目が用意されている。好きなパーツを選び、自分だけのオリジナルスレイヤーを作ろう

【組み合わせは自由自在】
装備品を変えるとキャラクターの見た目が変化する。見た目を重視して個性をだすもよし、能力を重視し強さを求めるのもよし、決めるのはプレーヤー自身だ

【スピーディーなバトルシーン】
鮮血が吹き飛ぶ激しいバトルシーン。ターゲットをロックすることで複雑な操作がなくなり、それぞれのボタンに振り分けられたアクションでモンスターを倒していく

【一撃必殺の「フィニッシュブロー」】
ロックオンした状態でモンスターにダメージを与えていくと、一定の条件下でコマンド操作が発生する。このコマンド操作に成功すると、強力な一撃である「フィニッシュブロー」が発動する


 多種多様の武器カテゴリが存在することも本作の魅力の1つ。初報となる今回は、数ある武器の中から「片手剣」と「両手剣」の2つの武器を紹介する。

【片手剣】
攻撃、移動、防御、全ての面においてバランスが取れた武器。目にも止まらぬ連続攻撃を得意とするほか、魔法攻撃もこなすことができる。さらに、盾を装備することで防御にも優れる

【両手剣】
長身の剣から生み出される破壊力と、リーチの長さを活かしモンスターをなぎ払うことができる。盾を装備できるため、防御からのカウンターを得意とする。武器の重さから動きが鈍い




 

【モンスター紹介】

■ 竜帝バハムート

 猛獣のような大きな爪と鋭い牙を持つ巨大な翼竜。その巨躯に反してすばやい動きと、咆哮とともに顎から繰り出されるメガフレアは周囲を焦土と化す。全身を覆う鋼のように硬い鱗は一切の魔法を跳ね返す効果があるといわれている。


「ファイナルファンタジー」シリーズではおなじみ、最強クラスの力を誇る召喚獣バハムートが敵モンスターとしてスレイヤーたちの前に立ちはだかる。竜帝バハムートのイラストを担当するのは、皆葉英夫氏


■ 炎神アグニ

 炎を司り、岩で出来た巨躯には2つの顔があるといわれる魔人。炎をまとった体躯を屈め、炎弾のように突進してくる様は、まるで火山から生まれ出た岩石のようである。その体を構成する炎岩は永久に燃え盛るとされ、手にいれたものは炎を自在に操れるようになるという。


炎神アグニはインド神話に登場する火神をモデルにしているようだ。胴体部分には口のような形をした穴が開いているように見えるが、ここから灼熱の炎を吐き出すこともできるのだろうか。炎神アグニのイラストを担当するのは、天野喜孝氏


【ゴブリンファイター】【スケルトン】【ミノタウロス】
Illustration : 輪くすさが
小さく俊敏性に富んだモンスター。時折陽気な踊りを踊ってハンターを挑発してくる
Illustration : 藤坂公彦
剣士として生まれ、剣士として死に、剣士として蘇る。脆弱な肉の衣を脱ぎ捨て、生の限界から解き放たれた真剣士
Illustration : 仙田 聡
屈強な肢体に強靭な鎧をまとった獣戦士。巨大な斧から繰り出される一撃は致命傷となりうる


 

【世界観紹介】

■ 冒険の拠点となる村「カリヨポルト」

カリヨポルト

 カリヨポルトは、ホロディンの聖域がある麓に栄えた海沿いの村。海岸線に面しているほかは周囲を森に囲まれ、モンスターの侵入を防ぐために頑強な門が築かれている。野生動物はモンスターに殺されるのでほとんどおらず、主に農耕と漁業によって自給自足的に暮らしている。

 このような治安環境下であるため、男女ともに戦士を生業とする者が多く、自治的にギルドが発足して経済システムとして組み込まれた。基本は傭兵的な側面を持つギルドだが、その依頼はモンスター討伐が多いことからスレイヤーズギルドと呼ばれている。

 辺境であるがため大きく発展することはなかったが、村の歴史は古く、その苛酷な環境から特殊な武具の制作技術が古来より受け継がれているという。これを求めて他地方からカリヨポルトを訪れる者が後をたたない。


村にはギルドハウスをはじめ、武器屋や合成屋など様々な施設が用意されている。たくさんの冒険者が集まってくるので、彼らから冒険に役立つ情報を得ることができるという。また、建物の中に仕掛けが隠されていることもあるようだ


 

【フィールド紹介】

■ バトルフィールド:ブランクアッド溶岩洞

 熱風立ちこめる溶岩地帯。切り立った岩壁からは様々な鉱物が採掘できるといわれている。灼熱の溶岩流はスレイヤー達の侵入を拒む。


イメージイラスト洞窟内には敵モンスターだけでなく、様々な仕掛けがスレイヤーの行く手を拒む。各エリアには採集ができるパーティクルポイントも用意されているという

■ バトルフィールド:アブール砂漠と庭園

 一面に砂漠が広がる乾燥地帯。巨大なドラゴンが巣くうなど荒々しい一面もある。エリアの奥には庭園となるオアシスの存在も確認できる。


イメージイラスト広大なアブール砂漠ではワープゲートが用意されている。ワープゲートを利用し、効率よく移動することで冒険のリスクを減らすことができるようだ。疲れた体を癒すことができるオアシスも?


 

【体験版紹介】

 8月19日に配信を予定している体験版では、本作の魅力の1つであるマルチプレイを体験することができる。今回紹介した炎神アグニが登場するバトルも用意されているようだ。


体験版をプレイして、本作の魅力を十分に味わって欲しい


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(2010年 7月 2日)

[Reported by 志賀康紀]