SCEJ、PSP「レジスタンス ~報復の刻(とき)~」

ユーザー大会「KBTB JAPAN TRYOUT」を開催 BonBon選手が優勝


4月25日開催

【レジスタンス ~報復の刻(とき)~】

発売中(3月12日 発売)

価格:4,980円 (UMD版)、3,800円(ダウンロード版)

CEROレーティング:C(15歳以上対象)



 「レジスタンス ~報復の刻~」プロデューサー兼 キメラ撲滅特殊部隊(KBTB)参謀総長 永井ジョナ勝氏「今日は雨の中お集まりいただき、楽しく試合をしてもらって、運がよければ、実力もあれば、ちょっと素敵な物を持って帰っていただきたいと思います。正々堂々というのはこういうゲームの場合当たらない場合もありますが、全力を尽くして頑張ってください」とコメント

 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEJ)は、4月25日、PSP用「レジスタンス ~報復の刻(とき)~」のユーザー大会「KBTB JAPAN TRYOUT」を同社社屋にて開催した。

「レジスタス ~報復の刻~」は、プレイステーション 3で2作品が発売中のFPS「レジスタンス」シリーズのPSP版。PS3の「レジスタンス」との世界観を共有しており、プレーヤーキャラクターはネイサン・ヘイルからジェームズ・グレイソン元英国海軍中尉に変わり、「レジスタンス:人類没落の日」から数週間後の話となっている。

 ゲームモードには、シングルプレイでストーリーを辿る「ストーリーモード」とマルチプレイがあり、マルチプレイでは、アドホック通信とインフラストラクチャーによる対戦が行なえるほか、「レジスタンス2」をインストールしたPS3と「レジスタンス ~報復の刻~」を入れたPSPをUSBケーブルで接続することで本編とは異なる「インフェクトモード」を体験することも可能。

 今回のイベントは、「レジスタンス ~報復の刻~」の公式サイトに設置された応募フォームより4人1組のチーム戦、または個人での応募により当選した選手たちが優勝をかけ戦うというもの。当日は雨が激しく降っている中、20名弱の参加者が会場に足を運び、午前の部で4人1組のチーム戦が行なわれ、午後は個人戦が行なわれた。

 個人戦の大会はA、B、Cの3つのブロックに分かれ、ブロックによって「塹壕」、「ボン」、「ロッテルダム」の3つのステージから1つをプレイ。ゲームルールはデスマッチによる10分間(決勝のみ15分)の戦闘でポイント獲得上位者を勝者とし、1回戦、2回戦、敗者復活戦では、優勝決定戦からなるトーナメント形式で実施。1回戦は各ブロックそれぞれから獲得ポイントの高い上位2名が勝ち上がり、2回戦ではその中からさらに上位4名と敗者復活戦の上位2名の、計6名による優勝決定戦が行なわれた。

 決勝では、グレネードを巧みに利用した戦術や、鉢合わせによる乱戦などもところどころ見えたが、結果は1位が300ポイント、2位が264ポイントの36点という僅差でBonBon選手が優勝、準優勝MIZUKINANA29選手、3位つるべ選手という結果になった。また午前に行なわれたチーム戦ではBonBon選手の所属する「ねこにーとふぁいたーず」が優勝しており、同チームはBonbon選手の所属しているチームだったという。

 大会終了後には SCEJスタッフ(KBTB二等兵)4名とチーム戦優勝チーム選手を各2名ずつシャッフルした混合チームによるコラボレーションマッチが行なわれたほか、全参加者の中から抽選で選ばれた6名に加え、KBTB二等兵2名の計8名によるスペシャルマッチも戦いも実施された。

 コラボレーションマッチでは、KBTB二等兵が足を引っ張るながらも、574対532とそれほどスコアは開かずクローウンチームが勝利。トップが260ポイントに対し、KBTB二等兵は2桁という優勝チームがどれほど強いかという実力がわかる試合展開だった。

 スペシャルマッチでは5分間という短いながらも、試合の緊張感が和らいだ選手たちが戦闘を楽しんでいたのが印象的だった。また会場ではケータリングをつまみながら、これまでオンライン上で対戦していた人たちと和やかにコミュニケーションを取るユーザーも多数見受けられたほか、閉会後に仲間と共に食事に向かうといった会話なども聞こえていた。天候は生憎の雨だったが、選手たちにとっては有意義な1日だったのではないだろうか。



1回戦、2回戦ではプレーヤー自身のPSPを使用しての時点で行なわれており、アクセサリやケースなど、カスタマイズされたPSPでプレイ。試合途中は永井氏が各ブロックを回り実況していた

白熱する優勝決定戦ではグレネードが飛び交う中、BonBon選手がトップを取り見事優勝。BonBon選手には「上級軍曹」の称号が刻まれたトロフィーと、PSPのカーニバル・カラーズ、PSPケース、PlayStation Netowork5,000ポイントが賞品として贈られた

KBTB二等兵(SCEJスタッフ)とのコラボレーションマッチ。「あまりに恥ずかしい成績だった場合、明日から就職活動をしてもらう」と永井氏の厳しいコメントが飛び交うが、最終スコアから見ても優勝チームとの腕の差は歴前だったようだ

チーム戦優勝の「ねこにーとふぁいたーず」は、メンバーが18歳と20歳とかなり若いチーム。個人戦優勝のBonBon選手の所属チームでもある。満面の笑顔で撮影に応じていただいた

RESISTANCE is a registered trademark of Sony Computer Entertainment Inc.
Developed by Bend Game Studio. (C)2008 Sony Computer Entertainment America Inc.

(2009年 4月 27日)

[Reported by 鬼頭世浪]