So-net、iモード「Wizardry Online Mobile」など
2本のモバイルMMORPGを今春配信


2010年春 配信予定

料金:未定


「Wizardry Renaissance」のロゴ

 ソネットエンタテインメント株式会社(So-net)は、iモード用MMORPGとして、「Wizardry Online Mobile(ウィザードリィ・オンライン・モバイル)」と「ソーサリーサーガ」の2タイトルを2010年春より配信する。利用料金は未定。対応機種はいずれもFOMA 905iシリーズ以降で、iアプリオンラインにも対応する。

 「Wizardry Online Mobile」は、同社子会社の株式会社ゲームポットが立ち上げたプロジェクト「Wizardry Renaissance」の一環となるタイトル。このプロジェクトは、2011年で生誕30周年を迎える「Wizardry」を題材にしたもので、新たな世界観で展開される。ゲーム制作における方針については、「戦いの果てに倒れても何事もなかったのように蘇り、ロードすれば全ての出来事をなかったことにできるのでは、リアルな喜怒哀楽を感じられない。かつてのコンピューターRPGの緊張感や高揚、悲壮感を、現在の技術で蘇らせる」と説明している。

 ゲームの舞台は「Wizardry Renaissance」で共通の時間軸「アザルス暦」の元年。戦乱が続いていたアザルス大陸を、ダルア皇国が統一した直後から、その後に起こる最初の試練が描かれる。他の「Wizardry Renaissance」のタイトルでは、株式会社アクワイアが2009年12月からプレイステーション 3向けに配信している「Wizardry 囚われし魂の迷宮」が、ダルア皇国が滅びるアザルス暦100年以降の世界を舞台としている。

 現在はまだスクリーンショットが公開されていないが、ゲームシステムは俯瞰視点のキャラクターを操る、アクション要素のあるものになるという。街はMMO形式で、仲間との交流やクエストの受注、アイテム生産や強化などを行ない、MO形式のダンジョンに進む。ダンジョンは様々なモンスターや罠が潜み、深く進むほど危険度が増すという。またダンジョン内では採掘も可能としている。

「ソーサリーサーガ」イメージビジュアル

 「ソーサリーサーガ」は、So-netが独自に手がけるオリジナルのファンタジーMMORPG。俯瞰視点からプレーヤーキャラクターを操作し、街で仲間を募ったり、クエストを受注したりした後、モンスターが待ち受けるフィールドやダンジョンでの冒険に向かう。また「エクメネ」と呼ばれる自分だけの部屋を作り、露店やプライベートチャットルームを開けるという。なお本作は街だけでなく、フィールドやダンジョンもMMO形式となっている。


【スクリーンショット】
デフォルメされたキャラクターを操るMMORPG。見た目はカジュアルだが、戦闘フィールドもMMOという本格派のオンラインゲームだ


(C)So-net
“Wizardry” is a registered trademark of IPM Inc. All rights reserved.

(2010年 1月 15日)

[Reported by 石田賀津男]