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Nintendo Switch用「CLANNAD」2019年春に発売決定

タッチスクリーン操作フル対応! 片手操作も可能

2019年春 発売予定

価格:未定

CEROレーティング:審査予定

 プロトタイプは、Nintendo Switch用恋愛アドベンチャー「CLANNAD」を2019年春に発売する。ダウンロード専売で価格は未定。

 「CLANNAD」はビジュアルアーツのブランド「Key」の第3作目として制作された恋愛アドベンチャーゲーム。「家族」というテーマを通して人と人との絆を描いた壮大なシナリオ、美しいグラフィックスと感動の音楽が支持されている。

 PC版が、2004年4月に発売され、家庭用ゲーム機では、プレイステーション 2版、PSP版、Xbox 360版、プレイステーション 3版、PlayStation Vita版、プレイステーション 4版と順々にリリースされ、Android用ゲームアプリとしても配信されている。Nintendo Switch版では、5.1chサラウンド対応で臨場感がアップしている。さらに、タッチスクリーン操作フル対応で、片手操作も可能となっている。

Nintendo Switch版の特徴

5.1chサラウンド対応で臨場感アップ!

 全ての音楽(オープニングムービーなども含む)と一部のボイスを5.1chサラウンドに対応させ、臨場感が大幅にアップしている。サラウンドスピーカーシステムや、サラウンドヘッドホンをNintendo Switchに接続すれば、美しい音楽に包まれ、キャラクター達が周囲を駆け巡る。今までの2chステレオモードにも切り替え可能。

タッチスクリーン操作フル対応! 片手操作も可能!

 Joy-Conをセットした携帯モードでの使用はもちろんのこと、タッチスクリーン操作にフル対応しているためJoy-Conを外した本体のみの状態でもプレイ可能。また、テーブルモード、TVモード時には、Joy-Con1つで全ての操作が行なえるため、片手プレイも可能となっている。

テキストは日本語と英語の2カ国語対応!

 テキストは日本語と英語の2カ国語に対応している。ボイスは日本語のみ。ゲーム本編はもちろん、環境設定やデジタルマニュアルなども2カ国語に対応しており、ゲーム中いつでも言語の切り替えができる。

「Dangopedia」搭載!

 ゲーム中に出てくる日本文化などの用語を解説する「Dangopedia」を搭載している。「Dangopedia」は英語のみで、日本語には対応していない。ゲーム中の言語を英語に切り替えた場合のみ使用できる。

【Story 物語】

「はぁ」

ある地方都市の丘の上に建てられた高校。
校門へと続く長い坂道を前に、その日、3年生になったばかりの主人公「岡崎朋也」はためいきをついた。

「はぁ……」

別のためいきに振り返ると、同じ3年生の、だけど見慣れない少女が立っていた。彼女の名は「古河 渚」。

初対面の2人は、ほんの少し言葉を交わしただけで、お互いが少し救われた気持ちになり、1人では登れなかった坂道を上がり始める……。
そこから始まる物語は、その町で暮らす人々を温かく包み込みながら、未来へと続いていきます。

俺たちは登り始める。長い、長い坂道を。

登場人物

岡崎 朋也(おかざき ともや)

 主人公。舞台となる町の進学校に通う3年生。父親と2人暮らし。

 毎日のように学校に遅刻しているため、校内では不良として扱われている。スポーツ特待生だったが、父親との些細ないさかいで怪我をし、その傷がもとで未来を絶たれる。進学もすでに諦めていて、受験勉強に勤しむクラスメイトたちを斜に見ている。

古河 渚(ふるかわ なぎさ)

「もし、できるなら……演劇部をまた、作りたいです」

声:中原麻衣

 主人公と同じ学校の3年生。

 長期休学から復学を果たした日、校門へと続く長い坂の下で思い悩んでいるところ、主人公と出会う。学校ではたくさんの困難が待ち受けていたけれど、主人公と共に頑張っていく。

 若干人見知りの気があるが、いつも一生懸命。こうと決めたら折れない強さもあるが、いつも他人のことを思いかばっている。

藤林 杏(ふじばやし きょう)

「もしさ、あんたのこと好きって娘がいたら付き合う?」

声:広橋涼

 主人公の隣のクラスの女の子。委員長をしている。

 2年生の時は、主人公と同じクラスだった。口が悪くおおざっぱな性格をしているけど、面倒見が良い。内緒で校則違反となるバイク通学中。おとなしい妹の椋とは異なり、活発なキャラクター。

一ノ瀬ことみ(いちのせ ことみ)

