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アーケード版「ストリートファイターV」ロケテストレポート!

愛用の格ゲーパッド持参で参戦! 最新筐体とDUALSHOCK 4でのプレイ感をお届け

10月5日~8日開催

会場:

タイトーステーション 新宿南口ゲームワールド店(東京都)

プラサカプコン 吉祥寺店(東京都)

名古屋レジャーランドささしま店(愛知県)

セガ 難波アビオン店(大阪府)

ラウンドワン福岡天神店(福岡県)

 東京ゲームショウ2018での電撃発表から約2週間。早くもアーケード版「ストリートファイターV」のロケーションテストが、東京・愛知・大阪・福岡でスタートした。開催期間は10月5日~8日までの3日間、2019年の本稼動に先駆けて本作に触れることができるのだ。今回、タイトーステーション 新宿南口ゲームワールド店でプレイすることができたので、その様子を伝えていきたいと思う。

USBポート標準搭載で家庭用コントローラーやお気に入りのアケコンも使える!

 開店時間の30分前にタイトーステーション 新宿南口ゲームワールド店に到着すると、天候の悪さにもかかわらず、すでに開店前から十数人の待機列が出来ており、本作の注目の高さが伺えた。

 店内に稼働していたロケテスト用の筐体数は4台あり、回転の流れも良くプレイまでの待ち時間はおよそ15分程度であった。

 アーケード「ストリートファイターV」の最大の目玉は、筐体にUSBポートが用意されており、家庭用のコントローラーが使用できるところだ。公式ホームページで発表されていた動作確認済みのコントローラーは「Razer Panthera Arcade Stick」、「REAL ARCADE PROシリーズ」、「Fighting EDGE 刃」の3種類。その他のコントローラーは動作保証はされておらず、「USB(Type A)端子接続の家庭用ゲームパッドも一部動作いたします」という一文が掲載されていた。

 筆者が今回持参したのは、愛用しているホリの格ゲー専用コントローラー「ファイティングコマンダー」と、PS4の純正コントローラーの「DUALSHOCK 4」。いずれも動作保障はされていないので動くかどうか怪しいところで、恐る恐るファイティングコマンダーを繋いだところしっかりと動き、動作を確認することができた。

【「ストリートファイターV」筐体】
USBポートを搭載した「ストリートファイターV」用筐体
ロケテストでは使用できなかったが、本稼働ではNESiCAカードに対応する様子
コンソールパネルの右端にUSBポートがあるのを確認できた。
普段筆者が「ストリートファイターV」で使用している「ファイティングコマンダー」と、検証用に「DUALSHOCK 4」も持参

「ストリートファイターV」がアーケードで遊べる喜び! しかし、まだ改善点も……

 ロケテストではCPU戦の「アーケードモード」と「トレーニングモード」の2種類から選べた。とはいっても基本は対戦台なので、店内の対戦相手とマッチングするまでの僅かな待ち時間でしかプレイすることはできない。

 キャラクターセレクト画面では、家庭用と同じDLCキャラを含む全てのキャラクターが使用可能。筆者の持ちキャラであるリュウを選択し、さっそく対戦が始まった。

 試合が開幕すると同時に思いがけないトラブルに見舞われた。何もボタンを押していないのにも関わらず勝手に弱Kのボタンが反応してしまう。キャラクターセレクト画面では気づかなかったが、ファイティングコマンダーは完全には対応していなかった様子。勝手に弱Kを出しながら奮闘するも、ガードも反応せず惨敗に終わった。

 再度列を並び直し、今度は「DUALSHOCK 4」を試すことにした。持ってきたDUALSHOCK 4を繋ぐも、こちらはウンともスンともいわず全く反応が無かった。それを見ていたメーカーのスタッフが、代わりの「DUALSHOCK 4」を貸してくれ、そちらは問題なく動作した。

 なお、「DUALSHOCK 4」でプレイした感想だが、ボタンを押した際のレスポンスや、技コマンドの入力精度などを試したところ、PS4版をプレイしたときよりも若干の入力の遅延が感じられた。

 プレイ後に開発陣から、不具合の理由を検証するため、筆者の持ってきたDUALSHOCK 4の型番を見せてほしいと頼まれた。現状では家庭用と同じ感覚でプレイするのは難しかったが、まだロケテストが始まったばかりの段階なので、これからの改善に期待したいところである。

【アーケード版をプレイして】
シーズン3のキャラクターまで全員選択可能。ロケテストの時点ではDLCのコスチュームも選ぶことができた
マッチングまでの時間はものの数十秒。すぐに対戦に突入する
これからの開発で、対応コントローラーが増えることに期待したい

 コントローラーの検証の後は、筐体のアーケードスティックでプレイすること数時間。こちらはさすがに快適そのものの操作感であった。ゲームの仕様自体はすでにPS4とPCでリリースされているものと同じだが、やはりオンラインで対戦するのと対戦相手と対面してプレイするアーケードとでは対戦の熱量が段違いだった。ギャラリーがいる中でのプレイの緊張感や、勝敗の結果に一喜一憂したりと、プレーヤーたちの熱を肌で感じられた。

 お昼を過ぎたあたりから、開店時に比べて倍以上の長い待機列ができており、「ストリートファイターV」の根強い人気を再確認できた。次回のロケテストが行なわれた際には、家庭用コントローラーの部分がどこまで改善されるのかが気になるところである。ちなみに、今回参加したロケテストでは、コントローラーを持参していたのは確認できた限りでは筆者だけであった。

 家でいつでも手軽に遊べるオンライン対戦も素晴らしいのだが、1990年代の格ゲーブームを通った世代としては過去のゲームセンターの勢いを取り戻してもらいたいと思っている。2019年に本稼動を予定している「ストリートファイターV」、アーケード版の稼動をきっかけに格ゲープレーヤーの人口がさらに増えることを期待したい。

【標準アーケードスティック】

【スクリーンショット】