SCEJ、PSPの新機種「PSP go」発売決定!
UMDの代わりに16GBメモリを搭載し、小型・軽量化を実現
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEJ)は、携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」シリーズの最新機種である「PSP go」(型番:PSP-N1000)を、11月1日に発売する。価格は26,800円。
「PSP go」は、同社の携帯ゲーム機「PSP」シリーズの最新機種。最大の特徴はUMDドライブを廃し、代わりに16GBのフラッシュメモリを搭載している点にあり、ゲームソフトをはじめとするさまざまなデジタルコンテンツを、フラッシュメモリに保存して、手軽に持ち歩くことができる。
PlayStation Storeの各種コンテンツを利用するには、従来シリーズと同じくPSPからの直接アクセス、プレイステーション 3経由でのダウンロードに加え、「PSP go」に同梱されるCD-ROMに収録されたPC用コンテンツ管理ソフトウェア「Media Go」を利用してPC経由でもダウンロード可能になる。また、「Media Go」には、PSP対応ファイルをPCで管理する機能も用意されている。
さらに今秋よりPSP版の提供が開始される音楽アプリケーション「SensMe channels」(仮称)を使用すると、「Media Go」で音楽CDなどから取り込み、PSPに転送した楽曲を、よりリッチなインターフェイスで視聴できるようになる。
このほか、「PSP go」独自の機能として、ゲームを一時的に中断した状態でも、XMB上での各種操作が行なえる機能を搭載。
また、新たにBluetooth無線機能が搭載され、Bluetooth規格に対応したヘッドフォンやヘッドセットが利用できるほか、「PSP go」専用ビデオ出力ケーブルを用いることで、テレビ画面に映像を出力する際、PS3のワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK 3、SIXAXIS)を使って「PSP go」を遠隔操作することもできる。なお、PS3コントローラーを「PSP go」に機器登録するには、PS3本体が必要となる。
従来シリーズに搭載されていたメモリースティックDuoスロットは、「PSP go」ではメモリースティック マイクロ(M2)スロットになっている。
本体はディスプレイ画面をスライドしてコントローラーを出す、スライド式スタイルを採用。閉じたままでも、映像・音楽を視聴したり、「PSP go」オリジナルアプリケーションの時計やカレンダーを表示させることができる。
サイズは約128×16.5×69mm(幅×高さ×奥行)、重量は約158gとさらなる小型・軽量化を実現している。本体カラーは、PSPシリーズおなじみの「ピアノ・ブラック」と「パール・ホワイト」の2種類がラインナップされている。
CPUは「PSP CPU」で動作周波数は1MHzから333MHz。メインメモリは64MB。ディスプレイサイズは従来の4.3型からやや小さい3.8型ワイドスクリーンTFT液晶で、解像度は変わらず480×272ピクセルとなっている。
周辺機器では、「PSP go」専用の「クレードル」(型番:PSP-N340)が別途発売される。この「クレードル」を「PSP go」にセットすることで充電が行なえるほか、セットした状態で映像や音楽を視聴できるほか、専用のビデオ出力ケーブルを接続することで、テレビに映像を出力して楽しむこともできる。
【「Media Go」のスクリーンショット】 | |
---|---|
PSPのコンテンツをPCで管理できるソフトウェア「Media Go」。「PSP go」のパッケージに同梱される |
【「SensMe channels」のスクリーンショット】 | |
---|---|
音楽アプリケーション「SensMe channels」は従来のPSP-1000/2000/3000でも使用可能 |
(C)2009 Sony Computer Entertainment Inc. All rights reserved.
Design and specifications are subject to change without notice.
(2009年 6月 3日)