「今日もご本に囲まれて、しあわせ」

声:能登麻美子

 主人公の同級生で、学年トップの秀才。

 でも、授業に出ずに図書室で本を読んでいることが多い。ちょっと浮世離れしていて、会話が噛み合わないことが大半だが、人の言うことはちゃんと聞いている。

坂上智代(さかがみ ともよ)

「当然だ。付き合って、不幸になどなってたまるものか」

声:桑島法子

 主人公の学校に、この春から編入してきた2年生の女の子。

 この学校では隠しおおせているが、実は、男が束になってもかなわないぐらい喧嘩が強い。主人公からすると年下だが、ぜんぜん年下らしくない。

伊吹風子(いぶき ふうこ)

「自分で言うのもなんですが、可愛くできました」

声:野中 藍

 主人公の通う学校の1年生。

 いつもひとりで、ナイフ片手に木片を彫っている大人しい印象の女の子。出来上がった彫刻を、できるだけたくさんの人にプレゼントしたいと思っている。

宮沢有紀寧(みやざわ ゆきね)

「それは、人の心が変わってしまったからではないでしょうか」

声:榎本温子

 忘れられた資料室に籠もっている2年生。学校のこと、町のことをよく知っている。とても礼儀正しく、主人公のことを先輩と呼ぶ。

藤林 椋(ふじばやし りょう)

「占いはあくまで占いですから」

声:神田朱未

 主人公と同じクラスの女の子。

 隣のクラスで委員長をしている姉の杏とは双子の姉妹。姉と違い、消極的で大人しいが、やっぱりクラス委員長をしている。占いが好きだけど、絶対に当たらない。

春原陽平(すのはら ようへい)

「そん時は、僕の背中はおまえに任せるぜっ」

声:阪口大助

 主人公の悪友。

 スポーツ推薦で入学してきたが、喧嘩をやらかして停学、そのまま退部に追い込まれる。それからは怠惰な学校生活を送ることに。主人公とは春原的には親友。主人公的にはパシリ(?)。

相楽美佐枝(さがら みさえ)

「ほら、あんたたちっ、自分の部屋掃除なさーーいっ!」

声:雪野五月

 春原が暮らしている学生寮の寮母。元気な姉御肌で、寮生たちのよき相談相手。主人公達の通う学校のOGでもあり、本人曰く「学生時代は清楚な美少女」だったらしい。

古河秋生(ふるかわ あきお)

「この町と、住人に幸あれ」

声:置鮎龍太郎

 渚の父。妻の早苗と共にパン屋を自営。不良少年が更生しそこねて、そのまま大人になったような性格で、口は悪くおまけに少し下品。でも、近所の人たちには好かれているらしく、暇を見つけては、近所の子供たちと野球をしている。

古河早苗(ふるかわ さなえ)

「食べてみてください、自信作ですっ」

声:井上喜久子

 渚の母。娘の渚と同じくらい子供っぽい性格で、泣き虫。パン屋の仕事を手伝う傍らで、小学生を集めて勉強を教えたりしている。

伊吹公子(いぶき こうこ)

声:皆口裕子

 風子の姉。3年前まで、同校で美術の教師をしていた。どんな人に対しても優しく接することができ、渚が学校で唯一慕っていた人物だった。

幸村俊夫(こうむら としお)

声:青野 武

 舞台となる学校に勤める教師で、1年の頃から主人公の面倒を見ている。公子さんの、教師時代の恩師でもある。

春原芽衣(すのはら めい)

声:田村ゆかり

 春原の妹。利口でちゃっかりものだけど、本当は兄思いの女の子。田舎から兄の元を訪ねたため、新しいものを見ると目を輝かせる。元ロックバンドのギター、現・電気工の芳野祐介の大ファン。

芳野祐介(よしの ゆうすけ)

声:緑川 光

 電気工の青年。かつては音楽で飯を食っていたらしい。その時の癖が残っているのか、たまにロックな魂を叫ぶ。

柊 勝平(ひいらぎ かっぺい)

声:白石涼子

 神出鬼没の少年。町の至る所に現れる。本人曰く、人生の目標は「男らしく生きること」。

岡崎直幸(おかざき なおゆき)

声:中 博史

 主人公・岡崎朋也の父親。男手一つで朋也を育てるが、朋也が高校2年生の時に些細なことで親子喧嘩をし、朋也にケガをさせてしまう。その時、意固地になった朋也は、治療を拒み、結果として右腕が肩より上に上がらなくなり、バスケのスポーツ特待生としての選手生命を絶たれてしまう。以後、直幸は息子と距離を置くようになり、また、事業にも失敗して無気力な日々を送るようになる。