ディースリー・パブリッシャー、“裁判員制度”をテーマにしたAVG
DS「THE 裁判員 ~1つの真実、6つの答え~」
一般市民が人を裁く裁判員制度をテーマにしたストーリーが描かれる |
株式会社ディースリー・パブリッシャーは、ニンテンドーDS用アドベンチャー「SIMPLE DSシリーズ Vol.48 THE 裁判員 ~1つの真実、6つの答え~」を、5月末に発売する。価格は2,800円。
「THE 裁判員 ~1つの真実、6つの答え~」は、5月21日よりスタートする裁判員制度をテーマにしたアドベンチャーゲーム。メディア・ビジョン エンタテインメントの「セツの火」の制作に携わった遠藤正二朗氏が本作の脚本・監督を担当しており、総勢60名以上の登場キャラクターが法廷を舞台にして、さまざまな思惑が渦巻く人間ドラマを繰り広げる。
プレーヤーは生身の人間に憑依できる幽霊主人公・五條誠司を操作し、裁判員の1人に憑依して刑事裁判に参加。裁判官と一緒に被告人への判決を下していく。裁判員としての役割は、まず裁判を傍聴するところから始まる。裁判中は検察官や弁護士などが事件に関する情報を話すので、その中から重要と思われる情報を選別、相棒“ヤマヤマ”の力を借りて被告人の有罪、無罪を見抜き、“正しい判決”を下さなければならない。
裁判員としての仕事は裁判を傍聴するところから始まる。裁判の中で重要と思われる情報を選別していく |
裁判が終わったら、次は3人の裁判官、自分以外の5人の裁判員とともに評議を行なう。他の裁判官や裁判員は裁判内容に対してそれぞれ異なる見解や判断をしているため、裁判中に手に入れた情報を、裁判員や裁判官に突きつけて間違った判断をしないよう、説得していく。
評議では他の裁判官、裁判員たちを情報を元に説得する。右にあるゲージは説得率を表わし、100%になると完全説得となる |
評議が終わると最後は評決へと進む。評決は多数決で行なわれるため、過半数を得るには自分を除く4人の完全説得が必要となる。さらに有罪判決を下すには、最低1人の裁判官の有罪投票が必要となる。
ストーリーは全5話を収録。実際に身の回りで起きるかもしれない事件から、ゲームでしかありえないような特殊な状況下での裁判など、多様なストーリーが用意されている。
ストーリーは全5話。総勢60名以上の個性豊富なキャラクターが登場する |
【登場キャラクター】
■ 五條誠司
本作の主人公。商社に勤務していた25歳。仕事も順調、結婚を前提にした恋人もおり、順風満帆な人生を送っていたが、ある雪の日の夜、通り魔に襲われ、理不尽にもその命を奪われる。
死後は成仏できず、ある理由から因縁の深い西東京地方裁判所(通称:ニットー)に居座る浮遊霊となる。
地獄の官吏である“ヤマヤマ”と出会い、自らが成仏するため、また“間違った裁判”を止めるため、生身の裁判員に憑依することを選ぶ。
■ ヤマヤマ
死者の魂を天国行きと地獄行きに仕分けする“当局”の官吏。非常に口が悪い。いつまでも成仏しない五條を、“あの世”に連れて行くため“この世”に現われる。
人の嘘を見抜く能力を持ち、その能力で五條の手助けをする。
ウサギのような、ネコのような姿をしているが……。
■ 秋月芽衣子
本作のヒロイン。西東京地方裁判所の左陪席裁判官。挙動がのろく、おっとりした人物。軽はずみな断罪は決してしないが、何故か毎回、真相とは逆の結論を導き出してしまう。
五條誠司からの法律的な質問にも親切に答えてくれる、優しい性格の持ち主。
裁判マニアにはファンも多く、“ニットーのめいこたん”との愛称で、親しまれているらしい。
■ 土居宗達
刑事第三部、部総括判事。3年後に定年を控えたベテラン。迅速な裁判を信条としているが、焦って真相究明をするようなことは決してしない。
秋月の良き先輩であり、父親のような感情と共に、彼女の成長を見守っている。
■ 仙波鉄弥
刑事第三部、判事。西東京地方裁判所の右陪席裁判官。性悪説を支持する厳罰志向の裁判官。そのため、秋月との対立も絶えない。
見ようによっては2枚目だが、それを上塗るほど表情が険しく、常にいらだっているような印象を他者に与えることも。
自覚はないが、霊感が強い。
(C)2009 WITCHCRAFT (C)2009 D3 PUBLISHER
□ディースリー・パブリッシャーのホームページ
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(2009年 3月 23日)