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高校生のeスポーツ大会「第2回 全国高校eスポーツ選手権」開催決定!

競技種目は「ロケットリーグ」と「League of Legends」。時期をずらす形で開催へ

3月23日、24日開催



会場:幕張メッセ1ホール

 毎日新聞社とサードウェーブは3月23日、24日の日程で開催された「第1回 全国高校eスポーツ選手権」のフィナーレで、「第2回 全国高校eスポーツ選手権」を8月以降に順次開催することを明らかにした。

【両社のタッグは今年も継続】
大会終了後の囲み取材に応じる毎日新聞社代表取締役社長の丸山昌宏氏(左)と、サードウェーブ代表取締役社長 尾崎健介氏(右)

 今回発表されたのは競技種目と予選開催時期。「第1回 全国高校eスポーツ選手権」を終えた高校生アスリートたちが目標を見失わないように、新年度の新たな目標として貰うために、ひとまず第2回を開催することを告知した格好となる。

 競技種目は第1回大会同様、「ロケットリーグ」と「League of Legends」の2種目で、2種目に限定せず、常に高校生向けのeスポーツ大会に適したタイトルを探していく考え。

 第2回大会の最大の特徴は開催時期をずらしたことで、「ロケットリーグ」が8月、「League of Legends」は11月としている。開催時期をずらした理由は、ゲームの運営元から、別のタイトルと同時開催することを避けて欲しいという要望があったことと、単純に2種目同時開催は大会運営側の負担が大きすぎるということがわかったこと。3つ目の理由として、様々なジャンルに取り組みたい高校生eスポーツアスリートのために、両タイトルの同時エントリーを可能にするため。

【今年は8月と11月に予選が開催】
「ロケットリーグ」は8月開催予定
「League of Legends」は11月開催予定

 8月開催のロケットリーグについては、予選大会の開催時期が5カ月後と迫っているため、早くも来月4月22日より大会エントリーの受付を行なう。応募条件や予選大会のレギュレーション、大会ルール等の詳細については追って公式サイトを通じてお伝えするとしている。応募多数の場合は、予選大会の前段階として地方予選を開催する可能性もあり、4月22日の状況次第となる。

 第1回大会で大きな特色となったeスポーツ部支援プログラムについても継続の方針。詳細については近日中に行なわれる発表会において、新年度向けの新たな支援プログラムが発表される予定。気になる決勝大会は、第1回同様、オフライン形式で行なわれる予定だが、時期や場所についてはこれから検討するとしている。

【エントリーは4月22日から】

 そしてGALLERIAファンにはお馴染みのeスポーツ大会「GALLERIA GAMEMASTER CUP(GGC)」については、「すでに2回実施した実績があるので基本的になくしたくないが、今現在、急激な勢いで社内でeスポーツ事業が動いており、現時点で話せることはない」という。先述したように2019年は、「第2回 全国高校eスポーツ選手権」が年間行事として行なわれる計画になっており、物理的にGGCを挟み込む余地があるのか、そもそも「第1回 全国高校eスポーツ選手権」を終えたサードウェーブとして、年に1度の開催が、“eスポーツの裾野”を広げるというサードウェーブの理念・価値観に合致していると言えるのかどうか、改めて社内で再検討が行なわれるはずで、開催は不透明な状況と言える。

 取材に応じてくれたサードウェーブの大浦豊弘氏は、第2回大会開催に向けたメッセージとして「まず、今大会で僕らの熱量は学校や高校生に伝えられたと思います。我こそはと思う高校生は、仲間を募ってeスポーツ部を立ち上げて欲しいし、そういった高校生を後押ししてあげようという先生方もぜひ立ち上がって頂きたいです。その上で、ぜひ我々の大会にエントリーして貰いたいというのが切なる願いです」とコメントしてくれた。

 第1回大会は、「ロケットリーグ」部門は60チーム、「League of Legends」は93チームが参加したが、第2回大会はさらに多くの参加が見込まれる。大会の詳細情報の発表に注目したいところだ。

【第2回大会の盛り上がりに期待!】