バンダイ、音だけでゲームを楽しむ「妄想コントローラ」を発売

「ストリートファイターII」、「ゼビウス」、「ファミスタ」をラインナップ


3月20日発売

価格:888円


 株式会社バンダイは、キーチェーン玩具「妄想コントローラ」を3月20日に発売する。価格は888円。

 ゲームの音だけを聞きながら、ゲームの画面を“妄想”して楽しむというゲームコントローラー型の玩具。本体のスピーカーからはゲームのBGMや効果音が流れ、方向キーやボタンを操作しながら簡単なゲームもプレイできる。対象は20代~30代の男性。

 今回発売されるのは、株式会社カプコン「ストリートファイターII」より、「リュウ、ブランカ、サガット」、「ケン、E.本田、ガイル」、「春麗、ダルシム、バルログ」をそれぞれ収録した3種と、株式会社バンダイナムコゲームス「ナムコクラシックス ゼビウス」、「ナムコクラシックス ファミスタ」の2種。いずれも、幅広い世代に親しまれ、1度遊んだ経験があれば音を聞くだけでコマンド入力の方法やゲーム画面が思い浮かび、自然と指を動かしてしまうようなラインナップを選択したという。

「妄想コントローラー ストリートファイターII リュウ、ブランカ、サガット」「妄想コントローラー ストリートファイターII ケン、E.本田、ガイル」「妄想コントローラー ストリートファイターII 春麗、ダルシム、バルログ」

 「ストリートファイターII」では、「ラウンドバトル」、「V.S.バトル」の2種のゲームが楽しめる。ラウンドバトルは、方向キーとボタンを使って技のコマンドを入力することで、「波動拳!」、「スピニングバードキック」など、おなじみの技名が流れ、約20秒の間に入力に成功した技の数によって勝敗が決定する。3回勝利すると、車を破壊するボーナスステージに進める。V.S.バトルは、「ストリートファイターII」の妄想コントローラを持った友人との対戦が可能なモードで、一定時間内にどれだけ沢山のコマンドを入力したかで勝敗が決まる。また、ゲームに登場するキャラクターの技や効果音などを自由に聞ける「サウンドモード」も搭載する。

 「ナムコクラシックス ゼビウス」は、方向キーと2つのボタンを使って敵を破壊するシューティングゲーム。妄想コントローラーによって“うまく敵を破壊”していくと「バキュラ」や1UPアイテム「スペシャルフラッグ」、浮遊要塞「アンドアジェネシス」の登場音が流れる。また、妄想コントローラオリジナルゲームとして、バキュラを破壊する速さを競う「バキュラ破壊バトル」も収録しているほか、ゲームのスタートBGMなどが聞けるサウンドモードを搭載する。

 「ナムコクラシックス ファミスタ」は、「バッティングモード」と「ピッチングバトル」の2種のゲームを収録。バッティングモードでは、プレーヤーはバッターとなり、ピッチャーが投げる球の音で「普通」、「速球」、「フォーク」を聞き分け、方向ボタンの操作でバッターの位置を調整、タイミング良くバットを振ることでホームランを狙う。ピッチングバトルでは、誰が1番速くバッターを三振または3アウトにして三者凡退を取れるかを競うもの。ピッチング音や歓声などを聞けるサウンドモードを搭載する。

 本体サイズは35×17×53mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約30g。2010年12月末までに累計20万個の販売を目指す。

(2010年 1月 28日)

[Reported by 清宮信志]