ガンホー・ワークス、PS2「ナデプロ!! ~キサマも声優やってみろ!~」
声優業界を舞台にした声優体験アドベンチャー
ガンホー・ワークス株式会社は、プレイステーション 2用声優体験アドベンチャー「ナデプロ!! ~キサマも声優やってみろ!~」を、10月29日に発売する。価格は、通常版が7,140円、初回限定版は9,240円。
PS2「ナデプロ!! ~キサマも声優やってみろ!~」は、新書館の季刊誌「ウンポコ」でのコミック連載から始まり、ドラマCDシリーズも展開されている「ナデプロ!!」のゲーム化作品。
目的のためには手段を選ばない傍若無人なマネージャー樋口。彼の超非常識な展開の中に声優業界の実態も見え隠れしている!? |
原作は声優と声優業界を舞台にした作品で、声優事務所「ナデシコプロダクション(通称:ナデプロ)」の新人声優「人見克也」、「南雲健太」、「甲斐由直」の3人が、傍若無人なマネージャー「樋口龍」に振り回されながらも、声優として活動していく姿が描かれている。
PS2版の主人公は、声優事務所「ナデプロ」のマネージャー樋口に、偶然見いだされた“素人”の主人公「相葉美桜(あいばみお)」。プレーヤーは美桜となり、新人声優として仕事を1つ1つこなしながら知名度を少しずつ上げ、1年後に超大型アニメのヒロインの座を射止めることを目指す。もちろん、ストーリー展開によっては登場キャラクターとの恋愛も楽しめる。
アドベンチャースタイルで進行するストーリーパートでは、声優の豆知識や、声優業界のしょっぱい(?)お話なども登場。アクティングパートでは、ボイストレーニングやアフレコといった声優ならではのミニゲームも用意されている。
各キャラクターの音声は、ドラマCDと同じ声優を起用。オープニング曲とエンディング曲も同じ声優陣が担当している。初回限定版には、このオープニング曲とエンディング曲を収録したCDが特典として同梱される。なお、このCDは一般販売されないため、ここでしか手に入らない貴重なCDとなっている。
通常版・初回限定版ともに初回購入特典は、ドラマCD「劇中劇アニメ『双晶のガーディオ 最終話~戦いの果てに~』Bパート」(Aパートはゲーム中に登場)。このCDには、声優陣によるフリートークも収録される。
【スクリーンショット】 | ||
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オーソドックスなアドベンチャースタイルで進行するストーリーパート。あまり表に出てこない声優業界の秘密や裏話も見られるかも? | ||
ドラマCDやアニメのアフレコが体験できるミニゲーム。流れてくるセリフに合わせてタイミング良くボタンを押す。タイミングをはずしたり、他の出演者とぶつかったりすると雑音とみなされてしまう |
■ 樋口 龍(ひぐち りゅう) / CV:置鮎 龍太郎
・誕生日:12月25日
・年齢:27歳
・血液型:O型
・職業:マネージャー(ナデシコプロダクション)
「ナデシコプロダクション」の敏腕(?)マネージャー。腕だけは超一流だがその言動の非常識さと犯罪すれすれの暴力(お仕置き?)のおかげでナデプロ声優達からは恐れられている。
社内における樋口の扱いも別格で、社長にマネージメント料以外にM1費・M2費のマージンを認めさせている(M1費:モチベーション費、M2費:萌え費)。これらは彼の行動エネルギー。
実はエロゲー愛好家。事務所のわきに増設した私室には樋口コレクションというべきオタクアイテムが棚いっぱいにそろえられている(全て経費で購入)。
自分好みの銀行員・石橋(単にお金の数える動作が速くて丁寧で美しい)に毎月集金に来させていたうえ、いつのまにかデスクを兼任させるまでになった今、樋口のナデプロ私物化を阻止できる人間はどこにもいない。
まれに、役者の素質を見抜いて助言してやる優しい(?)一面も見せるが、それに必ず罠や攻撃が伴うため、樋口の本当の性格はどっちなのかわからない。樋口の本性と考えている事がわかっているのは、昔なじみと言われる八十科ただ1人。
■ 八十科 悠(やそしな ゆう) / CV:泰 勇気
・誕生日:4月1日
・年齢:26歳
・血液型:AB型
・職業:デスク(ナデシコプロダクション)
ナデプロのデスクを務める不思議キャラ。一見癒し系だが、その実、樋口とツーカーの仲(昔なじみらしい)。
なにやら怪しい新興宗教にハマっている(というか教祖っぽい)。ナデプロ内に起きる数々の心霊現象は、実は八十科が原因だというウワサも。八十科が通った後には冷ややかな風が吹く。
外見に騙され相談してきた声優に入信を勧めたり、壷を売りつけたりと、日々怪しさ爆発の八十科だが、さらに不思議なことに、入社以降、歳を取った形跡がなく履歴書の写真と比べても一切の変化がない。
26歳が本当の年齢なのかどうかは樋口以外には見抜けないようだ(ちなみに樋口も彼同様、外見上、歳をとった形跡がない)。
