任天堂、DS「ニンテンドーDS教室」
小・中・高等学校向け授業支援システムを開発


6月9日 発表


 任天堂株式会社は、ニンテンドーDSシリーズ用小・中・高等学校向け授業支援システム「ニンテンドーDS教室」を開発した。販売は、シャープシステムプロダクト。シャープシステムプロダクトは、教材コンテンツの作成とシステムの設置・サポートも担当する。

 「ニンテンドーDS教室」は、教師のパソコンと生徒のDSを無線LAN(Wi-Fi)で接続することにより、教師と生徒がインタラクティブに授業を進められるシステム。教師が与えた問題に対する生徒からの解答を一覧で確認できるなど、学習の進捗状況の把握にも役立つ。またシャープシステムプロダクトより提供されるコンテンツに加え、教師自身が独自にコンテンツを作成して活用することもできる。

 本システムは、6月17日、18日の2日間大阪で開催される「New Education Expo 2009」や、8月5日から7日にかけて東京で開催される「e-Learning WORLD」などに出展。来年度からの導入に向けて具体的な推進が進められる。

 なお任天堂は「ニンテンドーDS教室」について、「昨今、DSと市販教育系ソフトによる効果を検証する実験が教育機関で行なわれるなど、教育という分野でもDSの可能性が注目されている。そこで、ゲーム制作の基本としている使いやすさのノウハウを活かし、より使い勝手のよいシステムとして開発・提供することにした」としている。

生徒は、シャープシステムプロダクトと教師から与えられる問題やアンケートなどをDSでこなしていく
教師は、生徒から順次返ってくる解答の一覧をパソコンで確認できる

(C)2009 Nintendo

(2009年6月9日)

[Reported by 中野信二 ]