ポケモン、DS「ポケットモンスターブラック・ホワイト」

イッシュ地方の全体図や新ポケモン、新通信要素などを公開


9月 発売予定

価格:未定

CEROレーティング:A(全年齢対象)



 株式会社ポケモンは、9月発売予定のニンテンドーDS用RPG「ポケットモンスターブラック・ホワイト」の新情報を公開した。

 今回は、本作のパッケージを飾る伝説のポケモンをはじめ、イッシュ地方の全体図やそこに生息するポケモンたちの情報が明らかになった。さらに、本作より新たに加わった通信要素の内容もお伝えしていく。

【パッケージ】
「ポケットモンスターブラック」「ポケットモンスターホワイト」

■ 伝説のポケモン「レシラム」と「ゼクロム」

 「レシラム」は、「ポケットモンスターブラック」の物語のクライマックスで登場するはくようポケモン。一方の「ゼクロム」は、「ポケットモンスターホワイト」のストーリーが最高潮に達する場面で登場するこくいんポケモンとなっている。この2匹のポケモンは、イッシュ地方のどこかで真の英雄が現われるのを待っているという。

【レシラム】
分類:はくようポケモン
タイプ:ドラゴン・ほのお
特性:ターボブレイズ
高さ:3.2m
重さ:330.0kg
炎を吹き上げて周囲を焼き尽くす。その熱は、世界中の大気を動かすと言われている
【ゼクロム】
分類:こくいんポケモン
タイプ:ドラゴン・でんき
特性:テラボルテージ
高さ:2.9m
重さ:345.0kg
体内で発電して電気を作り出し、カミナリ雲にその身を隠してイッシュ地方の空を飛ぶと伝えられている

■ イッシュ地方での新ポケモンや人との出会い

イッシュ地方全体図

 右の「イッシュ地方全体図」で、南側にある大都市が前回紹介したイッシュ地方のビジネスの中心となる街「ヒウンシティ」。イッシュ地方には、このほかにもさまざまな街や施設のほか、全体図の中央には見た目にも不思議なエリアが存在している。

 イッシュ地方では、「カントー」、「ジョウト」、「ホウエン」、「シンオウ」で既に発見されているポケモンはほとんど姿を見せることはなく、新たなポケモンやそこに住む人々との出会いがプレーヤーを待っている。

イッシュ地方にいくつも存在する橋の1つ。跳ね橋になっている蜂の巣のような独特な形状をした構造物。ここで一体何をするのだろうか?

アララギ博士

 本作では、アララギ博士というポケモンの研究をしている女性に、最初のポケモンとポケモン図鑑を渡されて図鑑の完成を依頼される。その後の旅でも、何度も関わることになる主要キャラクターの1人でもある。

 ポケモン図鑑には、イッシュ地方で出会ったポケモンのデータが自動的に記録される。多くのポケモンを見つけて、この図鑑を完成させることが主人公の目的の1つでもある。赤い色をした男の子用とピンク色の女の子用の2つが用意されている。

アララギ博士から最初のポケモンをもらい、ポケモン探しの旅が始まるポケモン図鑑。左が男の子用、右が女の子用

 イッシュ地方には、新たなポケモンが多数生息している。今回は、そのうちの7種のポケモンを紹介する。

【ムンナ】
分類:ゆめくいポケモン
タイプ:エスパー
特性:よちむ、またはシンクロ
高さ:0.6m
重さ:23.3kg
夢を現実化する能力を持つ。相手を空中に浮かせるテレキネシスという、いかにもエスパーらしい技を繰り出す
【マメパト】
分類:こばとポケモン
タイプ:ノーマル・ひこう
特性:はとむね、またはきょううん
高さ:0.3m
重さ:2.1kg
特性のはとむねは、技などの効果により防御を下げられることがない
【チラーミィ】
分類:チンチラポケモン
タイプ:ノーマル
特性:メロメロボディ、またはテクニシャン
高さ:0.4m
重さ:5.8kg
アララギ博士も持っているポケモン。スイープビンタは連続攻撃する技
【シママ】
分類:たいでんポケモン
タイプ:でんき
特性:ひらいしん、またはでんきエンジン
高さ:0.8m
重さ:29.8kg
ワイルドボルトという技は、強力すぎるため反動で自分もダメージを受けてしまう
【メグロコ】
分類:さばくワニポケモン
タイプ:じめん・あく
特性:いかく、またはじしんかじょう
高さ:0.7m
重さ:15.2kg
これまでにはない組み合わせのタイプを持つ。相手を倒すと攻撃が上がる特性「じしんかじょう」が特徴
【ヒヒダルマ】
分類:えんじょうポケモン
タイプ:ほのお
特性:ちからづく
高さ:1.3m
重さ:92.9kg
特性の「ちからづく」は、技の追加効果が発動しない代わりに威力が上昇する
【ギアル】
分類:はぐるまポケモン
タイプ:はがね
特性:プラス、またはマイナス
高さ:0.3m
重さ:21.0kg
同じ種類で「プラス」と「マイナス」の両方の特性を持つポケモン。ギアソーサーは、2つのギアで連続攻撃する技だ

■ コミュニケーションの幅が広がる新たな通信要素

 また、これまでの「ポケットモンスター」シリーズには、ニンテンドーWi-Fiコネクションを使った遊びとして「グローバルトレードステーション(GTS)」や「Wi-Fiクラブ」などが用意されていた。

 本作では、ゲームのレポート(セーブデータ)をWeb上にアップロードし、それを使ってパソコンから専用のWebサイトにアクセスして遊べるようになる機能が搭載される。

 Webサイトで遊んだ内容は、あとでDS側に反映される仕組みとなっており、DSとWebサイトがリンクするというこれまでにはなかった新たな遊びが提供される予定という。

 なお、Webサイトと連動した遊びについては、あくまでも「ポケットモンスターブラック・ホワイト」をより楽しむための追加要素という位置づけとしている。

 また本作では、Wi-Fi通信を利用した「ランダムマッチ」モードで全国のプレーヤーと対戦を楽しめる。さらに、海外版の発売後には、日本国内のユーザーに加え世界中のプレーヤーとも通信対戦が可能となる。

ポケモンセンターには、通信に関する施設が集約されている。「ランダムマッチ」には、グローバルターミナルのカウンターにある「ランダムマッチ」という項目からアクセスできるランダムマッチで全国のプレーヤーと勝負して腕を磨こう

【このほかの通信機能もパワーアップ】

 本作には、ポケモンセンターに集約された通信要素のほかに、ワイヤレス通信を使った新たな遊びが追加される。Wi-Fi通信を利用したグローバルな楽しみ方だけでなく、ローカルでのコミュニケーションもバージョンアップされる。

下画面には「Cギア」という新たなデバイスがある。これを使って、さまざまな通信機能にアクセスすることが可能ワイヤレス通信にも、これまでにはない新たな遊びが加わる


(C)2010 Pokemon. (C)1995-2010 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
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※画面は開発中のものです。

(2010年 6月 18日)

[Reported by 中野信二]