HUE、WIN「グラナド・エスパダ プラス」大型アップデート
「アルセンサーカス到来」体験レポート


4月28日 アップデート実施予定


 株式会社ハンビットユビキタスエンターテインメントは、Windows用MMORPG「グラナド・エスパダ プラス」の大型アップデート「アルセンサーカス到来」を4月28日に実装する。

 第8弾となる今回のアップデートでは、新マップ「ブルゴーニュ宮殿」の実装を始め、編入NPCキャスト「アニア」、「ヘレナ」等の追加、新ミッションクエスト、トランプ武器シリーズや新アイテムの実装と、様々なアップデートが実施される予定だ。

 システム面にも大きな変更があり、現状のレベル上限であるエキスパートレベルの上にマスターレベルが追加されるほか、豪華絢爛なコスチューム「ディグニットシリーズ」が実装される。またレベルが離れたキャラクターでチームを組んだときの経験値制限が廃止され、レベル帯が違うキャラクターで組まれたチームでも、低レベルキャラクターが経験値を得られるようになる。1人のプレーヤーが複数のキャラクターを操作する本作では、違う職業のキャラクターを増やすことで戦術の幅が広がるので、これは嬉しい変更だろう。

 以上、「アルセンサーカス到来」のアップデート内容を駆け足で紹介したが、今回はアップデート実施に先駆けて、短い時間ではあったが体験プレイの機会にも恵まれた。ここからはアップデート内容をより深く掘り下げるため、プレイした感触を紹介したい。


【スクリーンショット】
新マップ「ブルゴーニュ宮殿」を舞台に、アルセンサーカス団一味との激戦が始まる!

【アルセンサーカス団】
アルセン団長スペードのプロスト
ダイヤのエミリーハートのセリーヌクローバーのマリオ



■ 謎のサーカス団アルセンサーカス団の秘密を解き明かせ!

 物語は怪しいサーカス団の調査を依頼されるところから始まる。この依頼を受けて物語を進めると、ブルゴーニュ宮殿の内部へと侵入できるようになるのだが、この侵入経路が狭い水路になっており、複数キャストで侵入できないようになっている。ここでは1人のキャストで宮殿内部に侵入し調査しなければならないのだ。そのため、激戦を1人で生き残れる自信があるキャストで挑む必要がある。チームを解消し、1人のキャストで水路へ行くと宮殿内部へ抜ける通路へ入れるようになり、いよいよ未知の戦いが始まった。

 宮殿内部は水路とは違い、落ち着いたなかにも、壁に装飾されたトランプのマークのせいかサイケデリックな雰囲気が漂う。ひとつひとつの部屋が大きな作りで、侵入直後にいきなりモンスターに襲われて戦闘ということはなかったが、天井まで開けた大部屋にプレーヤーのキャストが1人だけポツンといる状態。体験プレイとはいえ、敵の本陣への突入ということで心構えだけでもと、多少覚悟して入ったので肩透かしを食らった気持ちにもなったが、これだけ大きな部屋なのに静かすぎるのがかえって不気味で、これからの激戦を予感させるものがあった。

 そしてその予感は的中する。宮殿内部で遭遇したアルセンサーカス団四天王「アルセン団長」などボスクラスのモンスターはもちろん、雑魚モンスターである「トランプ兵士」もかなり手強い。今回の体験プレイでは取材用の死なないキャラクターを用意していただいたのだが、一応体力がなくならないよう努力はしてみたところ、あえなく体力ゲージが0になることが何十回とあった。筆者のプレーヤースキルが足りなかったこともあるとは思うが、それ以上にモンスターの吹き飛ばし等の特殊スキルがいやらしく行動が制限されるため、しっかりと対策を立てていかないと攻略は難しいだろう。このゲームのアクション性に魅力を感じているユーザーでもやり応えを感じるはずだ。

 なお、ミッションクエストを進行させて入口を通れるようになると、通常どおりチームを組んで宮殿内部へ入れるようになる。


【スクリーンショット】
各地にいるNPCキャストから情報を集める。アップデート前の低レベル向けエリアにも情報がもらえる新NPCキャストが配置されているので、世界中を飛び回る必要がありそうだ
水路から本拠地ブルゴーニュ宮殿内部へ侵入。最初は1キャストで探索しなければならない
アルセンサーカス団四天王の1人、「スペードのプロスト」。ピエロの服装と巨大なカマのギャップが不気味
同じく四天王の1人、「ダイヤのエミリー」。輪状の刃物でプレーヤーに襲いかかってくる
四天王の1人、「クローバーのマリオ」。プレーヤーに突進してきて跳ね飛ばし動きを封じる強敵だ
アルセンサーカス団団長「アルセン」との戦闘。一定範囲を吹き飛ばす魔法がやっかいだ
「アルセン団長」のもとに続々とかけつける四天王たち。なかには「ヘレナ」の姿も?