■ 人見 克也(ひとみ かつや) / CV:小西 克幸
・誕生日:10月4日
・年齢:26歳
・血液型:A型
・職業:声優(ナデシコプロダクション)
普段はキリッとカッコいい系だが、ひとたび樋口の前に出るとバンビのごとく臆病に……。そのためしょっちゅうパニック状態でスタジオ中を逃げ回り、破壊する日々。
密かにカウンセリングに通っている。実は樋口に対して「忘れられないトラウマ」があるようだ。ちなみに樋口の次に「幽霊」が大の苦手。
大手事務所「スタープロダクション」から新境地を求めてナデプロに移籍。何故か(樋口のイジメなのか)女性向の作品(しかも受)ばかり出演しているため、女子中高生の間での認知度・人気度は絶大。ファンからは「サマvv」付けで慕われている。
本当は子供向けアニメにヒーロー役で出演したいという夢がある……。
■ 南雲 健太(なぐも けんた) / CV:野島 健児
・誕生日:8月10日
・年齢:20歳
・血液型:B型
・職業:声優(ナデシコプロダクション)
通称なぐもん(甲斐が命名)。
元気ハツラツ・明るく素直で活発な熱血青年。いつも事あるごとに樋口に突っかかっては簡単に撃退されている。
年が近いせいか普段は甲斐と仲が良く、仕事帰りにご飯を食べて帰ったり、一緒に出社したりしている。
主な出演作品は子ども向けアニメ。張りがあって目立つ声なため、静かなガヤに混ざっていると一発で南雲の声を聞き分けられる。南雲自身、ロボットものなどが好きなので仕事の面では充実した声優ライフを送っていると思われる。
3人の中では1番体力があるので、他の仕事は肉体労働(ヒーローショーなど)が多い。
■ 甲斐 由直(かい よしなお) / CV:甲斐田 ゆき
・誕生日:6月20日
・年齢:18歳
・血液型:AB型
・職業:声優(ナデシコプロダクション)
凛とした少年の声を持つ。女の子のように線の細い可愛い顔立ちをしている。樋口に対して超従順。それで売れるならまぁいいや……という感じ。
いつも樋口に突っかかる南雲を諭す役や攻撃力(毒)のある突っ込み役を担っている。冷めた物言いが多い彼だが、ナデプロの中では1番の世渡り上手かも知れない。
見た目に反して物事になかなか動じない、割と太い神経の持ち主。ストレスは溜めない主義なので、たまに吐くぼやきは強烈。南雲がしばしば側でそれを聞いてしまい、逆に声優業界を憂えて凹んでいる。
■ 櫻小路 一海(さくらこうじ かずみ) / CV:櫻井 孝宏
・誕生日:8月24日
・年齢:23歳
・血液型:O型
・職業:声優(スタープロダクション)
スタープロダクションの看板声優。過去、人見と同期でスタプロ特待生だった過去を持つ。23歳というのは「営業年齢」で、本当は26歳。
デビュー当時からアイドル路線で売っており、究極の自己陶酔タイプで言動の華々しさは業界一。「オレ以外は全てザコ」だと思っている。
人見と現場で再会してからは、やたらと人見に「成長していない」と言ってからかってくる(……ホントは人見が移籍して寂しい??)。現場では常にとりまき(後輩声優たち)を引き連れて歩いている。
ちなみにデビュー当時は人見と2人で、「Labylinth」なるビジュアル系リリック・ユニットを組んでいた。
ロミオという犬種不明の白い犬(CV:宮田 幸季)を飼っていて、時々スタジオに連れて来たりする。
■ 石橋 純一郎(いしばし じゅんいちろう) / CV:諏訪部 順一
・誕生日:9月23日
・年齢:24歳
・血液型:A型
・職業:銀行員(よつば銀行)、デスク(ナデシコプロダクション)
ごくフツーの家庭に育ち、ごくフツーに就職した、フツーの銀行員。たまたま樋口が銀行に立ち寄った際に見初められ、彼の担当に。突然ナデプロに呼びつけられたり、出張させられたりと、さんざん樋口に振り回されている彼だが、声優業界という全く知らない世界を垣間見て、日々感動している。
当然、樋口の表の顔しか知らず、ひたすら純粋にイイ人だと信じている。彼のお人好しな性格が、すっかり樋口に利用されているという事には恐らく一生気が付かないだろう……。
自問自答タイプでよく百面相をしている。現在、ナデプロ・デスクも兼任。
■ 堀口 研三(ほりぐち けんぞう) / CV:堀内 賢雄
・誕生日:7月14日
・年齢:49歳
・血液型:B型
・職業:社長(ナデシコプロダクション)
ある日ナデプロの社長に就任した、ナゾの男。その存在は、樋口が裏で糸を引いていると思われる。
悪趣味なアロハと無精ヒゲ・葉巻がトレードマーク。どう見ても胡散臭いダフ屋のような出で立ちと、樋口並に横柄な態度でナデプロ声優達を困惑させる。
「社長って実はヒマ」といいながら南雲の現場について来たり、業務はマネージャーとデスクに任せっきりなので、役者達はかなり不審に思っている。
(C)2009 元氣プロジェクト/氷室涼二
(C)2009 ガンホー・ワークス
(2009年 7月 6日)