午前3時からできはじめた行列は発売後も伸び続けとぎれることはなかった

　7月11日、土曜日。ついにDS用RPG「ドラゴンクエストIX　星空の守り人」が発売された。前作のプレイステーション 2用RPG「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」が発売されたのが2004年11月27日だったので、約4年7カ月ぶりの新作リリースとなる。待ちわびたユーザーも多かったため、新宿にある各量販店にも早朝から行列ができあがった。

　1番長い行列ができあがったのが新宿西口のヨドバシカメラ。7時直前には150名以上が行列を形成。最初に列んだ青年は家が近いことから自転車で駆けつけ、午前3時から発売を心待ちに行列の最前列で待っていたという。「1番最初に手に入れることができてうれしい」と笑顔で答えてくれた。

　行列はゲーム・ホビー館の前から始まり近くの角を曲がり、最終的にはマルチメディア館の横まで達した。早朝であるとはいえ暑い時期であるため、同店では「ドラゴンクエストIX」のイラストが描かれた団扇を多数用意。列んだ人に配っていた。

　7時10秒前からカウントダウンが開始され7時ちょうどに販売開始。準備万端に整えられたカウンターで順序よく販売が行なわれ、1階のレジでの販売が軌道に乗った時点で2階、4階でも販売が開始された。予約券などが無くても購入することができたため、販売開始後も行列に新たに列ぶ人が続々と来店。7時30分を過ぎた頃には行列はほぼ解消されたが、新たに購入を希望する人は絶えなかった。

　新宿ではこのほかにも、ビックカメラ新宿西口店、新宿東口にある「さくらや」ホビー館などでも早朝販売が行なわれ、それぞれ30名近い客が列んだ。一頃に比べ流通体制も整い、どこででも商品が潤沢に手に入る時代となったため行列は縮小傾向にあるが、逆にそういった現代でも行列してまでいち早くゲームをプレイしたいという気持ちはゲーム好きとしてはうれしい限り。店舗からは早朝から店員の販売開始を知らせる声が飛び交い、明るい気分になる。今年はまだ大作が多数控えているので、こういった光景を何度かお伝えできるかもしれない。

行列はゲーム・ホビー館の前から始まり、最終的にはマルチメディア館の横まで達していた		行列に列んだ人には、「ドラゴンクエストIX　星空の守り人」のイラストが描かれた団扇が配られていた
1階のレジの様子。最終的には4階までのレジをフル回転させ対応した	この日は全ての階で「ドラゴンクエストIX　星空の守り人」の販売が行なわれるようだ	店舗のあちこちに早朝販売の張り紙が貼られ、発売開始の気分を盛り上げていた
一部のレジには「専用レジ」の文字が掲げられていた。昨今の状況ではこんなことはなかなか無い。それだけビックタイトルであると言うことだ	同日に発売となる新色のニンテンドーDSiもアピール。「ドラゴンクエストIX　星空の守り人」と一緒にDSiも購入する姿も見られた	「ドラゴンクエストIX　星空の守り人」では、データを1つしかセーブできないためか、2本購入する方もいた
カウンターに箱ごと積み上げられた「ドラゴンクエストIX　星空の守り人」。店員さん達は発売直前まで準備に追われていた	行列半ばにディスプレイが設置され、ディスプレイのアピールも兼ね同作のムービーが流されていた	パッケージを大きく印刷してサンドイッチマンとして商品をアピールする店員さんも!

新宿の販売店ではビックカメラ新宿西口店は2階の店舗沿いに行列を誘導。6時30分頃で30人今日の行列ができあがっていた	新宿東口にある「さくらや」ホビー館でも映像を流してアピール。行列ができあがっていた

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