■ 新たな仲間たち、新たな編入可能NPCキャストの追加で戦術の幅が広がる

 今回のアップデートで追加される編入可能NPCキャストを仲間にするには、それぞれ特定のミッションクエストをこなす必要があるが、どのミッションクエストもアルセンサーカスの調査の流れに組み込まれているもので、クエストを探してさまようことはない。操れるキャストが増えればチーム編成の幅が広がり、新たな戦術を編み出せるので、ぜひ仲間にしておきたいところだ。この編入可能NPCキャストの情報をわかる範囲で紹介しよう。




・アニア

 以前の「秘境エラクの戦士」で登場したNPCキャストだが、今回のアップデートで編入可能になった。アルセンサーカス団に遺恨があるようで、サーカス団の到来を知り、物語に深く関わっていくことになる。

 編入させた後の戦闘スタイルは鈍器とトンファーを使う近接戦闘タイプで、専用スタンス「ゴルザス」は両手にトンファーを装備しモンスターをなぎ倒していく。


【スクリーンショット】
サーカス団調査の途中でアニアと再会。彼女もサーカス団を追っていたようだ。「アルセン団長」との戦いで共に戦うことになる
「アニア」たちに加え、「ハートのセリーヌ」たち四天王も参戦。敵味方入り乱れての大混戦だ



・ヘレナ

 若くして有望な魔法使いであり、アルセンサーカス団の副団長を務める。登場時はサーカス団の一員としてプレーヤーの前に立ちはだかる強力な敵だが、物語を進めていくことで編入可能になる。彼女には病弱な母親がおり、その母親が彼女がサーカス団に入団した理由にもなっているようだが……。

 編入後の戦闘スタイルは、属性腕輪を装備しウォーロック系のスタンスを主に使う。専用スタンス「フォーガットゥンマジック」は派手なエフェクトが魅力のスキルで、固有スキル「プロスト召喚」はアルセンサーカス団四天王の「プロスト」を召喚して戦わせることができる。


【スクリーンショット】
アルセン団長の側近として登場した彼女を捕虜にして条件を満たすと仲間にできる。彼女の願いをかなえてあげる必要があるようだ
強力な魔法を操る「ヘレナ」は心強い仲間になるはずだ。写真に写っている四天王「プロスト」は「ヘレナ」が召喚したもので、モンスターと戦わせることができる



・カリュケ

 アルセンサーカス団の調査に協力してくれるキャスト。今回の体験プレイでは時間が足りず触れなかったため、詳しい内容は不明。銃を持っているところから、マスケッティア系のNPCキャストだと推測できる。


【スクリーンショット】
彼女には物語の序盤で会うことができ、その後もお世話になることになる



■ レイドでアルセンサーカス団に挑戦! レア武器を入手せよ!

 ブルゴーニュ宮殿には、多人数でスクワッドを組んでレイドに挑戦することも可能だ。出現するモンスターは「アルセン団長」が率いるアルセンサーカス団だが、その強さはミッションクエストで戦った時とは比べ物にならない。彼らを倒せれば「トランプ武器シリーズ」といわれる強力なレア武器を入手できるチャンスがあるので、党の仲間たちと挑んでみて欲しい。


【スクリーンショット】
レイド用ミッションクエストのモンスターたちの強さは半端じゃない。勢ぞろいしたアルセンサーカス団に勝利できるか!?

【トランプ武器シリーズ】
四天王を倒したあとに部屋にトレジャーボックスが出現。運がよければ写真のようなトランプ武器シリーズを入手できる



■ 最高難度のアップデートに備えてプレーヤースキルを磨け!

 今回の体験プレイでは無敵キャストを使ってブルゴーニュ宮殿を強引に通り抜けた感じだったが、実際のプレイを想像してみると、経験の浅い筆者では進めるイメージが全然わかなかったほど、難易度は高そうだと感じた。しかも、アルセンサーカス団に関するミッションクエストは1日に1回しか挑戦できないそうで、ミスが許されない厳しい戦いとなるはずだ。最初は腕試し程度の気持ちの挑戦から始め、対策を練りながら各キャストを育て、装備を揃えて、クリアできるまで諦めずに何度でも挑戦して欲しい。きっとクリアしたときには、大きな達成感と充実感が味わえるはずだ。

 最後になるが、新たに実装されたコスチューム「ディグニットシリーズ」の情報をお伝えしたい。物語を進めて「アニア」を仲間にしたあと、「アニア」をリーダーにして「アンドレ先生」に話しかけてみよう。「ディグニットシリーズ」を入手する手がかりが得られるはずだ。

【ディグニットシリーズ】
ファッションにうるさい「アンドレ先生」。「ディグニットシリーズ」は写真のような派手なドレスで、目立つことは間違いない


(C)2003-2009 IMC Games Co.,Ltd./ Published by Hanbit Ubiquitous Entertainment Inc.

(2009年 4月 27日)

[Reported by 徳弘径]