ファイブスターオンライン、「事業戦略説明会&新タイトル発表会」を開催
WIN「モンスターヴェルト・オンライン」ほか5タイトルを発表

3月17日 開催

【モンスターヴェルト・オンライン】
3月27日 オープンサービス開始予定


ナインユー・インターナショナル・リミテッド 最高経営責任者であり株式会社ファイブスターオンライン・エンターテイメント 代表取締役社長 王子傑氏。「ナインユー・インターナショナル・リミテッドは、創立6周年を迎え、現在は中国、韓国、香港、台湾、東南アジア、そして日本でのサービスを展開することとなりました。私どもは『圧倒的』という言葉とともにオンラインゲームのサービスを提供していきます」と挨拶

 株式会社ファイブスターオンライン・エンターテイメント(以下、ファイブスター)は、3月17日、東京・秋葉原UDXシアターにてプレスカンファレンスを開催した。

 ファイブスターは、中国の大手オンラインゲーム会社であるナインユー・インターナショナル・リミテッド(以下、ナインユー)の100%子会社として2006年6月に設立された会社。日本法人の事業内容としては、ナインユーが開発するオンラインゲームを日本向けにアレンジして提供していくことがメインとなる。

 今回の発表会では、ファイブスター代表取締役社長 王子傑氏の挨拶からはじまり、ナインユー・グループにおけるオンラインゲームの会員登録数は3.8億アカウントを獲得しており、総タイトルでの同時接続者110万人を超える規模であることを報告。またナインユーグループの開発規模は800人もの開発スタッフ陣を構え、4つの開発拠点、15の開発ラインを稼働させていることなどが紹介された。


王子氏の企業説明のスライドでは総社員数や今後のコラボレートなどを紹介していた。日本における展開は「圧倒的」というコンセプトで進んでいくようだ


 続いてナインユーグループの企業説明では同社取締役 COO 冨永一喜氏が登壇し、ファイブスターの日本における事業展開についての説明が行なわれた。

 ファイブスターでは、ナインユーグループの持つ「豊富なゲームタイトル」「3.8億ユーザーが生み出す奥深いゲーム性」、「ユーザーのご要望を実現できる開発体制」、「経験豊富なコアスタッフによる運営体制」、「既存の手法にとらわれない柔軟な発想」の5つをコンセプトに運営・サービスの提供を行なうという。

株式会社ファイブスターオンライン・エンターテイメント 取締役 COO 冨永一喜氏。「オンラインゲームはエンターテインメントの1つですが、これは生活必需品ではないものの、あることによって楽しんだり、嬉しかったり、元気がでるといった生活の支えになるものでもあると思います。嗜好品であるがゆえに、最高に楽しくなければいけない。そのためにも我々は『5つ星』のエンターテイメントをご提供いたします。これは当社にとって重要なミッションであり、社名の由来でもあります」とファイブスターの事業について説明していた

 日本展開第1弾タイトルとなる「モンスターヴェルト・オンライン」は、ペットであるモンスターとともに冒険し、大陸に住む人々のお手伝いをしながら黒水晶が引き起こす争いごとを治めていくMMORPG。戦闘パートでは、スキルカードと呼ばれるアイテムを使用し、プレーヤーキャラクターの代わりにペットが敵と戦うほか、戦うモンスターは捕獲してコレクションにすることもできる。また、特定のクエストをクリアすることで農場が手に入り、農場では、農耕や家畜の飼育を楽しめるほか、レストラン経営やペットのエサを作ることができる。

 本作は、先日2月25日から3月1日までトライアルサービス(クローズドβテスト)が行なわれたが、トライアルサービスでは、不具合は翌日にパッチをあて対処したという迅速な対応ぶりをアピールし、サービススタッフには、オンラインゲーム黎明期から活躍してきた人材を揃え、彼らを使ったアプローチなども考えているという。

 またゲーム中のキャラクターモデリングデータも中国で作成したものを日本人に親しみやすいデザインへと変更を加えているほか、オリジナルモンスターの登場なども予定されている。モデリングデータだけに限っていえば、サービス時には、モンスターは200種類以上、カラーバリエーションを含めると600以上登場する予定。また変更修正するだけでなく、60体を超える新モンスターなども登場。さらに日本オリジナルモンスターなども製作しており、モンスターの進化テーブルも中国版とは異なるように変更を加える予定とのこと。またこれらのほかにも、日本にデザインスタッフを置くことで、アバターアイテムのデザインなどを制作していき、最短3日でゲーム内に実装することも可能だという。

 また、オープンサービスを3月27日より開始することが明らかにされており、今後は開発サイドとの太く深いコミュニケーションを取り、日本独自の仕様やアレンジなどを加えていく予定とのこと。


株式会社ファイブスターオンライン・エンターテイメント 運営事業部部長/マーケティング部部長 御手洗達生氏「お客様の声を必ず開発スタッフに渡してゲームの精度を上げるということ」と運営コンセプトを語っていた株式会社ファイブスターオンライン・エンターテイメント デザイン開発部部長 園田和弘氏「魅力的なモンスターの作成、愛されるNPCをコンセプトに作成しました」とデザインコンセプトを語っていた
現在を含め、今後の日本展開では絵柄などは日本向けに描き直すほか、オリジナル要素なども実装する予定

 カンファレンスの最後は、「モンスターヴェルト・オンライン」に続く、ナインユーグループの新作5タイトル「GTOWN」、「Street Live」、「City Fighter Online」、「神兵伝記」、「Dungeon Heroes Online」のプロモーションムービーの上映が行なわれ、カンファレンスの幕を閉じた。いずれも現在中国で開発が進められている新規タイトルであり、詳細については今後明らかにされていくという。



【モンスターヴェルト・オンライン プロモーションムービー】

【モンスターヴェルト・オンライン チュートリアルムービー】

【モンスターヴェルト・オンライン】

【GTOWN】

【Street Live】

【City Fighter Online】

【神兵伝記】

【Dungeon Heroes Online】

※新規5タイトルはいずれも仮名になります

FiveStars Online Entertainment are all registered service marks or service marks of Five Stars Online Entertainment Ltd.
(C) 2008 Five Stars Online Entertainment. All rights reserved

(2009年 3月 17日)

[Reported by 鬼頭世浪]