カプコン、Wii「モンスターハンター3(トライ)」
まだ間に合う「モンハン3」ガイド 第3回
ウラガンキンなど3体のモンスターと「モガの村」を紹介


発売中(8月1日)

価格:7,340円(通常版)
   8,490円(期間限定生産版)
   9,440円(イーカプコン限定版)
   33,000円(スペシャルパック)

CEROレーティング:C(15歳以上対象)


 株式会社カプコンは、8月1日に発売されたWii用ハンティングアクション「モンスターハンター3(トライ)」(モンハン3)において、これから本作をプレイする人向けの情報第3弾を公開した。

 今回は、彩鳥「クルペッコ」、爆鎚竜「ウラガンキン」、灯魚竜「チャナガブル」の3体のモンスターの生態や行動パターンの一部が明らかにされた。さらに、シングルモードの拠点となる場所「モガの村」とその周辺にある「モガの森」、シングルモードでハンターと一緒に行動してくれる謎の奇面族「チャチャ」の特徴もお伝えする。

● クルペッコ

 独特な色彩を持った鳥竜種。大きなクチバシで、巧みに水中の魚を捕らえる。また胸元と頭部に備わった発声器官から、ほかのモンスターの声や特殊な音を発することもあり、身の危険を感じると飛竜などほかのモンスターの声をマネて呼び寄せるという。

口からは粘液のようなものを吐く姿も確認。粘液を浴びるとどうなるのか気になるところ
クルペッコは踊りながらさまざまな鳴き声を発する。時には声マネをして、リオレイアなど自分よりも強いモンスターを呼び寄せることもある
発声器官から発する特殊な音の中には、モンスターの体力を回復する能力もあるらしい
周りのモンスターの状態にも変化を与える音もあるようだ

● ウラガンキン

 2脚歩行する獣竜種の中でも特に巨大なモンスター。最大の特徴は発達した下顎で、それを叩きつけて攻撃することから「爆鎚竜」の異名を持つ。

 見るからに硬そうな身体には、火薬岩と呼ばれる発火性のある岩石が付着している。その破片をばら撒き、振動を起こすことで大爆発させることもある。また火山でまれに目撃される巨岩の正体は、ウラガンキンが体を丸めた姿ではないかという説もある

巨大な鎚のような下顎をハンターに叩きつけてくる
雄叫びをあげてハンターの動きを止める「咆哮」ばらまかれた岩石の破片が、ウラガンキンの起こす振動で爆発極度に発達した下顎は、巨大な岩石をも噛み砕く

● チャナガブル

 水没林に生息するモンスター。平板な外観は魚類に似ており、頭部に獲物の目をくらませる発光体を持つことから、通称“灯魚竜”と言われている。いまだ研究が進んでおらず、生態も不明な点が多いが、便宜的に海竜種に分類されている。


体表を水底の色に同化させて擬態し、水草のようなヒゲを巧みに使って獲物をおびき寄せる
地上にいるハンターに向かって水中から飛び出してくる頭部の発光体から強烈な光を発する。まともに光を浴びると気絶状態になる巨大な口で獲物を周囲の水ごと吸い込む



モガの村全景

■ モガの村

 木造の家や手作りの風車など施設の大部分が水上に組まれた足場の上に建ち並ぶ村。桟橋にはたくさんの船が停泊し、出港の合図を待っている。森と海と風、自然の中に溶け込んだ緩やかな時間の流れる場所だ。遠方には、遺跡と思われる建造物がその姿を覗かせている。

 モガの村では、村長や村長の息子、ギルドの看板娘や農場長など個性豊かなキャラクターたちが、「クエストカウンター」や「武具屋・加工屋」、「食事場」や「村の漁港」などの施設を運営している。プレーヤーは、モガの村を拠点にしてさまざまな場所を訪れ、狩猟生活を送っていく。

