発表会の司会進行役は社長の孫正義氏。上戸彩さんは新機種で撮影した写真を披露したが、写っていたのは好物のウニばかり

ソフトバンクのCMで白戸家として出演中の樋口可南子さんとダンテ・カーヴァーさん、そして発表会には初めてとなる「お父さん」も登場。ゲストは、元野球選手の桑田真澄さんと江川卓さん

　ソフトバンクモバイル株式会社は5月19日、2009年夏のソフトバンク新商品発表会を東京国際フォーラムにて開催した。

　今回の発表会ではゲームに関する新サービス等の発表はなかったものの、OpenGL ESを利用した「リアル3Dゲーム」対応端末が一挙に6機種登場した。2009年春に発表された2機種と合わせると合計で8機種となり、ゲーム重視で選ぶ携帯電話の選択肢が大幅に増えたことになる。

　「リアル3Dゲーム」に対応している機種は、シャープ製端末が「AQUOS SHOT SoftBank 933SH」、「mirumo SoftBank 934SH」、「SOLAR HYBRID SoftBank 936SH」、「THE PREMIUM WATERPROOF SoftBank 935SH」の4機種と、パナソニック モバイルコミュニケーションズ製端末が「SoftBank 931P」、「SoftBank 832P」の2機種。2009年春モデル同様、この2社に限られている。

　このうち「AQUOS SHOT SoftBank 933SH」は、1,000万画素のカメラを搭載したフラッグシップモデル。液晶は約3.3インチフルワイドVGA（854×480ドット）で、タッチパネルに対応している。プリインストールゲームは「METAL GEAR SOLID MOBILE」の体験版。ただタッチパネル対応のゲームはプリインストールされていなかったのが残念だ。

　一方、プリインストールのゲームが充実していたのは、サムスン製端末「OMNIA POP SoftBank 931SC」。折りたたみ式ではなく、ポケットから出してすぐに使えるiPhoneのような形で、液晶の下に3つのボタンがついている。タッチペンも用意されているが、指の代わりに爪先で操作してもきちんと認識していた。

　プリインストールされるゲームには、「スカッとゴルフ パンヤ」を基にして作られた「Touch Golf Pangya」がある。これはモバイルゲームの「パンヤMobile」とは別の作品で、打球の方向や、パワーの決定など全てがタッチパネルで操作可能になっている。どこを押せば何が起こるのか直感的にプレイできて、操作性は非常にいい。グラフィックスはPC版の「スカッとゴルフパンヤ」にも劣らないほどに綺麗だった。

　そのほかには、正方形の9×9マスの枠に1から9の数字を当てはめていく「Number Place World」や、動物の図柄を入れ替えて消していくパズルゲームの「ズーキーパーDX」などがあり、これらのゲームも全てタッチパネルに対応している。

　ディズニーのオリジナルゲームとしては、ディズニー・モバイル製の新端末「DM004SH」にプリインストールされている「ディズニー オセロ」がある。ミッキーとミニーがオセロで対決するという形式で、1人用と2人用以外にも、ディズニー・モバイル製端末専用サイトの「Disney Web」で会員登録をしておけば、オンライン対戦もできる。対戦中に「どこに置こうかしら？」などのセリフが表示される可愛らしい作りが好感触。

　「DM004SH」にはほかにも、ダンスをさせたり、怒ったりというようにしてスティッチとコミュニケーションをとるゲーム「スティッチといっしょ」もプリインストールされている。

【AQUOS SHOT SoftBank 933SH】
1,000万画素のカメラを搭載し、被写体に合わせて自動で撮影モードを選択する「シーン自動認識」などカメラの機能が充実。「リアル3Dゲーム」対応で、プリインストールゲームはアクションゲーム「METAL GEAR SOLID MOBILE」。5月下旬以降発売予定

【mirumo SoftBank 934SH】
端末の背面に約3.0インチの液晶ディスプレイを搭載し、「リアル3Dゲーム」に対応している。プリインストールゲームは、「METAL GEAR SOLID MOBILE」と、ブロックを組み合わせて宇宙に向けて発射するパズルゲーム「メテオス オンライン」の2本。6月上旬以降発売予定

【THE PREMIUM WATERPROOF SoftBank 935SH】
アルミボディで防水加工が施されている。プリインストールされるゲームは「メテオス オンライン」の体験版など。7月上旬以降発売予定

【SoftBank 832P】
ステンレスボディを採用した薄さ10mmのスリムな端末。3Dグラフィックスで描かれた建築物などを建てて街を作っていく「リアル3Dゲーム」対応のシミュレーションゲーム「シムシティ plus」の体験版がプリインストールされる。5月22日発売予定

【SoftBank 931P】
ディスプレイが縦と横に開く「Wオープンスタイル」で、ゲームパッドのように両側から持ったままゲームができる。プリインストールゲームはアクションゲーム「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」、レースゲーム「リッジレーサーズMOBILE」、サッカーゲーム「リアルサッカー2009 3D」、リズムゲーム「太鼓の達人 モバイル4」がある。6月下旬以降発売予定

【OMNIA POP SoftBank 931SC】
タッチパネル対応端末。「スカッとゴルフ パンヤ」を基にした「Touch Golf Pangya」はグラフィックスも非常に綺麗。前機種の「930SC」とは異なり、S!アプリに対応しており、タッチパネル対応のゲームが充実している。6月中旬以降発売予定

【SoftBank 930N】
NEC製の薄さ13.9mmのスリム端末。着信時や端末を開けた時などのイルミネーションが30種類も用意されているなど、カラフルさをウリにしている。プリインストールゲームも端末を象徴するかのように、上から降ってくるブロックを消してゲームに音と光が融合したリズミカルなパズルゲーム「ルミネス」の体験版となっている。6月中旬以降発売予定

【DM004SH】
ディズニー・モバイル製の端末。少女の気持ちを持っている大人“大人ガーリー”をイメージしたデザイン。スティッチなどディズニーキャラクターが登場するアプリケーションが充実。7月中旬発売予定