【村長】
人間だけでなく、「竜人」や「海の民」などさまざまな種族の村人たちから慕われているモガの村のリーダー。村を襲う謎の地震の原因を探るために、ギルドを介してハンターを呼び寄せた
【村長の息子】
年老いた村長に代わり、村の細々とした実務を行なう豪放な性格の青年。今は「モガの森」で取れる資源の管理を担当している
【マイハウス】
ルームサービス係のアイルーに話しかけると、インテリアを変更できる生産した武具や採集したアイテムなどを保管できる箱。お気に入りの装備セットを登録できる「マイセット」機能も備わっている
【クエストカウンター】
街へ出て多くを学び、ギルドの仲介役として故郷へ戻ってきた少女。非常に優秀で努力家であるが、村は辺境にあるためハンターを思うように支援できないことも多い。しかし、持ち前の明るさで問題を乗り越えていくハンターズギルドという組織を介してハンターへ依頼される正式な仕事が「クエスト」。クエストは、モンスターの狩りが主目的となる「狩猟系クエスト」と、アイテムを採取する「採集系クエスト」に大別される。制限時間内に目的を達成することでクリアとなる
【食事場】【村の漁港】【交易船】
ご飯を食べて、一時的にステータスボーナスや「食事スキル」を得る。1度村を出て、クエストやモガの森から戻ると食事の効果は消える漁港には、漁や狩猟の依頼を請け負う狩猟船の船団が停泊している。漁港を取り仕切る女主人に話かけると、この船団に仕事を依頼できる世界中を股にかける交易船。世界中の品々とモガの「特産品」を使った取引ができる。取引には、「通常交易」と「希少交易」の2種類がある
【武具屋・加工屋】
武具屋では、武具の完成品を購入可能。一方加工屋では、新たな武具を「生産」したり、今ある武具を「強化」することができる
【農場】
農場長とアイルー植物やキノコなどを育てられる便利な施設。資源を提供することで、植物や虫を採集できる場所が増える

■ モガの森

 モガの村の周囲に広がる広大な森林地帯。クエスト受注をしなくても、いつでも訪れることができる。しかも、時間制限はなく自由に行動可能な上に、モンスターも生息しているので狩猟もできる。時には大型モンスターが登場することもあるようだが、モガの森では力尽きてもペナルティーは受けない。

モガの村に戻るタイミングを自分で決められるモガの森では、モンスターの狩猟やアイテムの採集を、時間と体力の続く限り続けることができる

チャチャはお面を付け替えることで、能力や性格が変化する

■ チャチャ

 常にお面をかぶって生活する奇面族の子供。ひょんなことから村の中でハンターと出会い、以後、オトモアイルーに続く新たな仲間として共にモンスターを狩猟することになる。狩りでは、さまざまなおどりを踊ってハンターをサポートしたり、ハンターの指し示すほうに突撃するなど、オトモアイルーに勝るとも劣らない(?)活躍を見せる。

 一緒にモガの森やクエストに出かけると、チャチャは自分の意思で採取や剥ぎ取りなどを行なう。チャチャが入手したアイテムは、村に戻ってから話しかけると受け取ることができる。そして一緒に狩猟することで、どんどん成長していく。

 チャチャを含むすべての奇面族は、かぶるお面の種類によって能力や性格、口調が変化する。受注するクエストの内容によってお面を付け替えることで、クエストをよりスムーズに進められるだろう。今回は数あるお面のうち、「マカ壺のお面」と「肉焼き器のお面」の特徴を紹介する。

マカ不思議な壺からできた、マカ不思議なお面。中にアイテムを入れてしばらく漬けておくと、いつのまにか中身が変わる。最初のうちは扱えるアイテムも少ないが、お面を使い込むうちに次第に役立つようになるだろう「連続肉焼きセット」を改造して作られたお面。チャチャに生肉を渡しておけば、クエスト中に焼いてもらうことも可能。肉焼きの腕も、少しずつ上達していく
チャチャはしゃべる。お面を変えると口調が変化する水中を泳ぐこともできる
おどりでハンターをサポートするチャチャこんがり肉を与えると食べてくれる。ほかにもいろいろなものを与えてみたいところ


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(2009年8月17日)

[Reported by 中野信二 ]